競馬YouTuberとして一躍名を挙げ、各媒体に引っ張りだこの佐藤ワタルが、地方&海外レースを展望。若くして人並み外れた知識量、分析力を披露する。
【JBC競走】今年は佐賀開催!少し外目に狙いを定める
2024/11/3(日)
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JBCレディスクラシック(G1・ダート1860m)11月4日 16:40発走 佐賀競馬場出走馬&展望◎キャリックアリード現在急成長中の1頭。なかなか交流重賞を使えず大井に転入したところ、水があったのか次第に良くなり始め、エンプレス杯はオーサムリザルトから0.5秒差の3着、スパーキングレディーCはアーテルアストレアから0.1秒差の2着に入るなど中央馬相手でも遜色ないところまできている。距離延長は問題なし。地方所属として妙味がありそうな今回は狙ってみたい。
前走は休み明けのレディスプレリュードを勝って実力を示した。小幅な距離延長もまったく問題がない馬で、近走3着以内を外したのは牡馬相手の時くらい。牝馬限定で他馬と同じ斤量の今回は大威張りできそうだ。
休み明けで57kgを背負っていた前走レディスプレリュードに対し、今回は一叩きして55kgと条件が良化している。同型との兼ね合いは鍵になってくるものの、外目の枠からジワっといけそうなのは好都合。昨年大井で行われたこのレースの覇者の意地を見せたい。
前走のマリーンCはアンモシエラとアンデスビエントが競り合う形になったことで、展開に恵まれた部分は正直ある。安定感があり、厳しいラップに対応する能力は高いものの、古馬相手となると前走ほど簡単にはいかないのではないか。53kgは歓迎。
器用な馬で、園田1870mの兵庫女王盃を勝っているように小回り適性は高い。ここ3走は距離が若干短かったり、コースが合わなかったりした部分はあった。小回りの佐賀ならもう一押しがあっても。
プロフィール
佐藤ワタル - Wataru Sato
1990年山形県生まれ。アグネスフライトの日本ダービーを偶然テレビで観戦して以降、中学生、高校生、大学生と勉学に勤しむ時期を全て競馬に費やした競馬ライター。『365日競馬する』を目標に中央、地方、海外競馬の研究を重ねている。ジャンルを問わない知識は、一部関係者に『コンビニ』とまで評されている。早稲田大学競馬サークル『お馬の会』会長時代に学生競馬団体『うまカレ』を立ち上げたり、北海道の牧場などに足繁く通うなど、若手らしい行動力を武器に、今日も競馬を様々な角度から楽しみ尽くしている。現在はサラブレ、一口クラブ会報などでも執筆中。血統派で大の阪神ファン。甘党でもある。