- 11月24日 東京12R ジャパンカップ(G1)
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本命馬◎ドウデュース(1人気) 1着
2週続けてG1突破!
- 11月17日 京都11R マイルCS(G1)
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本命馬◎ソウルラッシュ(4人気) 1着
難解なメンバーで本命ズバリ!
復活の舞台は越後路で
2015/5/9(土)
日曜新潟11R 新潟大賞典(G3)(芝外2000m)
◎本命馬 |
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⑮ハギノハイブリッド 牡4、栗東・松田国厩舎、国分恭騎手 |
NHKマイルCはメガ盛り競馬新聞をご覧いただくとして、レギュラー連載では新潟大賞典を取り上げる。
人気も割れて、一見難解な一戦。しかし、ようやく復活の狼煙を揚げようとしているこの馬で迷いはない。⑮ハギノハイブリッドで勝負する。
新緑賞で時計面での高レベル勝ち、それでも賞金が足らずに京都新聞杯へ詰めて使ってこれも勝つというハードなローテを組んでまで、ダービー出走へこだわった1年前。思えばそれがこの馬にとって大きな反動となり、下半期以降を棒に振ることに繋がった。暑い夏もゆっくりとはできず、菊花賞へ向けて早めの帰厩、そして適性外の菊花賞出走と疲労ばかりが蓄積。ここまでは不運と言えば不運な競走生活だったといえる。しかし、前走でようやくこの馬らしい切れを見せてくれた。
タニノギムレット産駒は、ゴール前に急坂がなく、かつ直線の長いコースを最も得意としている。東京、京都外回り、そして今回の新潟外回りが該当するが、とりわけ、適度に時計の掛かる春の新潟の方が、夏の新潟よりも動ける。うってつけの舞台に加え、母の父は昔からローカルに強いトニービン。スティンガーをはじめとする重賞活躍馬が居並ぶ、今となってはやや古めの牝系で、野芝もハマるはずだ。
$お宝馬 |
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②クランモンタナ |
去年の新潟記念では、直線で不利を受けながらも2着。ただ今回は夏場よりも力の要る芝で、前に行く馬には苦しい舞台になっているが、この馬の粘りは名門牝系ならではのもの。加えて、寒い時期が全くダメで、この暑さは大きくプラスに出るはずだ。ゴール前の二枚腰に期待。
上位評価は①ラングレー、⑪パッションダンス、③デウスウルト、⑦マテンロウボス、押さえで⑬アズマシャトル、⑭マイネルディーン、⑥ダコール。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。