- 12月15日 京都11R 朝日杯FS(G1)
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本命馬◎ミュージアムマイル(2人気) 2着
見事にハマった「連軸推し」!
- 12月7日 中京11R 中日新聞杯(G3)
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本命馬◎ロードデルレイ(1人気) 2着
馬券のチャンスを見逃さない!
【札幌記念 最終結論】仁川の無念は北都で晴らす
2020/8/22(土)
日曜札幌11R 札幌記念(G2)
◎本命馬 |
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⑥ラッキーライラック (牝5、栗東・松永幹厩舎、Mデムーロ騎手) |
近1年以内のG1勝ち馬はラッキーライラックだけ。裏函がないこともあり、いささか小粒の感は否めない今年の札幌記念。ここはその⑥ラッキーライラックで負けられない鞍だろう。
宝塚記念は、レース直後の報道によれば、4角で外傷を負ったとのこと。前にいた馬に厳しかった展開を思えば、早めに動いて、かつアクシデントがあっての6着はよく頑張っている。勝ち馬からは離れたが、3着モズベッロとの差は小さい。
また、札幌記念では母の父がダート系統の種牡馬の馬の好走例が多いのだが、フォーティナイナーのラインでしっかり合致する。もちろん父は洋芝適性の高いステイゴールドの系統だ。
秋はエリザベス女王杯連覇が目標と聞くが、どこで邂逅するにせよ、4歳、3歳のあの女帝たちと相まみえるまでは、無様な姿は見せられない。
$お宝馬 |
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⑨イェッツト (牡5、美浦・金成厩舎、横山武騎手) |
このレースの最大の楽しみは相手探しだ。先週のアールスターに次ぐ格上挑戦激走の流れや、絶好調の鞍上で妙な人気にならないことを願いつつ、この馬を推す。小倉記念と違って別定戦だけに、斤量で軽視されてほしい。
最大の根拠は、札幌記念血統ともいえるこの組成だ。だからこそ陣営も、来週の自己条件ではなくここに使ってきたのだろう。父カンパニーはご存じ晩成の大物だったが、血統組成は2011年の勝ち馬トーセンジョーダンとほぼ同じ。そしてイェッツト自身の一族には、2006年に3歳でこのレースを勝ったアドマイヤムーンがいる。スローでは切れ負けするケースが目立っていたが、厳しい流れの方が本来の力が活きるタイプ。今年の手薄なメンバーなら、馬券圏突入を期待したい。
相手上位は
⑦ブラックホール。
押さえに
①ノームコア、③トーセンスーリヤ、⑪アドマイヤジャスタ。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。