
- 4月20日 中山11R 皐月賞(G1)
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本命馬◎クロワデュノール(1人気) 2着
血統に基づく堅実な結果!
- 4月19日 阪神11R アンタレスS(G3)
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本命馬◎ミッキーファイト(1人気) 1着
譲れない一戦で強さを見せた!
スプリングS
2012/3/12(月)
スプリングS
2012/3/12
★【前週推奨馬回顧】
★3月9日(土) 中山10R サンシャインS◎本命馬 クリールカイザー 2番人気 1着逃げるとは思わなかったが、何とかしのぎ切った。これでオープン入り。ローカル重賞なら狙える器だ。
$お宝馬 メイショウジンム 10番人気 7着 もう少し前に出していければというところもあったが、控えてジワジワ伸びるという競馬になっていた。仕方ない。
★3月10日(日) 中山11R 中山牝馬S(G3)◎本命馬 オメガハートランド 4番人気 4着馬混みでモマれまくった。厳しいレースになり、直線も隙間を狙って隣の馬とこすりあう激しい競馬、ゴール前までシッカリ伸びたが前とは差。同じような位置に居ながらスムースに外を回して抜け出した勝ち馬に離された。今日のところは仕方ない。ただ難を言えば、位置取りが悪い。
$お宝馬 アイスフォーリス 10番人気 7着 後方からダラッと回っただけになってしまった。スローなのに後ろからの競馬になったのも残念。
★【今週のポイント】
何度も書いていることだが、トライアルでは、すでに本番出走の賞金を確定させている馬は割り引く必要がある。今年もまさにそうで、該当馬がコロコロ負けている。八分の段階でトライアルを勝てる馬がいたら、それは取りも直さず、仕上げれば本番は確実に勝ち負けになるレベルということだ。
ここでも、ロゴタイプ、フェイムゲーム、タマモベストプレイは賞金持ちの馬たち。先述の状況に加えて、ロゴタイプには距離、タマモには初輸送と坂という課題もある。
やはり中心は、収得賞金900万、あるいはボーダーである1150万の馬から選びたい。
中山記念、中山牝馬S同様、血統面では母方のパワー。良馬場濃厚なので、ダート要素を含む馬を上位に考えるつもりだ。
★【次回の狙い馬】
日曜・中山10R 7着 メジャーストリート⇒最内枠で外から寄られ、位置取りが悪くなる。外へ出したがそこでも前が壁になり、内へ入れ直すという苦心の競馬。それで勝ち馬から0秒3差ならよく走った。
次走がダービー卿CTなら、スムーズな競馬ができれば一発ある。ダイワメジャー産駒で中山マイルが悪いはずがない。
土曜・中山5R 1着 マンインザムーン⇒スタートでポンと出て、スンナリ下げて折り合い、また伸びるという味な競馬。着差はわずかだが、素晴らしい勝負根性も見せた。チチカステナンゴ産駒からやっと一流馬が出そうな気配。
母がダンスインザムードなら、さもありなんだが、このセンスは昇級即通用だろう。青葉賞あたりで見てみたい。


プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。