競馬YouTuberとして一躍名を挙げ、各媒体に引っ張りだこの佐藤ワタルが、地方&海外レースを展望。若くして人並み外れた知識量、分析力を披露する。
【新潟大賞典・結論】狙え!高速上がりを使える馬!
2019/4/28(日)
まずは安堵である。昨日のプロ野球、阪神ご自慢のビシエド選手に痛打を浴びて中日ドラゴンズに敗れた我らが阪神タイガースは、今日4-2で中日を倒しリベンジを果たした。投手陣がビシエド選手をノーヒットに抑えるなど粘り、最後は糸井嘉男外野手がツーベースを放ち試合を決めた。
特筆すべきはやはりリリーフ陣だろうか。6回に登板し勝ち投手となった藤川球児投手、厳しい場面で登板するも、今日も無失点、『ミスターゼロ』ことピアース・ジョンソン投手、今年調子がいい抑えのドリス投手が中日の強竜打線をシャットアウトし流れを掴んだ。
1アウト1、2塁で登板しビシエド選手を抑えたジョンソン投手の活躍ぶりには頭が下がる。今年ジョンソン投手がいなければ、すでに借金10まであったかもしれない。4位広島カープとの差はそうないだけに、何とかくらいついて、1つずつ順位を上げていきたいところだ。
さて、月曜の中央競馬の話に移ろう。日曜の京都11R・天皇賞(春)は読み通り前半1000m通過が59.8と60秒を切ってきたことで、母父が現役時代にマイル以下に実績のあった馬がワンツー…というところまでは良かったが、該当馬の中でも評価を下げ気味だったフィエールマンとグローリーヴェイズだったのは何ともバツが悪い。もう少しスタミナ勝負になると踏んだものの、中盤が緩みに緩んだことで、中距離戦のような様相を呈してしまった。
3日間開催最終日。ゴールデンウィークのゴの字も聞こえないくらい毎日仕事の予定が入っているものの、少しは遊べるよう、少し妙味のありそうな馬券を当てたいところである。
月曜の新潟11R・新潟大賞典、舞台は新潟2000m。この舞台では新潟記念も行われるが、夏のロングラン開催の後半に行われる新潟記念と比べ、新潟大賞典は1回開催の序盤に行われることから、まだ馬場状態がいい。これは4コーナーの位置取りに影響を与え、過去5年の3着以内馬15頭のうち、4コーナーを二桁番手で通過したのは新潟大賞典…4頭、新潟記念…8頭と、大賞典のほうが極端な差しが入りにくい傾向がある。
加えて今年は逃げ馬がブラックスピネルくらいと、スローペースはほぼ確実の状態。上がり3Fは速くなるだろう。上がり3F32秒台を使ったことがあり、かつ前走4コーナーを一桁番手で追走している馬はロシュフォール、アストラエンブレム、ブラックスピネル、アウトライアーズ、ルックトゥワイスの5頭。
土曜の新潟芝は雨、風の影響があったとはいえ、外からの差しもよく効いていた。狙いを外枠に定めた場合浮上してくるのは◎ルックトゥワイスである。このレースで上がりが速くなった年はナカヤマナイトやステイインシアトルとステイゴールド産駒が好走しやすい点は魅力的。新潟外回りも(2.0.0.0)と実績を残している。
前走は2500mの日経賞。距離短縮となるが、この馬は距離短縮時(2.3.0.0)とまだ崩れていない。兄のミッキーパンプキン、インプレザリオも距離短縮は悪い馬ではなかった。外枠に厳しい展開にならなければ楽しみはある。
同じく切れる脚が使え、上がりの速い勝負を好むキングマンボ系ロシュフォールは有力。前走は落鉄した上、ジョッキーがムチを落としたクリノヤマトノオーも購入してみたい。
新潟大賞典の予想印はコチラで公開⇒
日曜の京都ダートは計6R施行されたが、その内4Rで1枠の馬が連対した。先週もそうだったように、いつもの京都ダート以上に内がいい。クラスが上がった日曜の終盤はその傾向が顕著で、10R・端午Sは1番枠の7番人気ヴァニラアイスが勝利し、12R・高瀬川特別では1枠がワンツーという割と露骨な結果となっていた。
京都11R・天王山Sは1番枠の◎タテヤマを狙いたい。京都ダート(4.2.0.4)、それ以外のダート(1.3.1.7)という京都ダート巧者で、直線に坂がないほうが伸びはいい。2走前にこの舞台の大和Sで12着だったものの、間隔も空いていたこと、ペースが速い中、内枠で中途半端な競馬になってしまった影響もある。
揉まれるとそこまで良くないところはあるが、隣のメイショウワダイコは砂を被りたくないためとにかく押していくだろうし、その後ろにスペースはできそう。あとは前が開いてくれることを祈るばかりである。
その他からは合計2R取り上げる。
まずは新潟6R・3歳未勝利の◎ブルーフェアリー。ここまで新馬戦4着、2戦目11着と結果は一息だが、初戦が外枠だったのに対し、2戦目は内枠。揉まれたことも敗因だろう。今回は新潟直線1000mの外枠。未勝利クラスの外枠であれば極端に揉まれることはない。小柄な身体付きを考えれば、直線が平坦のコースに替わる点もいい。
母スズカエンジェルはストームキャット系ハイイールド×イルグン×カポウティというアメリカ血統の集合体で、持続力が問われる新潟の直線1000mに合いそうな血統構成をしている。事実、姉のアースエンジェルはこのコースで3勝、オープンのルミエールオータムダッシュでも3着に食い込むほどこのコースと相性が良かった。一変を期待したい。
特筆すべきはやはりリリーフ陣だろうか。6回に登板し勝ち投手となった藤川球児投手、厳しい場面で登板するも、今日も無失点、『ミスターゼロ』ことピアース・ジョンソン投手、今年調子がいい抑えのドリス投手が中日の強竜打線をシャットアウトし流れを掴んだ。
