チャンス襲来

8月21日(火)、夏の全国高校野球・決勝戦を観に阪神甲子園球場へ向かった。満員のファンを前に全力プレーに徹する球児たち。結果は13-2で大阪桐蔭高校が金足農を破り、春夏連覇を達成。両チームとも力を出し切ったその姿に感動したものである。

その夜。ナゴヤドームでは普段甲子園をホームとする我らが阪神タイガースが、9安打を放ちながら1点止まり、1-4で中日ドラゴンズに負けていた。大阪桐蔭高校がこの日15安打13点と実に効率よく点を取っていたが、実に対照的である。昨日8月23日(木)も9回に藤川球児投手が攻略されてサヨナラ負けを喫した阪神。今日から1ゲーム差で追う3位巨人との3連戦。大体このような大事な3連戦は負け越すチームであるため、そこまで期待はしていない。せめて高校球児に負けない全力プレーを見せてほしい。

今週も、おかげさまで好評の予想動画「うま馬データMOVIE」でキーンランドCの攻略ポイントを紹介している。この夏は3回配信して全て番組推奨馬が好走。この調子で、明日8月26日(土)に出演する「競馬予想TV!」でも当てたいところだ。

ただ、今週末は台風が近づいていて開催が危ぶまれている。土曜は開催3場全てで雨予報が出ているだけに、道悪を想定して予想を進めたい。

新潟11R・BSN賞は◎マイネルバサラ。同型にサルサディオーネがいるものの、マイネルバサラは控えても競馬が可能であること、そしてサルサディオーネが自身より内枠を引いた点は大きい。競り合う必要がなくなった。以前京都のダート1800mを1.50.1の速い時計で走破している馬。前走のマーキュリーカップは盛岡2000mでスタミナ勝負となってしまったが、距離短縮でスピードが問われる新潟替わりで巻き返しは可能とみる。

小倉11R・釜山Sは◎カフェブリッツ。兄たちがダートの短距離馬が多いため、距離短縮に対応できるのでは……と踏んだ前走だったが、ペースに戸惑い10着に敗れてしまった。現状は1600m以上のほうがいいのかもしれない。集中力が足りないタイプだけに、道中からせかすような乗り方をするアヴドゥラ騎手とは手が合うのではないかと期待している。

札幌競馬場はワールドオールスタージョッキーズシリーズが開催される。土曜11R・WASJ第2戦は◎ワールドレーヴ。武豊騎手の手綱捌きに期待したい。世界から名手が集うシリーズだけに、ポジション争いも激しくなり、ペースが速くなりやすい。昨年こそクロコスミアが逃げ切ったものの、差しが決まりやすくなるレースだ。

ワールドレーヴは2年前のこのレース4着馬。当時は前半1000m通過60.6秒とそこまで速いペースではなかったものの、中盤が極端に緩まず持続力勝負となった。今年は道悪でもあり、一瞬の切れよりは持続力が試される一戦となるだろう。前走は短い1800mで4着と8歳になっても力は衰えていない。2000mに距離延長して迎える今回はチャンスがあってもいい。