トピックスTopics
【根岸ステークス】GⅠに繋がる重要な一戦!攻略のカギは「勝負度合い」
2025/1/26(日)
提供:重賞トレンドジャッジ
さて、1月の重賞も一通り終わって、いよいよGⅠも控える2月ですよ。
本題に入る前に、ブライアンのAJCC・金脈ホースWヒットから振り返って行きましょう!
マテンロウレオが6人気3着。この馬は前走の時点で春とは別格ってハナシを聞いていたし、使って更に良くなったって陣営が自信タップリだったからな。人気薄でオイシイ一頭を推奨出来てよかったよ。
もう一頭名前を挙げたコスモキュランダも3着に来てくれて、これで2週連続Wドンズバ。今後もいい馬のネタはどんどん公開していく予定だぞ。
チャンネル登録をしていないそこのアナタ!この機会にチャンネル登録ヨロシク!
コメントなども頂けると励みになります。ぜひ登録をお願いします。
さて、振り返りもこの辺りにして来週の重賞、根岸Sをジャッジして行きましょう。
ポイント①ジョッキーの勝負度合いに注目!
今回のレースは勝負度合いに注目したいジョッキーがいる。ミルコ・デムーロと石橋脩の2人だ。
なるほど。それではその2人についてそれぞれ説明してもらいましょう。
まずはミルコから。今回はフリームファクシに騎乗予定だ。
芝のレースでこの馬に騎乗したミルコは、コンビ1戦目から2着と好発進を決めたにも関わらず「ダートの方がイイですよ」と進言。その後はダートで3戦2勝と絶好調だ。
これは須貝センセイからの印象もいいよな。元々きさらぎ賞を勝っている馬だけに、近年の不甲斐ない結果は不本意だったはず。そこに起死回生の一手を提案して、しっかり結果をだしているワケよ。
こうなると、この後も基本的にはミルコとのコンビ継続が濃厚だね。
そう!そこが今回のポイントだ。
昨年にはキャリアワーストの勝利数だったミルコ。GⅠ勝ちも21年の阪神JF以来ないし、ある程度いい馬に乗っていても、GⅠでは他の騎手に乗り替わりってことも増えてきた。正直中々にシンドイ状況だと思うよ。
そんな中でGⅠでも継続騎乗出来そうな馬と巡り会えたんだから、ここは絶対に逃したくない一戦だよな。ここをバッチリ勝ってコンビでフェブラリーSへというイメージを抱いていること間違いナシだ。
ミルコ騎手と言えば、かつては一年の間に異なる6頭でGⅠ勝利という偉業も成し遂げた名手。それがブライアンも言ったように近年は下降気味で、名誉挽回のきっかけという意味でも、フリームファクシにかける想いは相当強いよね。
今回はどんな騎乗を見せてくれるのか、非常に楽しみなところ。
そしてもう一人気になるのが石橋だよ。昨年にはタガノビューティーとのコンビでJBCスプリント勝利。それだけでもこの馬に対する思い入れは強いものの、肝心なのはそこじゃない。
新馬戦からこの馬に跨って来た石橋だが、実はコンビで一度も中央の重賞を勝ってないんだ。
改めて考えて見ればそうだよね。レースレベルを問わず好走している馬だけど、中央重賞は未勝利。地方交流重賞も前走が初勝利だった。
そうなんだよ。しかも、この馬も8歳で、フェブラリーSがラストランだと表明済み。そうなると、石橋にとってはフェブラリーSだけでなく、この一戦も重要になってくるな。なんとか中央重賞制覇をプレゼントしたいはずだ。
その2人がどのような騎乗を見せるのか、今から楽しみだね。
さて、勝負度合いという観点で、こちらからもレースポイントを1つ。
待ってました!
ポイント②勝たなければ先に繋がらない一戦
ダート重賞の度にこの話をしているような気がするけど、今のダート重賞戦線は兎に角賞金上位勢が詰まっていて、半端な賞金額では出走すら叶わないことが殆どだね。
そうなってくると、一戦毎にしっかり賞金を加算することの重要度は芝以上に高い。まして、この根岸Sは、勝てば賞金総額に関係なくフェブラリーSの優先出走権を得られるからね。
賞金的にGⅠ出走は厳しい馬にとっては、どうにか権利を獲得するための非常に重要な一戦だ。
フェブラリーSを見据えてまずまずの仕上げにしていたら勝てず、賞金も足りなくて出走できませんでしたってパターンは最悪だからな。
GⅠを目標に据えるからこそ、ここも全力でぶつかって来るワケだ。
フェブラリーSを逃したらチャンピオンズCまでダートの中央GⅠが無いという点も大きいよね。この時期に根岸Sを使う馬は、サウジやドバイ、ブリーダーズカップ辺りに出すほどでもないだろうし、選択肢がそこまで多くない。
兎に角ここを勝ってフェブラリーSに向かわないと話が進まないって陣営も沢山いるだろうね。
間違いないな。前哨戦から激しい勝敗争いが見られる面白いレースになりそうだ。
さて、騎手にせよ厩舎にせよ、どこまでの勝負度合いなのかをバッチリ調べて来るのも我々の重要な仕事。週末まで徹底リサーチを続けるから、続報を楽しみに待っていてくれ!
【根岸ステークス】ダート重賞でヒット量産の漢が贈る必見金脈馬
プロフィール
ブライアン梶田
業界関係者と幅広い交友を持ち、陣営の“思惑”を予想に落とし込む一方、枠や脚質から展開を読むことにも長けている。勝った夜に呑む酒こそ、この世の至高らしい。長年培った勝負勘から厳選指名するターゲットは必見。
プロフィール
境和樹
立教大学部法学部卒。『東京スポーツ』や『競馬の天才!』などで人気コラムを執筆し、『ラジオ日本』ではメイン解説を務めるなど各メディアから注目されている実力派血統予想家。血統理論により導き出された必然の穴馬から驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。