- 11月17日 京都11R マイルCS(G1)
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本命馬◎ソウルラッシュ(4人気) 1着
難解なメンバーで本命ズバリ!
- 11月16日 東京11R 東スポ杯2歳S(G2)
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本命馬◎クロワデュノール(1人気) 1着
2歳戦で血統ジャッジが光る!
予行演習を意識して
2015/10/3(土)
日曜中山10R 勝浦特別(芝1200m)
◎本命馬 |
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④スマートプラネット 牝3、美浦・和田雄厩舎、丸田騎手 |
次の11R、スプリンターズSと同じ舞台で行われる。人気馬に乗る騎手にとっては、どうしたってコースの下見、伸びどころを意識させられるのは当たり前である。さらに、無理に内へ突っ込むような騎乗をして事故に巻き込まれることも避けたいのが人情だ。もちろん馬の能力を最大限に引き出すのは当たり前で、その結果こうした勘ぐりに関係なく完勝することも多いのだが、それを踏まえた上でも、ある程度はこうした事情を斟酌すべきだと思う。
となれば、本番に騎乗のない騎手、好走の可能性の低い騎手の方が勝ちに行く騎乗をしやすいと考える。その中から抜擢したのは丸田騎手の乗る④スマートプラネットだ。
前走、休み明けで初の芝1200m戦出走。札幌の芝1200mでのフルゲート大外枠は、前に行く馬にとってかなり不利でなし崩しに脚を使わされてしまったが、0秒4差7着に粘った。1200mでも行けるスピードがあることが分かったし、そこを叩かれての上積みも当然あるはずだ。
当該コースは目下、フレンチデピュティ、ローエングリン、アドマイヤコジーン、ハービンジャーなど、『重い』血統の種牡馬が連対することが増えている。ファルブラヴ産駒に向いた芝でもあり、同産駒にはエーシンヴァーゴウ、フォーエバーマークらもいる。パワータイプのスプリンターとして期待したい。
$お宝馬 |
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⑧ハナフブキ |
1400mとはいえイントロダクションと僅差、前走も巧い競馬で瞬間的に切れた。ディープインパクト産駒にまれにいる『B級スプリンター』のパターンで、この程度の相手のハンデ戦なら昇級即通用する能力がある。
上位評価は②ダノンマッキンレー、⑦サザンライツ、③キャレモンショコラ、⑬ビヨンジオール。以下⑨プルジュオン、⑥バトルムーングロウ。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。