中山記念

阪急杯

リアルスティール

(牡5、栗東・矢作厩舎)

ディープインパクト
ラヴズオンリーミー
母父Storm Cat
通算成績12戦3勝
重賞勝利 16年ドバイターフ(G1)
15年共同通信杯(G3)
連対時平均馬体重501kg (最高:506kg) (最低:498kg)
前走時馬体重506kg
POINT現役屈指の好バランスと云ってもいいくらいの見栄えのする馬で、美しい立ち姿を見せている。直飛で脚長、筋肉量が豊富。ディープ産駒で走る馬の典型と云ってもいい形だ。そのバランスの良さゆえに、折り合い次第で距離もある程度万能にこなせる。休み明けで筋肉の張りはさすがに100%とまではいかないが、それでも恥ずかしい競馬にはならないだろう。ドバイ遠征に向けて弾みをつけたいところだ。

アンビシャス

(牡5、栗東・音無厩舎)

ディープインパクト
カーニバルソング
母父エルコンドルパサー
通算成績13戦5勝
重賞勝利 16年大阪杯(G2)
15年ラジオNIKKEI賞(G3)
連対時平均馬体重464kg (最高:474kg) (最低:458kg)
前走時馬体重466kg
POINT天皇賞・秋以来のレースとなるが、腹回りが太いということもないし、体はきっちりと仕上がっている。キ甲が抜けて骨格はほぼ完成の域。柔らかい背中の筋肉とたくましいトモの推進力によって、現役屈指の切れ味を発揮することができる。毛艶も良く体調面での心配はないのだが、今回は両前脚が接着装蹄にしてきたのがちょっと気になる点。昨年までは普通の釘で打っていたので、蹄が薄くなってきているのだろうか。レースで痛みが出なければ良いのだが。

ヴィブロス

(牝4、栗東・友道厩舎)

ディープインパクト
ハルーワスウィート
母父Machiavellian
通算成績7戦3勝
重賞勝利 16年秋華賞(G1)
連対時平均馬体重412kg (最高:414kg) (最低:408kg)
前走時馬体重414kg
POINT冬毛で見栄えこそしないが、季節的なもので問題はないだろう。今回は秋華賞以来で、いかにも休み明けといった感じ。腹回りのラインも目イチの仕上げだった前走時と比較してもやや立派に見える。ただ、牝馬の中でも小柄なタイプで、この後にドバイ遠征を控えていることを考えれば、一叩きするにはこのくらいでちょうど良いのでは?100%のデキではないにしても、能力の高い馬なので見せ場は作ってくれるはずだ。

ロゴタイプ

(牡7、美浦・田中剛厩舎)

ローエングリン
ステレオタイプ
母父サンデーサイレンス
通算成績28戦6勝
重賞勝利 16年安田記念(G1)
13年皐月賞(G1)
13年スプリングS(G2)
12年朝日杯FS(G1)
連対時平均馬体重489kg (最高:502kg) (最低:474kg)
前走時馬体重496kg
POINT<今週のイチオシ>7歳を迎えたが全く衰えは見せておらず、自慢の筋肉質な馬体を見せてくれている。盛り上がった胸前、張りのあるトモは一流馬のそれだ。若干パワー寄りのタイプなので、中山コースは当然プラス。黒鹿毛でいつも見栄えのする馬ではあるが、今回は特に馬体の張りが素晴らしい。肋も薄っすら見えるくらいで仕上がり具合も申し分のない状態。メンバーは揃うが勝ち負けを期待したい。

ツクバアズマオー

(牡6、美浦・尾形充厩舎)

ステイゴールド
ニューグランジ
母父Giant’s Causeway
通算成績27戦7勝
重賞勝利 17年中山金杯(G3)
連対時平均馬体重469kg (最高:482kg) (最低:454kg)
前走時馬体重480kg
POINTここに来て胸前、トモの筋肉が発達してきており、見栄えのする体つきになってきた。馬が充実してきているとはまさにこのような状態。日当たりの加減で見づらいのだが、前走時と比較してやや冬毛が伸びた印象。それでも特に体調が悪いというわけではなく、中山金杯の時と同じくらいの体調にはあるはずだ。相手は一気に強くなるが、安定感ある走りで上位争いは必至か。

ヌーヴォレコルト

(牝6、美浦・斎藤誠厩舎)

ハーツクライ
オメガスピリット
母父スピニングワールド
通算成績21戦6勝
重賞勝利 16年レッドカーペットH(G3)
15年中山記念(G2)
14年オークス(G1)
14年ローズS(G2)
連対時平均馬体重444kg (最高:450kg) (最低:438kg)
前走時馬体重448kg
POINT牝馬は冬毛が出やすいので気にする必要はないだろう。昨シーズンの立ち写真を見てみると、かなりスッキリしていて、今回はその時と比較してやや腹回りは立派に見える。ただ、昨年は全体に細かったとも云えるので、このくらいの造りは個人的には好感を受けた。ハーツ産駒らしく飛節の折りが深く、大飛びではないが一瞬の加速力がある。元々見栄えのするタイプではないので判断は難しいが、現状の能力は発揮できるのでは。

ネオリアリズム

(牡6、美浦・堀厩舎)

ネオユニヴァース
トキオリアリティー
母父Meadowlake
通算成績16戦6勝
重賞勝利 16年札幌記念(G2)
連対時平均馬体重504kg (最高:514kg) (最低:496kg)
前走時馬体重502kg
POINTマイルCS時との比較になるが、相変わらず好バランスの馬体を維持しており、四肢が揃った美しい立ち姿を見せてくれている。トモの筋肉量は大きく変わらないものの、胸前の筋肉は盛り上がって更にたくましくなってきた。休み明けでも特に太め感もなく、しっかりと仕上がっている印象。腰に若干毛を刈った跡が見られるが、全体的に皮膚も薄く見せているように毛艶も良好で、体調面で不安なし。ここでも好勝負可能。

ロサギガンティア

(牡6、美浦・藤沢和厩舎)

フジキセキ
ターフローズ
母父Big Shuffle
通算成績22戦5勝
重賞勝利 15年阪神C(G2)
14年スプリングS(G2)
連対時平均馬体重526kg (最高:536kg) (最低:514kg)
前走時馬体重536kg
POINT肩が立ち気味で前脚の可動域がそこまで広くない。そのため、距離は短めの方が良い。前走との直接の比較はできないが、近走ならやはり昨年の安田記念が一番のデキといった感じで、今回はやはり休み明けといった雰囲気。それでも悪いデキというわけではなく、冬場でもしっかりとした筋肉の張りで、9分程度には仕上がっていると見た。実績のあるコースでもあり、無視できない存在。

ミッキーラブソング

(牡6、栗東・橋口厩舎)

キングカメハメハ
コイウタ
母父フジキセキ
通算成績28戦6勝
連対時平均馬体重460kg (最高:472kg) (最低:450kg)
前走時馬体重462kg
POINT背中、胴のラインはスッキリして見えるのだが、胸前、トモにはたくましい筋肉が付いており、スピードに特化した馬体になっている。ただ、その一方で他馬との比較でパワーはやや劣る傾向にあり、坂のあるコースは得意としない。京都や小倉のような平坦で良績を挙げているのも納得できる。冬場にもかかわらず毛艶は光っており、体調はすこぶる良さそう。距離短縮も好感が持てるので、あとは阪神コースでどこまでやれるかだろう。

中山記念

阪急杯

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