• クイーンエリザベスS
    (G1・芝2000m)
    4月12日 14:55発走 ランドウィック競馬場

    ランドウィック競馬場

    日本馬の評価

    G1勝ちこそないものの、昨年のブリーダーズCターフで2着に入るなど能力はG1級。ベストは2000m~2200m付近の馬だけに、有馬記念の2500mから今回の2000mに距離が短くなるのは歓迎材料だ。間隔が空いても走れるタイプだけに、外目の枠から上手く折り合えれば一発あってもいい。

    先週ドンカスターマイルで18着となっており、今回が連闘。ドンカスターマイルは枠順も悪く、かなり厳しい状況だったことを考えれば仕方ないところ。内目の枠からロスなく立ち回れるところを引けたのは歓迎で、現状皐月賞を勝った時ほどの充実度はないものの、念のためマークしておきたい1頭だ。

    外国馬の評価

    ◎③ライトインファントリーマン
    デビュー戦はイギリスで1200mだった馬。1400mのジャンプラ賞でも2着に入るなど、欧州時代はマイラーだった。2年前の秋にオーストラリアに移ってきて以降もマイル前後を使われていたが、前走のオーストラリアンCは久々の2000m以上のレースだったも関わらず圧勝。手応えを見る限り、今はむしろ2000m以上のほうが合っている可能性があり、相手強化のここでは本命視したい。

    ○⑫ヴィアシスティーナ
    昨年オーストラリアに移籍して以降、7つのG1を獲得するなど活躍する名牝。昨年のこのレースは離れた2着だったものの、そこからG1タイトルを積み上げ、昨年秋のコックスプレートではプログノーシスを退けている。近走負けたのは1600m以下。競馬が上手く、2000m以上のレースで崩れるシーンは現状想像しにくい。

    ▲①ドバイオナー
    世界中のG1で活躍する強豪。2年前にはこのレースも制している。昨年はフランスのサンクルー大賞を勝利した後2着続きだったものの、再度オーストラリアに遠征した前走を制するなど、相変わらず高いオーストラリア適性を見せている。オーストラリアでは3戦3勝の負け知らずで、休み明けを叩いたここは上位評価したい。

    △④チェオルウルフ
    昨年はこのレースで8着だったものの、その後一休みしてから力を付け、2つのG1タイトルを獲得している。マイル前後の活躍が目立つが、馬場の悪かった2400mのオーストラリアンダービーでも好走しているように、スタミナも秘めている馬。前走も不良馬場での勝利だっただけに、馬場が悪くなるほどチャンスが増しそうだ。

    △⑨フォークナーパーク
    アイルランドでデビューしてから割と早々にオーストラリアに移籍した馬で、レースを使いながら力をつけている。まだG1勝ちこそないものの、2度の3着があるようにG1級のメンバーとの差は着実に縮まっている。悪くなった馬場も走れる馬だけに、ここも押さえておきたい馬。