水上学の血統トレジャーハンティング

日曜福島11R ラジオNIKKEI賞(G3)

◎本命馬
②ディープキング
(牡3、栗東・藤原英厩舎、戸崎騎手)

土曜午後から雨の福島。日曜も午後からは本降りとなる予報で、おそらく重馬場となるだろう。加えて小回りなので、そちらへの適性も求められる。

兼備しているのが②ディープキングとみる。意外かもしれないが、ディープインパクト産駒は福島の芝1800mや2000mは得意としており、特にラジオNIKKEI賞では4勝、2着1回を挙げている。コースやレースの適性は問題なしだ。

道悪についてだが、全姉サトノダムゼルは3歳夏という遅いデビューから3連勝、そこには重馬場が2つ含まれている。また全兄にはサトノキングダムがいて、こちらは唯一の道悪は大敗しているが、それがラストランとなっていて、ノーカウントと判断する。ダムゼルの戦績、そしてドイツ牝系から判断して、道悪も大丈夫とみる。

ディープキング自身も道悪は1走し完敗だが、これが2歳秋の新馬戦だから無視していい。今の時期なら、道悪もこなすはずだ。何より半兄アニマルキングダムは北米ダービー馬にしてドバイWC勝ち馬という世界的良血。

またサトノキングダムは 2歳年末デビューで勝利は3歳になってから、また同じ福島1800mを勝ってオープン入りしていた。そしてサトノダムゼルは前述のとおりであり、晩成血統なのも確実。まさに今から本格化していくタイプだろう。トップハンデより2キロ軽いのも大きい。器用なので内枠もプラス、ここはチャンス大だ。

$お宝馬
①バビット
(牡3、栗東・浜田厩舎、団野騎手)

小回り巧者の産駒が多く、芝道悪巧者の産駒も珍しくないナカヤマフェスタの子。母の父タイキシャトルも道悪で大きな後押しとなる。逃げ脚質がやや気になり本命にはしなかったが、馬群がバラけたり、他の同脚質馬が道悪を苦にしたりした場合は楽な流れも予測され、お宝馬に指名する。

相手上位は ⑨パラスアテナ⑪バンサラッサ。 押さえに ④コンドゥクシオン⑤サクラトゥジュール③アルサトワ⑫ルリアン⑦ベレヌス。人気になるであろうグレイトオーサーを軽視し、その分手広くいきたい。

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