- 11月17日 京都11R マイルCS(G1)
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本命馬◎ソウルラッシュ(4人気) 1着
難解なメンバーで本命ズバリ!
- 11月16日 東京11R 東スポ杯2歳S(G2)
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本命馬◎クロワデュノール(1人気) 1着
2歳戦で血統ジャッジが光る!
【ファンタジーS】晩秋にも咲く可憐な花
2020/11/6(金)
土曜阪神11R ファンタジーステークス(G3)
◎本命馬 |
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④サルビア (牝2、栗東・鈴木孝厩舎、幸騎手) |
今年は阪神で行われる。京都外回りとは異なり、直線が短く急坂がゴール前に控えている。例年、芝1400mだけにダートの血統要素が必要なレースではあるのだが、今年はダートよりも、芝の深いところをこなすような「重さ」が欲しい。そこで指名するのが④サルビアだ。
ダイワメジャー産駒は急坂コースの短距離重賞に強い。当該コースで行われるG2中のG2、阪神カップではダイワマッジョーレやコパノリチャード、スターオブペルシャ、メイショウショウブなどが2,3着となり、同舞台のG3阪急杯では、そのダイワとコパノが勝ち、オリービンも3着となっている。加えて名うての早熟型種牡馬で、牝馬産駒の多くは2歳から3歳上半期にピークを迎えることが多い。
さらにサルビアの場合は、母がドイツ牝系で独1000ギニー馬。サドラーズウェルズ×ヌレイエフ×ニジンスキーというゴリゴリの欧州配合で、重厚さも十分。半兄アンブロークンは新潟2歳S2着と完成も早い。血統からはかなり強く推せる軸だ。
$お宝馬 |
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⑪セレッソフレイム (牝2、栗東・服部厩舎、小牧太騎手) |
パイロ産駒だけに、ダート血統ではあるのだが、パイロの子は2歳の内なら芝短距離はむしろ得意としている。さらに、母の父がダイワメジャー。配合に欧州的要素は薄く、連下までだとは思うが、ヨカヨカの人気と着差を考えると、2走前を見ればここまで支持に違いがあるのは、むしろ妙味と考えたい。穴で指名。
相手上位は
⑨ラヴケリー、⑥オパールムーン。
押さえに
⑩メイケイエール、⑤ミニーアイル。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。