水上学の血統トレジャーハンティング

月曜東京11R 東京スポーツ杯2歳S(G3)(芝1800m)

◎本命馬
②アヴニールマルシェ
牡2、美浦・藤沢和厩舎、北村宏騎手

表向きには2歳戦の充実と早熟路線の確定、裏では馬主に早く賞金を回収させるための、この2歳の重賞、オープン乱立のレース体系。メリットもあるが来年以降、弊害も長い目で見れば出るはず。少頭数で興趣の薄いレースが増えたのは皆さんお気づきだと思うが、その最たるものは、古馬になってからの総合的な弱体化ではないかと占うのだが…。
それはさておき、この東京スポーツ杯2歳Sはレベルの高いメンバーが揃い、これまでの意義を守り続けてくれそうだ。来年のクラシックへ直結する重要な一戦と言える。

人気が集まっても、軸は②アヴニールマルシェでいいだろう。クドクド理由を書くのも気が引けるが、上がりの速さはペース不問で、またマウントシャスタ、カミノタサハラ、ベルキャニオン兄弟のように相性の良いディープ×フレンチデピュティ配合。唯一の心配は大きく出遅れて、スローの前残りになることだが、それでも馬券は外さないだろう。

$お宝馬
⑬スワーヴジョージ

大崩れしたのは、不利のあった札幌2歳Sだけ(不利がなくとも厳しかったと見るが)。切れというより持続力で伸びてくるタイプで、レースの大勢が決した後に馬券圏に飛び込んでくるタイプでは。オッズ的には盲点になりそうで、ヒモ穴に狙いたい。

相手筆頭は③グリュイエール。以下⑨クラージュシチー⑧ジャストドゥイング⑪ソールインパクトまでが馬券対象だ。