- 11月24日 東京12R ジャパンカップ(G1)
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本命馬◎ドウデュース(1人気) 1着
2週続けてG1突破!
- 11月17日 京都11R マイルCS(G1)
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本命馬◎ソウルラッシュ(4人気) 1着
難解なメンバーで本命ズバリ!
【中山金杯・最終結論】厳寒に耐え夢咲かす
2020/1/4(土)
日曜中山11R 中山金杯(G3)
◎本命馬 |
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③クレッシェンドラヴ (牡6、美浦・林厩舎、内田博騎手) |
読者の皆様、本年も当連載をよろしくお願い致します。
東西共に、馬券妙味のある金杯となりそうだ。特に中山は、過去にここで3着以内に入ったのちに、G1好走へ結び付けていった馬が意外と多い。古くはサクラローレル、グルメフロンティア、オーシャンブルー、近年ではジャスタウェイ、ラブリーデイ、ウインブライト……年始の名物レースであると共に登竜門ともなっている。
今年は、明けて6歳と高齢の部類には入ってきたが、ようやく本格化の気配が見えてきた③クレッシェンドラヴから入りたい。
年齢は重ねているものの、2,3走しては休みという使い込めない体質で、間隔を空けてくればまず崩れないタイプ。有馬記念除外はプラスに出るはずだ。そして年齢よりも消耗していない。
2014年以降、3勝、2着2回のステイゴールド産駒、母方もかつての中山冬の芝中長距離の主流だったサドラーズウェルズ系。さらに、福島の芝中距離重賞実績馬の好走が目立つ傾向にも合う。枠も良いところを引けており、材料が揃い切っている。ここを勝って、さすがにG1勝ち負けとまではいかなくとも、今年のG2常連くらいなら手が届く馬だ。
$お宝馬 |
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⑧ウインイクシード (牡6、美浦・鈴木伸厩舎、松岡騎手) |
こちらは厳寒期に産駒の激走が目立つマンハッタンカフェ産駒。さらに小回りでの安定度は抜群だ。単純に、前走で一昨年の勝ち馬と小差のレースをしているわけで、力的には足りていい。ハンデは1キロ私の想定より重いが、それだけ力量を評価されたということ。
相手上位は
⑦トリオンフ、⑤レッドローゼス。
押さえに
①テリトーリアル、⑯マイネルサーパス、⑰ザダル。
なお、お年玉というわけではないが、最後に京都金杯の注目馬も挙げておく。こちらは53キロの軽ハンデ、切れとパワーを兼備した③サウンドキアラだ。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。