- 12月15日 京都11R 朝日杯FS(G1)
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本命馬◎ミュージアムマイル(2人気) 2着
見事にハマった「連軸推し」!
- 12月7日 中京11R 中日新聞杯(G3)
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本命馬◎ロードデルレイ(1人気) 2着
馬券のチャンスを見逃さない!
【小倉記念 最終結論】猛暑に誓う大器晩成
2020/8/15(土)
土曜小倉11R 小倉記念(G3)
◎本命馬 |
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⑭ランブリングアレー (牝4、栗東・友道厩舎、武豊騎手) |
開幕週から連日猛暑日の予報が出ている小倉開催。加えて小回りのハンデ戦とくれば、適性とコンディションがまず重要。そこに素質の高さが加われば、死角はかなり少なくなる。⑭ランブリングアレーはまさにこれらに該当する、本命にふさわしい馬だ。
近年増えてきた小回り型ディープ産駒の1頭ともいえるタイプで、同産駒はこのレース2勝、2着3回。ランブリングアレーは揉まれ弱いのか、少頭数や外寄り枠がベターで、それ以外では外へ出せた方が走ることを考えると、この枠は歓迎。
叔父に平坦コースは天才的に巧く、このレースでも2着しているトーセンラー、秋の天皇賞馬スピルバーグ、伯父に北米の活躍馬で、ラッキーライラックの母の父として知られるフラワーアレイがいる名門。血に秘めたスケールはかなり大きなもので、本格化すれば一気に階段を昇る可能性がある。クロノジェネシスを頂点とした中距離の牝馬戦線に、看板が一枚加わることを期待したい。
$お宝馬 |
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③アールスター (牡5、栗東・杉山晴厩舎、長岡騎手) |
本来は、このレースと相性の良いトニービンの血を持つ②ミスディレクションにしようと思ったが、想定していた以上に人気になりそうだ。ならばもっと思い切った馬をお宝にすべく、格上挑戦であっても③アールスターを指名した。
ディープ、トニービンに次ぐこのレースのキーとなるのはステイゴールドの血で、勝利こそ1回だが、3着が2回、またステイゴールドの近親ベルーフが2度2着となっている。この馬の母父はステイゴールドの伯父サッカーボーイだ。
そして父ロードカナロアは、母方の適性を強く出す傾向があるのだが、サッカーボーイの産駒たちは平坦コースでよく走ったし夏場も得意。加えてアールスターの牝系は、夏の野芝に強い在来牝系だ。53キロはやや見込まれたが、3着以内に飛び込む可能性はあるとみる。
相手上位は
②ミスディレクション、①ノーブルマーズ、⑩レイホーロマンス。
押さえに
⑧サマーセント、⑫ショウナンパルディ、⑥サラス、⑪サトノルークスと手広く。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。