1アウト1、2塁で登板しビシエド選手を抑えたジョンソン投手の活躍ぶりには頭が下がる。今年ジョンソン投手がいなければ、すでに借金10まであったかもしれない。4位広島カープとの差はそうないだけに、何とかくらいついて、1つずつ順位を上げていきたいところだ。
さて、月曜の中央競馬の話に移ろう。日曜の京都11R・天皇賞(春)は読み通り前半1000m通過が59.8と60秒を切ってきたことで、母父が現役時代にマイル以下に実績のあった馬がワンツー…というところまでは良かったが、該当馬の中でも評価を下げ気味だったフィエールマンとグローリーヴェイズだったのは何ともバツが悪い。もう少しスタミナ勝負になると踏んだものの、中盤が緩みに緩んだことで、中距離戦のような様相を呈してしまった。
3日間開催最終日。ゴールデンウィークのゴの字も聞こえないくらい毎日仕事の予定が入っているものの、少しは遊べるよう、少し妙味のありそうな馬券を当てたいところである。
月曜の新潟11R・新潟大賞典、舞台は新潟2000m。この舞台では新潟記念も行われるが、夏のロングラン開催の後半に行われる新潟記念と比べ、新潟大賞典は1回開催の序盤に行われることから、まだ馬場状態がいい。これは4コーナーの位置取りに影響を与え、過去5年の3着以内馬15頭のうち、4コーナーを二桁番手で通過したのは新潟大賞典…4頭、新潟記念…8頭と、大賞典のほうが極端な差しが入りにくい傾向がある。
加えて今年は逃げ馬がブラックスピネルくらいと、スローペースはほぼ確実の状態。上がり3Fは速くなるだろう。上がり3F32秒台を使ったことがあり、かつ前走4コーナーを一桁番手で追走している馬はロシュフォール、アストラエンブレム、ブラックスピネル、アウトライアーズ、ルックトゥワイスの5頭。
土曜の新潟芝は雨、風の影響があったとはいえ、外からの差しもよく効いていた。狙いを外枠に定めた場合浮上してくるのは◎ルックトゥワイスである。このレースで上がりが速くなった年はナカヤマナイトやステイインシアトルとステイゴールド産駒が好走しやすい点は魅力的。新潟外回りも(2.0.0.0)と実績を残している。
前走は2500mの日経賞。距離短縮となるが、この馬は距離短縮時(2.3.0.0)とまだ崩れていない。兄のミッキーパンプキン、インプレザリオも距離短縮は悪い馬ではなかった。外枠に厳しい展開にならなければ楽しみはある。
同じく切れる脚が使え、上がりの速い勝負を好むキングマンボ系ロシュフォールは有力。前走は落鉄した上、ジョッキーがムチを落としたクリノヤマトノオーも購入してみたい。
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日曜の京都ダートは計6R施行されたが、その内4Rで1枠の馬が連対した。先週もそうだったように、いつもの京都ダート以上に内がいい。クラスが上がった日曜の終盤はその傾向が顕著で、10R・端午Sは1番枠の7番人気ヴァニラアイスが勝利し、12R・高瀬川特別では1枠がワンツーという割と露骨な結果となっていた。
京都11R・天王山Sは1番枠の◎タテヤマを狙いたい。京都ダート(4.2.0.4)、それ以外のダート(1.3.1.7)という京都ダート巧者で、直線に坂がないほうが伸びはいい。2走前にこの舞台の大和Sで12着だったものの、間隔も空いていたこと、ペースが速い中、内枠で中途半端な競馬になってしまった影響もある。
揉まれるとそこまで良くないところはあるが、隣のメイショウワダイコは砂を被りたくないためとにかく押していくだろうし、その後ろにスペースはできそう。あとは前が開いてくれることを祈るばかりである。
その他からは合計2R取り上げる。
まずは新潟6R・3歳未勝利の◎ブルーフェアリー。ここまで新馬戦4着、2戦目11着と結果は一息だが、初戦が外枠だったのに対し、2戦目は内枠。揉まれたことも敗因だろう。今回は新潟直線1000mの外枠。未勝利クラスの外枠であれば極端に揉まれることはない。小柄な身体付きを考えれば、直線が平坦のコースに替わる点もいい。
母スズカエンジェルはストームキャット系ハイイールド×イルグン×カポウティというアメリカ血統の集合体で、持続力が問われる新潟の直線1000mに合いそうな血統構成をしている。事実、姉のアースエンジェルはこのコースで3勝、オープンのルミエールオータムダッシュでも3着に食い込むほどこのコースと相性が良かった。一変を期待したい。
新潟8R・4歳上500万の予想は
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プロフィール
佐藤ワタル - Wataru Sato
1990年山形県生まれ。アグネスフライトの日本ダービーを偶然テレビで観戦して以降、中学生、高校生、大学生と勉学に勤しむ時期を全て競馬に費やした競馬ライター。『365日競馬する』を目標に中央、地方、海外競馬の研究を重ねている。ジャンルを問わない知識は、一部関係者に『コンビニ』とまで評されている。早稲田大学競馬サークル『お馬の会』会長時代に学生競馬団体『うまカレ』を立ち上げたり、北海道の牧場などに足繁く通うなど、若手らしい行動力を武器に、今日も競馬を様々な角度から楽しみ尽くしている。現在はサラブレ、一口クラブ会報などでも執筆中。血統派で大の阪神ファン。甘党でもある。