- 11月9日 東京11R 武蔵野S(G1)
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本命馬◎エンペラーワケア(1人気) 1着
初の距離も「不安なし」断言!
- 11月3日 東京11R AR共和国杯(G2)
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お宝馬$タイセイフェリーク(6人気) 3着
格上挑戦で自信の推奨!
【弥生賞・最終結論】勝つのは必然?賞金獲得が大命題
2020/3/7(土)
日曜中山11R 弥生賞ディープインパクト記念(G2)
◎本命馬 |
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①サトノフラッグ (牡3、美浦・国枝厩舎、武豊騎手) |
ディープインパクト自身が勝ち、産駒が目下4連勝中という、まさにその名を記念するにふさわしいレース。その初年度、唯一出走してきた同産駒が勝つのは必然?かもしれない。①サトノフラッグである。
前走の勝ちタイムは、単純比較でホープフルSと同じ。馬場差を踏まえると、さすがに4着あたり該当だと思うが、ワーケアとは互角とみていい内容だった。ここまで破った相手が手薄という懸念は、この点で払拭できると考える。
もう1つは道悪になった場合だが、重馬場の新馬戦で沈んだことから不安がないわけではない。ただ、当時は馬が全く仕上がっておらず、道悪だけが敗因ではないとみる。南米牝系は概してパワーに欠けるが、この馬の母父は、昭和50年代の日本競馬で道悪得意の産駒を輩出したフォルティノの系譜。まだ苦手と決めつけることはできない。
賞金的に、ここで権利を取らないと皐月賞出走は厳しくなるし、また連対して賞金を積まないと、ダービー出走も険しくなる。ここは悪くても2着が命題だろう。鞍上を信じるのみだ。
$お宝馬 |
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②エンデュミオン (牡3、栗東・清水久厩舎、田中勝騎手) |
人気馬から入るので、ここは思い切った人気薄を推したい。
できれば馬場が渋ってほしい1頭。父ヴィクトワールピサはこのレースと皐月賞を連勝し、父の父ネオユニヴァースは皐月賞を勝っている。当該コースと相性がとても良い上に、ダート牝系でパワー十分。阪神2000mの未勝利戦勝ちの時計は、同日の3勝クラスを0秒2上回った。いくら古馬戦がスローだったとはいえ、これは相応の価値がある。
前走は反動で坂路急仕上げに留まり大敗したが、今回は本来のCWでビッチリ追っている。激走を期待したい。
相手上位は
⑧ワーケア、⑩オーソリティ。
押さえに
⑥ウインカーネリアン。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。