- 11月17日 京都11R マイルCS(G1)
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本命馬◎ソウルラッシュ(4人気) 1着
難解なメンバーで本命ズバリ!
- 11月16日 東京11R 東スポ杯2歳S(G2)
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本命馬◎クロワデュノール(1人気) 1着
2歳戦で血統ジャッジが光る!
【シンザン記念・最終結論】名牝への序章
2020/1/11(土)
日曜京都11R シンザン記念(G3)
◎本命馬 |
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⑨ルーツドール (牝3、栗東・藤岡厩舎、川田騎手) |
名馬輩出レースとして存在意義がとても高いレース。ジェンティルドンナ、アーモンドアイなどの勝ち馬のみならず、視野を広げて出走馬全体を見渡しても、オルフェーヴルやモーリスのようにその後出世、いや競馬史になお刻む馬に羽ばたく例が続く。今年もそんな例に加わろうとする逸材が現れた。⑨ルーツドールである。
言わずと知れたことで、繰り返しも意味がないのだが、フィエールマンの半妹という良血。加えて新馬戦の勝ちタイムは、同日古馬1600万と0秒2差。直線は全く追われておらず、素材の高さは間違いなく一級品だ。時計自体は高速馬場の恩恵ではあるが、1600万との比較でその能力は歴然としている。テンが流れたレースだったこともその価値を押し上げる。名牝物語の幕開けを期待したい。
$お宝馬 |
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⑧カバジェーロ (牡3、栗東・橋口厩舎、北村友騎手) |
目下2年連続制覇しているロードカナロア産駒。今年はこの馬だけだ。加えて母の父は京都外回りでこそのダンスインザダーク。1400mの前走の内容は低かったが、外回りで距離が延びれば話は別だ。
相手上位は
⑤オーマイダーリン、④タガノビューティ―。
押さえに
①サンクテュエール、⑥プリンスリターン。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。