チャンス襲来

サッカー・ロシアワールドカップも予選ラウンドが終わった。日本は第3戦、ポーランド相手に0-1のビハインドから残り10分ちょっとをボール回しに費やし、フェアプレーポイントの差で辛くもセネガルを振り切り、決勝トーナメントに進出した。

ルール違反は何もなく勝ち上がったのだが、ほんの少し釈然としない感情を抱いたのもまた事実である。そもそも0-1で終盤に至るまでの過程があまり良くなかった。決定力不足、連携ミス……。我らが阪神タイガースの試合でよく見る光景が繰り広げられていた。

そんな阪神タイガースが、なんと現在3連勝中である。昨日6月28日(木)は能見篤史投手が通算100勝を達成。3連勝も相まって、スキップしながら自宅へ帰ったほどだ。今日からは現在4連勝中のヤクルトスワローズとの3連戦である。本日の先発は秋山拓巳投手。初戦を取って、弾みをつけたい。

さて、競馬の話に移ろう。宝塚記念(G1)が終わり、本格的に夏競馬を迎えた。つい最近春のクラシックが始まった気がしていたが、もうあと2ヶ月経てば秋のクラシックトライアルが始まる。そう考えると時の流れの早さにはただただ驚くばかりだ。

開幕週の福島11R・テレビユー福島賞はここ5年で3度、1分7秒台の決着となっているように、開幕週でスピードが活きるレース。前残りも想定されるが、内から順々に出走馬を見ていくと、先行馬が思いのほか多い。狙いは持ち時計があり、差せるタイプだろう。◎オーヴィレールは持ち時計が1分7秒3。2走前は12着と崩れたが、内枠発走から直線で内を突いたところ思いっきり詰まってしまった。初めての福島開催となるが、開幕週の馬場は歓迎と言えそうで、あとは立ち回り一つではないか。

中京11R・白川郷Sは一発を狙って◎クレマンダルザス。母系の影響か少々気難しいところがある馬で、2ヶ月以上間隔が空いた時は[3-1-0-0]とまるで崩れていない。一番いいパフォーマンスが発揮できるのは休み明けというタイプだ。前走甲南Sから4ヶ月近く間隔が空いたのは好都合かもしれない。後ろ過ぎると厳しいだろうが。中団少し前の外側に付けられれば楽しみはあるのではないか。

函館11R・TVh杯は◎アルマエルナト。前述のクレマンダルザスは間隔が空いていいタイプだったが、こちらは叩き2戦目では[1-2-0-3]と好成績を残している。とにかく折り合いが難しいだけに距離短縮は歓迎で、時計が掛かっていいタイプであるため函館芝で3度の2着がある馬。うまく馬群を捌ければ楽しみはある。

メインレース以外のレースからどれかを選ぶとなると、函館12R・洞爺湖特別アドマイヤメテオを推したくなる。輸送が苦手なため滞在競馬が狙いどころ。前走は滞在だったものの帰厩から時間が短く、かつ少し忙しい1800mだった。今回は叩き2走目で距離延長である。この条件替わりで足りてほしい。

さて、サッカー・ロシアワールドカップ、次の日本戦は7月2日(月)の深夜3時からとのこと。かなり遅い時間のキックオフということでテレビ観戦が難しいという人も多いかもしれない。日本が強豪・ベルギー相手にどこまで戦えるのか、興味深いところである。

そしてその日まで、阪神タイガースの連勝が止まっていないことを心から願うばかりだ。