- 12月15日 京都11R 朝日杯FS(G1)
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本命馬◎ミュージアムマイル(2人気) 2着
見事にハマった「連軸推し」!
- 12月7日 中京11R 中日新聞杯(G3)
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本命馬◎ロードデルレイ(1人気) 2着
馬券のチャンスを見逃さない!
【オークス 最終結論】苦い記憶を栄光へ繋げる
2020/5/23(土)
日曜東京11R オークス(G1)
◎本命馬 |
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②クラヴァシュドール (牝3、栗東・中内田厩舎、デムーロ騎手) |
桜花賞でみせたデアリングタクトの強さは絶対的にも思えるが、東京はどうやら雨が降らず、東京は先週同様高速化しそう。となると、この馬の適性とは逆であるようにも思う。そんな馬場への適性ならデゼル。血統もディープにフランスの2冠牝馬を母に持つわけで、ここからとも考えたが、短期間に2度の輸送と、キャリアがない馬の最内枠はさすがに少し怖い。
悩んだ末に、桜花賞で本命を打った②クラヴァシュドールを、もう一度信じることにした。
強い相手に惜敗のキャリアを積んできた経験値は、2強を上回る。前走は言うまでもなく、3角で5馬身は後退させられた大きな不利がすべて。あれがなければ、2着はあったはずだ。むしろあれだけの不利で戦意を失わず、最も馬場の悪かった内を伸びてきた勝負根性は特筆もの。
ハーツクライ×ジャイアンツコーズウェイなら、距離には全く不安なし。高速馬場はデアリングタクト同様、歓迎ではない血統だが、2歳秋のマイルでサリオス相手に1分32秒9なら、2400での高速馬場にも対応できるだろう。位置取りは先行後ろが取れるし、枠も最高だ。
距離に不安なくとも、ハーツクライ産駒とオークスの相性は良くないのだが、それ以外はすべて順風が吹いてきた。新馬戦以来の勝利を大舞台で飾ってほしい。
$お宝馬 |
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⑤ホウオウピースフル (牝3、美浦・大竹厩舎、内田博騎手) |
人気薄めから選ぶとすれば、桜花賞大敗組か別路線負け組からとなる。今年の桜花賞で完敗した組には、血統的に上がり目が見えない。トライアル組からは、1800m以上なら底を見せていないこの馬だ。
前走は狭くなったところを割ってよく伸びた。言うまでもなくブラストワンピースの半妹の良血、近親にはアルナスラインもいる中距離型良血だ、強いクロスが数本入っているだけに折り合いはカギだが、内枠で馬をなだめて運べれば。
相手上位は
①デゼル、④デアリングタクト。
押さえに
⑰マルターズディオサ、⑯ウインマリリン、⑧スマイルカナ。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。