- 11月3日 東京11R AR共和国杯(G2)
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お宝馬$タイセイフェリーク(6人気) 3着
格上挑戦でも自信の推奨!
- 10月20日 京都11R 菊花賞(G1)
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お宝馬$アドマイヤテラ(7人気) 3着
「距離に不安なし」の太鼓判!
【天皇賞・春 最終結論】高らかな復活の狼煙を
2020/5/2(土)
日曜京都11R 天皇賞・春(G1)
◎本命馬 |
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⑭フィエールマン (牡5、美浦・手塚厩舎、ルメール騎手) |
3000m級のレースには、やはりスタミナの埋蔵量は大事だが、菊花賞や天皇賞といったG1までいくと、後半におけるスピードの持続力も兼備していないと勝ち負けは厳しい。さらにいくら血統的にスタミナ、スピードがあっても、騎手の指示にスムーズに従える操縦性の高さも必要なのはいうまでもない。
もろもろ考えると、去年個人的に対抗評価とした⑭フィエールマンの連覇とみた。
その去年はスタミナが不安視されていたが、母方がスーパークリークと同父系で、さらに母の母には欧州スタミナ血統が絡みついた生粋のスタミナ配合で全く問題なしとした。スーパークリークはスピードも兼備していた上に、父がディープインパクトだから、重厚なだけのスタミナ馬ではないことも当然だ。
前走の有馬記念では、極悪馬場の凱旋門賞大敗から間がなく、最悪のコンディションだったとみたが、それでもマクって勝ちに動き4着には驚いた。やはり地力は現役トップクラス。大外枠も操縦性の高さから気にならない。堂々、1年ぶりの勝利で復活宣言を。
$お宝馬 |
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⑥スティッフェリオ (牡6、栗東・音無厩舎、北村友騎手) |
かつてはトニービンがキーだった天皇賞・春だが、近年勝ち切りという点で凌いでいるのがステイゴールドだ。同産駒は4勝、3着1回。スティッフェリオの血統配合はやや重厚過ぎるが、福島記念を史上3位のタイムで快勝しており、スピード要素も持っている。勝ち切りまでは難しいが、馬券圏なら期待できる。
相手上位は、去年は本番前に3000m以上のレースを走り過ぎていた⑦ユーキャンスマイル。今年のローテなら大丈夫だ。逆転の可能性もある。
あとは全て押さえで①モズベッロ、以下複穴の期待を込めて⑨ミライヘノツバサ、⑫シルヴァンシャー。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。