【マイルCS】豪華メンバー集結!11頭の馬体診断を公開
2018/11/11(日)
アエロリット
(牝4、美浦・菊沢厩舎)
父 | クロフネ |
---|---|
母 | アステリックス |
母父 | ネオユニヴァース |
通算成績 | 12戦4勝 |
重賞勝利 |
18年毎日王冠(G2) 17年NHKマイルカップ(G1) 17年クイーンステークス(G3) |
連対時 平均馬体重 | 491kg (最高:508kg) (最低:476kg) |
前走時馬体重 | 508kg |
POINT | |
牝馬ながら500キロを超える雄大な馬格の持ち主。筋肉量・骨量がともに豊富で、牡馬相手でも全く見劣りしない。背中と腹のラインが平行に見える造りで、持続力に優れた形。その一方で瞬間的に速い脚を使うのを苦手とするため、スローからの決め手勝負になりやすい牝馬限定戦よりも、ある程度ペースが流れて持続力が要求される混合戦で好成績を残しているのだろう。前走時もしっかり仕上がっていたが、一戦使ったことで更に引き締まってきた印象。当然ココも好勝負になる。 |
アルアイン
(牡4、栗東・池江寿厩舎)
父 | ディープインパクト |
---|---|
母 | ドバイマジェスティ |
母父 | Essence of Dubai |
通算成績 | 13戦4勝 |
重賞勝利 |
17年皐月賞(G1) 17年毎日杯(G3) |
連対時 平均馬体重 | 520kg (最高:526kg) (最低:518kg) |
前走時馬体重 | 512kg |
POINT | |
筋肉量・骨量がともに豊富なパワー型のディープインパクト産駒。バランスの良さが光る立ち姿で、高い心肺機能を秘めていることから、ある程度の条件なら幅広くこなす自在性を兼ね備えている。ベストは2000m前後の印象も、元来筋肉量が多く高速決着の皐月賞を制したようにスピード能力の高い馬なので、マイル戦への距離短縮はむしろプラスになる可能性も大きい。天皇賞(秋)を挟んで秋3戦目となるが、ダメージも感じさせず好馬体をキープしている。 |
エアスピネル
(牡5、栗東・笹田厩舎)
父 | キングカメハメハ |
---|---|
母 | エアメサイア |
母父 | サンデーサイレンス |
通算成績 | 17戦4勝 |
重賞勝利 |
17年富士ステークス(G3) 17年スポニチ賞京都金杯(G3) 15年デイリー杯2歳S(G2) |
連対時 平均馬体重 | 480kg (最高:484kg) (最低:476kg) |
前走時馬体重 | 478kg |
POINT | |
バランスの良い正方形のシルエットで、マイル~中距離向きの体型。晩成傾向の強いこの一族にしては比較的完成が早く、3歳時から全体のイメージや筋肉の付き方は大きく変わっていない。ただ、今回はココ最近で一番と言っていいほどトモの筋肉はパンと張っており、腹周りもムダ肉を全く感じさせないスッキリとした造りに仕上げられている。富士Sを叩いた効果はテキメンといった雰囲気だ。毛艶も光っており、体調自体も整っている印象。昨年2着の悔しさを晴らしてもらいたい。 |
ケイアイノーテック
(牡3、栗東・平田厩舎)
父 | ディープインパクト |
---|---|
母 | ケイアイガーベラ |
母父 | Smarty Jones |
通算成績 | 8戦3勝 |
重賞勝利 |
18年NHKマイルカップ(G1) |
連対時 平均馬体重 | 459kg (最高:468kg) (最低:450kg) |
前走時馬体重 | 466kg |
POINT | |
盛り上がった胸前~肩周りの筋肉と、太いスジがクッキリと浮き上がったトモ。見た目から筋肉量が豊富な馬で、数字以上の迫力を感じさせる立ち姿を披露している。豊かなスピードと瞬発力は現役トップクラスだ。前走は立ち写真の時点でやや腹周りにゆとりある造りをしていたように、当日プラス10キロと余裕残しの仕上げだった。一度使ってスッキリとした印象で、状態面は前走時よりもアップしていると見ていいだろう。毛艶、筋肉量の張りも申し分なく、叩いた効果は歴然。好勝負に期待。 |
ジャンダルム
(牡3、栗東・池江寿厩舎)
父 | Kitten’s Joy |
---|---|
母 | Believe |
母父 | Sunday Silence |
通算成績 | 7戦2勝 |
重賞勝利 |
17年デイリー杯2歳S(G2) |
連対時 平均馬体重 | 486kg (最高:494kg) (最低:480kg) |
前走時馬体重 | 500kg |
POINT | |
母がスプリント女王のビリーヴだが、この馬自身は非常にバランスの良い体型で、胴の長さにも比較的ゆとりがある。ある程度の距離は融通が利くタイプといえる。ただ、それでも上限は2000mくらいまでで、ベストはやはり重賞勝ちのある1600m近辺か。春先は全体にまだ成長途上の雰囲気が否めなかったものの、夏を越してボリュームアップに成功、前走はプラス12キロといえど成長分が多かった。一度使って腹周りも引き締まり、毛艶も黒光りして状態アップ。巻き返しも十分ありそうだ。 |
ジュールポレール
(牝5、栗東・西園厩舎)
父 | ディープインパクト |
---|---|
母 | サマーナイトシティ |
母父 | エリシオ |
通算成績 | 15戦6勝 |
重賞勝利 |
18年ヴィクトリアマイル(G1) |
連対時 平均馬体重 | 460kg (最高:466kg) (最低:456kg) |
