- 11月17日 京都11R マイルCS(G1)
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本命馬◎ソウルラッシュ(4人気) 1着
難解なメンバーで本命ズバリ!
- 11月16日 東京11R 東スポ杯2歳S(G2)
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本命馬◎クロワデュノール(1人気) 1着
2歳戦で血統ジャッジが光る!
【スワンS】ダート適性重要な一戦
2020/10/30(金)
土曜京都11R スワンステークス(G2)
◎本命馬 |
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⑭アルーシャ (牝5、藤沢和厩舎、武豊騎手) |
芝1400mは、場を問わずダート血統の要素が入っている馬が走りやすいというのは、やっと広く知られるところとなった。ダート競馬はパワーで脚を維持することが重要で、ラップの上下が出にくい芝1400mのレース構成と似てくることが多い。その辺が、ダート血統を反映している理由なのではないか。
スワンステークスでは特にその傾向が強く、近5年で3着以内に入った馬の中で、父母双方がダート血統なのはアルビアーノ、エイシンスパルタン。母の父がダート血統なのはサトノアラジン、サングレーザー、ヒルノデイバロー、モズアスコット、マイスタイル。
軸は、近10年5連対のディープインパクト産駒、かつ母の父がダートの大種牡馬タピットという⑭アルーシャだ。この組み合わせはグランアレグリアとも同じ。別にグランは1400mベストではないと思うが、阪神カップの圧倒ぶりはこの血統背景も一因だろう。外目の枠を引けたのもいい。唯一の懸念材料は遠征競馬だが、そこをクリアできれば、ここでも勝ち負けできるはずだ。
$お宝馬 |
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⑥シヴァージ (牡5、栗東・野中厩舎、藤岡佑騎手) |
前述した好走例では、ダートで台頭した後、芝短距離に転じて結果を出している点でヒルノデイバロー型か。そして血統組成はアルビアーノに似た感じのタイプ。叩き2走目の安定ぶり、差しが決まりやすく、時計の掛かっている馬場。好走の条件は揃っており、1400mでもチャンスはある。
相手上位は
②アドマイヤマーズ、⑩ボンセルヴィーソ、⑨カテドラル。
押さえに
①サウンドキアラ、⑯ステルヴィオ。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。