競馬YouTuberとして一躍名を挙げ、各媒体に引っ張りだこの佐藤ワタルが、地方&海外レースを展望。若くして人並み外れた知識量、分析力を披露する。
【香港国際競走】日本勢に立ちはだかる壁?今年は海外勢に分がある!?
2024/12/7(土)
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香港カップ(G1・芝2000m)12月8日 17:40発走 シャティン競馬場日本馬の評価前走の天皇賞・秋は菊花賞2着以来久々の好走となった。関西圏のレースで崩れていたことを考えると、香港の滞在競馬はプラスに働きそう。父サトノクラウンも香港で好走しているように血統的に香港は合うタイプの可能性がある。前走のようにスムーズに先行できればこのメンバーでも。
昨年の三冠牝馬で復活を狙う。前走の天皇賞・秋は13着と見せ場を作れなかったものの、3月のドバイシーマクラシック以来の実戦の影響があったのだろう。離されたとはいえ3走前のジャパンCはイクイノックスの2着。能力は高い。一叩きした上昇度を評価したい。
外国馬の評価◎ロマンチックウォリアー現在6連勝中、香港カップ3連覇を目指す香港の英雄。地元では1年半負けていない。前走の香港ジョッキークラブカップは休み明けだったものの、ワンサイドの圧勝劇。叩いて更に状態が上がっていることを考えれば、正直ここは負けられない一戦となるだろう。
▲スピリットダンサー前走バーレーンインターナショナルTを完勝して香港にやってきた。この短期間でイギリスからバーレーン、香港と転戦していること、相手強化されることから勝ちまではなくとも、遠征経験が豊富だけに簡単に評価を下げることもできない。
△ウイングスパン前走のブリーダーズCターフは5着だったものの、軽めのアメリカの芝はあまり合わないタイプの可能性がある。今回最内枠を引けたのはプラス。シャティンの2000mは内枠有利コースだけに、枠の分評価を上げたい。
プロフィール
佐藤ワタル - Wataru Sato
1990年山形県生まれ。アグネスフライトの日本ダービーを偶然テレビで観戦して以降、中学生、高校生、大学生と勉学に勤しむ時期を全て競馬に費やした競馬ライター。『365日競馬する』を目標に中央、地方、海外競馬の研究を重ねている。ジャンルを問わない知識は、一部関係者に『コンビニ』とまで評されている。早稲田大学競馬サークル『お馬の会』会長時代に学生競馬団体『うまカレ』を立ち上げたり、北海道の牧場などに足繁く通うなど、若手らしい行動力を武器に、今日も競馬を様々な角度から楽しみ尽くしている。現在はサラブレ、一口クラブ会報などでも執筆中。血統派で大の阪神ファン。甘党でもある。