チャンス襲来

4年に1度の祭典、サッカー・ワールドカップが始まった。昨夜遅くに始まった開幕カード・ロシアVSサウジアラビアは開催国の意地を見せたロシアが終盤の猛攻を見せて5-0という圧勝を収めた。ロシアが放った枠内シュートは7本。それで5得点は優秀である。

対して我らが阪神タイガースは、6月14日(木)の日本ハム戦で11本のヒットを放ち、3得点。サッカーより効率の悪い点の取り方を見せ、11失点を喫して大敗した。新外国人としてエフレン・ナバーロ選手を獲得したが、急場しのぎの感が否めない。もはや諦めムードである。個人的にはここまで57試合で5勝52敗ペースくらいの感覚だが、まだ借金は3。今日から相手はパ・リーグ最下位の楽天イーグルス。3連勝して望みを繋ぎたいところだ。

重賞のない6月15日(土)。阪神11R・天保山ステークスは◎サトノファンタシー。前走欅Sも本命に指名して11番人気ながら3着になった馬。この馬はスムーズに競馬できるかどうかで結果が変わる。今回も8枠を引けたのは大きい。時計勝負にも対応可能で、過度に外を回らされなければ楽しみはある。

外枠のキタサンサジン陣営が何が何でもハナへ…と言っていることを考えると、枠の並び上、内枠は少々買いにくい。相手は末脚切れるスマートアヴァロンか。気まぐれだが揉まれなければこのクラスでも通用していいプレスティージオあたりを穴馬に指名したい。

そして今週からは、待ちに待った函館開催がスタートする。血統派として福島芝と函館芝はとにかく面白い。しかし昨年の函館芝は開幕週から異様に時計が速く、函館スプリントSで1分6秒8という本州でもあまりお目に掛かれない好時計が出てしまった。今年は馬場が硬かったことで、4月にシャタリング作業を行ったとのこと。昨年ほど速い時計が出る馬場ではない…。そう思いたいところだ。

メインの11R・HTB杯は◎ウィズ。前走の重賞・葵Sでは12番枠発走ながら、スタートして200mですでに内ラチ沿いにいるという浜中騎手の素晴らしい騎乗があったものの、最後甘くなり4着。内枠スタートであれば2着には来ていたのではないか。今回は3番枠という開幕週としては絶好の枠を引いてきた。

上がりが速過ぎると切れ負けする側面はあるが、そこは函館。昨年ほど時計の速い芝でなければ54キロを味方に3着以内に食い込むことは可能だろう。少しテンションが高いだけに、輸送がない滞在競馬もプラス。

もう一つ函館から取り上げるなら最終12R・遊楽部特別チカノワール。前走石打特別は新潟外回りということもあり、スローペース。少し掛かるところが見受けられた。今回は函館芝1800に替わるが、前走よりはさすがにペースも流れてくるだろう。父ハービンジャー、母父エルコンドルパサーといかにも函館芝が合いそうな組み合わせ。アグレアーブル、フライングレディ、タンタグローリアと相手は強いものの、展開次第で3着以内を狙えるだろう。

東京からは8Rの◎ヤマイチジャスティ。前走はダート1400mながら前半3Fが37.2というスローペース。ドが付くほど遅いペースで前が止まらず、この馬にはどうしようなかった。10着とはいえ上がり3Fのタイムは1位タイ。少々湿ったくらいの馬場のほうが逆にいいタイプ。あとは届くことを祈るばかりだ。

さて、我らが阪神タイガースは今日6月15日(金)の楽天戦で、3回まで0-0。先発・藤浪晋太郎投手がなんとか粘っている現状を考えると、あとは打線が奮起してくれることを祈るばかりである。

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