• JBCレディスクラシック
    (G1・ダート1860m)
    11月4日 16:40発走 佐賀競馬場

    佐賀競馬場

    出走馬&展望

    キャリックアリード
    現在急成長中の1頭。なかなか交流重賞を使えず大井に転入したところ、水があったのか次第に良くなり始め、エンプレス杯はオーサムリザルトから0.5秒差の3着、スパーキングレディーCはアーテルアストレアから0.1秒差の2着に入るなど中央馬相手でも遜色ないところまできている。距離延長は問題なし。地方所属として妙味がありそうな今回は狙ってみたい。

    前走は休み明けのレディスプレリュードを勝って実力を示した。小幅な距離延長もまったく問題がない馬で、近走3着以内を外したのは牡馬相手の時くらい。牝馬限定で他馬と同じ斤量の今回は大威張りできそうだ。

    休み明けで57kgを背負っていた前走レディスプレリュードに対し、今回は一叩きして55kgと条件が良化している。同型との兼ね合いは鍵になってくるものの、外目の枠からジワっといけそうなのは好都合。昨年大井で行われたこのレースの覇者の意地を見せたい。

    前走のマリーンCはアンモシエラとアンデスビエントが競り合う形になったことで、展開に恵まれた部分は正直ある。安定感があり、厳しいラップに対応する能力は高いものの、古馬相手となると前走ほど簡単にはいかないのではないか。53kgは歓迎。

    器用な馬で、園田1870mの兵庫女王盃を勝っているように小回り適性は高い。ここ3走は距離が若干短かったり、コースが合わなかったりした部分はあった。小回りの佐賀ならもう一押しがあっても。

  • JBCスプリント
    (G1・ダート1400m)
    11月4日 17:20発走 佐賀競馬場

    佐賀競馬場

    出走馬&展望

    イグナイター
    昨年、大井1200mで開催されたJBCスプリントの覇者。ただし1400mも問題ない馬で、この距離延長はこなせる。今年まだ勝ち星はないものの、距離が長かったフェブラリーS、海外遠征だったドバイゴールデンシャヒーン、そして休み明けの前走東京盃といずれも敗因はある。叩き2戦目の前進に期待。

    ダート1200m重賞を連勝中。前走の東京盃は初の古馬相手ももろともせずに勝ち切った。ただし展開を考えれば若干恵まれたところもありそうで、今回は古馬と1kg差、しかもコーナー4つの佐賀に距離が変わることを考えると、ここは評価が少し落ちる。

    コースを問わず好走する器用なタイプで、佐賀でも2年前にサマーチャンピオンを勝った実績があるのが心強い。一時期の不振を完全に脱却し、今回は休み明けを叩いたことに加えて前走から斤量減となる。距離延長した今回はチカッパとの逆転も可能と見た。

    アラジンバローズ
    2走前のサマーチャンピオンはハイペースにも恵まれたとはいえ、早めに動いて後続を完封する好内容だった。南部杯も離されたとはいえ5着で、中央時代に使われていた距離は少し長かった可能性がある。今回距離短縮となるのは好材料。巻き返しに期待。

    2走前の1400mだったさきたま杯は4着も、小回りの浦和に対応しきれていなかった。まだ少し広い佐賀に変わる分、1400でもある程度は対応してきそうだ。南部杯を叩いて状態が良化していると見て押さえたい。

  • JBCクラシック
    (G1・ダート2000m)
    11月4日 18:30発走 佐賀競馬場

    佐賀競馬場

    出走馬&展望

    前走コリアカップはクラウンプライドの後塵を拝したものの、コースを問わずに走れる安定感がある。佐賀もこなしてくるだろう。これまで大井以外の交流重賞は1着、1着、1着と無敗。力を出し切れればここでも最上位の存在と言えそうだ。

    スタミナ豊富な馬で、ヨーイドンの展開にはなかなか対応できないものの、右回りで小回りの重賞は外さない馬。実際今年の2月の佐賀記念で59kgを背負いながら早め先頭から楽勝している。コース適性は間違いなく、うまく外に出せれば勝ち負けが狙える馬。

    小回り向きの先行力があり、前走は世界王者ウシュバテソーロを完封した。ただ今回は2000mが初めて。持たないことはないと思うが、やはり初めての2000mとなると不安ものぞく。楽に先行できる展開を希望したいところだろう。

    前走の日本テレビ盃は久々に好走した。ただウィリアムバローズからは離されてしまい、いい時に比べれば状況は良くない。2000mの右回りは現状ベスト条件だけに評価は上げたいが、さすがに逆転ともなると難しいのではないか。

    キリンジ
    佐賀記念の2着馬。ノットゥルノには完敗という内容だったものの、ダート2000m右回りに対する適性の高さを見せた。園田ではここ2戦詰め切れていないものの、距離が若干足りなそうな一面はあった。中央馬相手の2000mで集中すればまた状況は変わりそう。