- 11月17日 京都11R マイルCS(G1)
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本命馬◎ソウルラッシュ(4人気) 1着
難解なメンバーで本命ズバリ!
- 11月16日 東京11R 東スポ杯2歳S(G2)
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本命馬◎クロワデュノール(1人気) 1着
2歳戦で血統ジャッジが光る!
【高松宮記念・最終結論】完全王者への道
2020/3/28(土)
日曜中京11R 高松宮記念(G1)
◎本命馬 |
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⑨タワーオブロンドン (牡5、美浦・藤沢和厩舎、福永騎手) |
G1馬が6頭も揃った豪華版の高松宮記念。マイルのタイトルホースが一斉にエントリーしたことで、レースに厚みが増した。
スプリンターズSよりもパワーが問われるとはいえ、そこはスプリントの頂点を決める戦い。1200mを主戦場としてきた馬に一日の長があるとみる。
中京向きのパワー、渋りの残る馬場を踏まえると、スプリンターズSの覇者⑨タワーオブロンドンを信頼する。短距離馬の中ではやはり最も死角が少ない。本来ならもっと人気が集中するはずが、乗り替わりとメンバーの豪華さでそこそこ妙味あるオッズになるだろう。
父は快速系の血統で、一本調子のスピードがあるゴーンウエストのライン。そして母方は重厚な欧州中距離血統で、この配合が一介のスピード馬で終わらせていないポイントとなっている。母系が父の速さを下支えするオーソドックスなパターン。なお馬場が渋ったらむしろプラスになるくらいだ。
前走はスタートをミスしたあと、内で詰まった。またいかにも叩き台という太目の作り。今回は一変してくるはずだ。唯一の懸念は乗り慣れた鞍上がいないことくらい。
$お宝馬 |
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⑦グルーヴィット (牡4、栗東・松永幹厩舎、岩田康騎手) |
穴には思い切ったところを指名することにした。こちらはマイル路線からとなるが、マイルで結果を出している馬ではなく、近走は好位で一杯になるケースが目立ってからの転向だけに、距離短縮で狙うならこういうパターンで妙味が出る。
中京自体への適性は疑う余地がなく、また母方がエアグルーヴ一族の良血。こちらも父がスピード型、母が王道中距離系という配合となる。渋っても問題なし。初ブリンカーでもあり、変わり身要素はある。
相手上位は
⑭モズアスコット、⑧グランアレグリア。
押さえに
⑥ダノンスマッシュ、⑰シヴァージ、⑫セイウンコウセイ。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。