前走時馬体重 | 468kg |
POINT | |
牝馬としては平均サイズにまとまっており、仙骨の角度がついて飛節も真っ直ぐに伸びたディープインパクト産駒らしい形。正方形のシルエットで適距離はやはりマイル。前走の1800mも許容範囲内だが、1ハロンの短縮は好材料といえるだろう。少し気温が低くなってきた影響か、春と比較して全体にふっくらとした体つきで、やや立派に見せる。馬体の張りは感じるので太めというワケではないが、春とはやや印象が異なる印象だ。立ち回りの巧さを生かして上位進出を狙いたい。 |
ステルヴィオ
(牡3、美浦・木村厩舎)
父 | ロードカナロア |
---|---|
母 | ラルケット |
母父 | ファルブラヴ |
通算成績 | 8戦3勝 |
重賞勝利 |
18年フジTVスプリングS(G2) |
連対時 平均馬体重 | 461kg (最高:468kg) (最低:456kg) |
前走時馬体重 | 468kg |
POINT | |
全体的になだらかな筋肉の付き方をした馬で、父の産駒は得てして隆々とした筋肉の付き方をするタイプと、このようなスッキリとした見た目のタイプに二分される。アーモンドアイもこちらのタイプで、しなやかな四肢の運びは父よりも母方の血が色濃く出ていることの証明と言える。距離もある程度融通が利く。キ甲が伸びて骨格が完成段階に入っており、よりバランスが整ってきた印象。肩周りには血管が浮き上がっており、馬体の張りも上々。脚質的に展開に左右される面はあるものの、力はいかんなく発揮できそうだ。 |
ペルシアンナイト
(牡4、栗東・池江寿厩舎)
父 | ハービンジャー |
---|---|
母 | オリエントチャーム |
母父 | サンデーサイレンス |
通算成績 | 13戦4勝 |
重賞勝利 |
17年マイルチャンピオンS(G1) 17年アーリントンカップ(G3) |
連対時 平均馬体重 | 479kg (最高:488kg) (最低:474kg) |
前走時馬体重 | 484kg |
POINT | |
バランスの整った骨格と豊富な筋肉量、現役馬でもトップクラスに見栄えする馬だ。正方形のトモは豊かなスピードを生み出す力の源で、4歳秋を迎えて更にパワーアップしてきた印象。皐月賞・大阪杯と2000mのG1で2着しているように中距離まで幅広く対応できるタイプではあるが、今回の立ち写真は全体的に肉付きが良く、マイル戦に合わせて筋肉量を増やすような造りに見える。薄っすらと肋骨が感じ取れるように腹周りも引き締まり、ココ目標に抜群の仕上げ。勝ち負けは必至だろう。この馬が二番手。 |
ミッキーグローリー
(牡5、美浦・国枝厩舎)
父 | ディープインパクト |
---|---|
母 | メリッサ |
母父 | ホワイトマズル |
通算成績 | 11戦6勝 |
重賞勝利 |
18年京成杯オータムハンデ(G3) |
連対時 平均馬体重 | 531kg (最高:550kg) (最低:508kg) |
前走時馬体重 | 550kg |
POINT | |
前走時の馬体重550キロが示す通り、骨量・筋肉量ともに非常に恵まれている1頭。全弟のカツジは素軽いイメージの立ち姿だが、この兄は重戦車のような迫力さえ感じる。特に正方形のトモは筋肉量も豊富で、相当なパワーを秘めていそうだ。力強さを全身から感じるが、パーツの組み合わせを見ても決して重苦しい雰囲気ではなく、腹周りも張りがあってスピード決着にも対応できそう。背中には銭型も浮いており、代謝が良いことを示しているように調子も良さそう。初G1でも通用すると見てイチオシとしたい。 |
モズアスコット
(牡4、栗東・矢作厩舎)
父 | Frankel |
---|---|
母 | India |
母父 | Hennessy |
通算成績 | 12戦5勝 |
重賞勝利 |
18年安田記念(G1) |
連対時 平均馬体重 | 486kg (最高:492kg) (最低:478kg) |
前走時馬体重 | 492kg |
POINT | |
筋肉量が豊富でスピードタイプの体型。腰高に見えるのは元々の造りも影響しているが、それでもキ甲はまだ伸びている途中といった雰囲気で、今後更にパワーアップしそう。成長途上でありながらG1を勝つ辺り、相当な能力を秘めていると考えて良いだろう。体の柔軟性が素晴らしいために豊富な筋肉量を余すことなく活かせている。春よりも全体的に芯がしっかりとしてきた印象で、馬体の張りも素晴らしい状態。スワンSを叩かれて腹周りも引き締まり、マイルG1連覇の可能性も十分。 |
ロードクエスト
(牡5、美浦・小島茂厩舎)
父 | マツリダゴッホ |
---|---|
母 | マツリダワルツ |
母父 | チーフベアハート |
通算成績 | 21戦4勝 |
重賞勝利 |
18年毎日放送賞スワンS(G2) 16年京成杯オータムハンデ(G3) 15年新潟2歳ステークス(G3) |
連対時 平均馬体重 | 451kg (最高:460kg) (最低:444kg) |
前走時馬体重 | 458kg |
POINT | |
3歳春から4歳時にかけて馬体がなかなか増えてこなかったが、スプリント戦を中心に使われたことで筋肉量が増え、全体的に逞しくなってきた印象。馬体重こそ変化はないが、見た目からして体つきが変わって来ており、5歳秋を迎えてもう一段階成長期が訪れている。栗東滞在でふっくらと見せる体つきも好感。前走の末脚を見る限り、マイルへの距離延長も問題なくこなしてくれるだろう。好勝負に期待。 |