- 12月15日 京都11R 朝日杯FS(G1)
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本命馬◎ミュージアムマイル(2人気) 2着
見事にハマった「連軸推し」!
- 12月7日 中京11R 中日新聞杯(G3)
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本命馬◎ロードデルレイ(1人気) 2着
馬券のチャンスを見逃さない!
見かけの上がりだけでなく
2015/10/9(金)
土曜東京11R サウジアラビアロイヤルC(重賞・芝1600m)
◎本命馬 |
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⑨ハレルヤボーイ (牡2、美浦・田村厩舎、北村宏騎手) |
去年までのいちょうS。来年からは元の名前に戻るのかどうか分からないが、いちょうSは70年代から、その後の活躍馬、時には歴史的名馬を送り出すこともある重要なレース。今年も粒が揃った。
直線の長い、軽い新潟外回りで出してきた上がりの速さに目を奪われがちだが、東京の開幕週は意外とパワーが必要で、切れ味だけでは通用しない。32秒台の推定上がりを出して人気の⑪アストラエンブレム、⑫イモータルは過信せずに相手どころへ回し、ここで抜擢するのは⑨ハレルヤボーイだ。
上がりの出にくい、パワーの要る中山マイルで、2歳馬が34秒3を9月の時点で出したこと、そして追い込んで一気に1秒近く突き放したことを評価。
タフで使われながら強くなっていく在来牝系で、一族にはナリタタイセイやファイトガリバーらがいる古いもの。何より、父トーセンファントムも特別時代のこのレースの勝ち馬である。
相手上位には上記の⑪アストラエンブレム、⑫イモータル2頭に加え、同じトーセンファントム産駒の⑥ブレイブスマッシュ。連対ならここまでのマークで良いのではないだろうか。
なお、お宝馬に値するほど、人気薄に魅力ある馬が見当たらず、今回のお宝馬は「なし」とさせていただく。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。