- 11月17日 京都11R マイルCS(G1)
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本命馬◎ソウルラッシュ(4人気) 1着
難解なメンバーで本命ズバリ!
- 11月16日 東京11R 東スポ杯2歳S(G2)
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本命馬◎クロワデュノール(1人気) 1着
2歳戦で血統ジャッジが光る!
【ヴィクトリアマイル 最終結論】鉄壁2強に隙はある!
2020/5/16(土)
日曜東京11R ヴィクトリアマイル(G1)
◎本命馬 |
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⑯ノームコア (牝5、美浦・萩原厩舎、横山典騎手) |
府中は土曜に雨は降ったが、馬場を叩くほどのものではなく、日曜が好天なら影響は出ない。高速とまではいかなくても、通常の良馬場に回復しそう。となれば、中団あたりまでの位置で直線に入る馬でないと厳しいだろう。これが前提。
そして最も大きなテーマは、アーモンドアイとラヴズオンリーユーの扱いだ。アーモンドアイは久々には問題ないが、今回は望んで間隔を空けたわけではない。仕上げては緩めてまた仕上げというのは、なかなか酷だ。加えて昨年末以降の運の悪さも気になる。また血統から見ると、距離適性は母の血を出すロードカナロアという点から見ると、今はマイルは短いかも。
ラヴズオンリーユーは、アーモンドアイよりさらに間隔が空く。全兄を思えば、やはりマイルは短い。キャリアも浅い馬にG1でこの枠は痛い。
狙うは去年の覇者⑯ノームコア。このレースは過去10年で5頭が複数回3着以内に入っているリピーターレース。前走はいかにも叩き、ここを目指してしっかり仕上がった。
牝馬の方が出世する牝系、自在性と器用さあり。産駒のキャラクターは母の父に左右される傾向のあるハービンジャーだけに、この馬の資質はクロフネ寄りかもしれない。どんどん加速する脚で、中団やや前あたりからキッチリ差し切る。
$お宝馬 |
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⑰コントラチェック (牝4、美浦・藤沢和厩舎、武豊騎手) |
本来は、ディメンシオンに最も期待していたのだが取り消し。そこで、同じディープインパクト産駒で、これも同じくこのレースで好走例が目立つ「母父欧州血統」との配合馬からこの馬を穴に指名。逃げる馬が見当たらず、外から武豊が主張すればすんなりハナだろう。前走は道悪と休み明けで度外視。今や完全にマイラーだ。
相手筆頭はやはり⑫アーモンドアイ。そして⑤プリモシーン。
押さえに
②ビーチサンバ、⑭スカーレットカラー。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。