【エプソムC/マーメイドS】適性ピカイチの馬体はコレだ!
2019/6/2(日)
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エプソムC
マーメイドS
ソウルスターリング
(牝5、美浦・藤沢和厩舎) ※出走取消
父 | Frankel |
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母 | スタセリタ |
母父 | Monsun |
通算成績 | 14戦5勝 |
重賞勝利 |
17年優駿牝馬(G1) 17年チューリップ賞(G3) 16年阪神ジュベナイルF(G1) |
連対時 平均馬体重 | 476kg (最高:480kg) (最低:472kg) |
前走時馬体重 | 494kg |
POINT | |
※出走取消 5歳を迎えたが、バランスの良いシルエットは健在。加齢と共に筋肉量が増して重厚感のある体つきへと変化してきた印象がある。父フランケルは歴代種牡馬の中でも桁違いの筋肉量を誇る馬なので、父方の血統がより前面に表れてきたのだろう。オークスを制してはいるが、現状の体型を考慮すると、距離は1600~2000mあたりが合いそう。マイラー志向が強まってきたイメージがある。休み明けだったヴィクトリアマイルをひと叩きされ、トモには前走で見られなかった大きなスジも浮いており、全体的に筋肉の輪郭がハッキリとしてきた。同様にムダ肉も削げてきた印象で、一度使っての良化を感じさせる。復活に期待したい。 |
ソーグリッタリング
(牡5、栗東・池江寿厩舎)
父 | ステイゴールド |
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母 | ソーマジック |
母父 | シンボリクリスエス |
通算成績 | 19戦7勝 |
重賞勝利 |
19年都大路ステークス(L) 19年六甲ステークス(L) |
連対時 平均馬体重 | 479kg (最高:488kg) (最低:468kg) |
前走時馬体重 | 488kg |
POINT | |
均整の取れたフォルムで、全体にバランスの良さが目立つ立ち姿。スピードとパワーを兼ね備えているタイプで、東京・京都・阪神・中京で勝ち星を挙げているように、舞台を選ばない活躍も納得できる。胴周りの造りも窮屈さを感じず、距離も融通が利く体型。2000mくらいまでは安定して能力を発揮できそうだ。父ステイゴールドは小柄な馬だったが、この馬は前走時で488キロと馬格もあり、高速決着にも対応可能。父の産駒には道悪を得意とする馬が多いが、この馬は蹄が薄くベタ蹄に近い形をしているため、良馬場でこそ力を発揮するタイプだろう。毛艶も黒光りしていて代謝の良さを感じさせ、皮膚を薄く見せるほどに筋肉の張りを感じさせる。本格化してきた印象だ。 |
ブレスジャーニー
(牡5、栗東・佐々晶厩舎)
父 | バトルプラン |
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母 | エルフィンパーク |
母父 | タニノギムレット |
通算成績 | 14戦3勝 |
重賞勝利 |
16年東京スポーツ杯2歳S(G3) 16年サウジアラビアRC(G3) |
連対時 平均馬体重 | 445kg (最高:448kg) (最低:442kg) |
前走時馬体重 | 454kg |
POINT | |
ダートや短距離を中心に活躍馬を送り出しているバトルプラン産駒。大型で骨格や筋肉が立派なパワータイプが多いのも特徴の一つだが、この馬は父の産駒の中でも異質な、コンパクトにまとまった立ち姿を披露している。母方の血統が強く出た印象だ。背中が短く、腹側が長く見える胴周りの造りをしており、柔軟性にも長けた馬体構造。この素軽い体つきであるからこそ、鋭く切れる末脚を繰り出すことができるのだろう。胴が詰まり気味な体型を見る限り、距離は2000mあたりまでが守備範囲か。直飛節で長く良い脚を使うことができるので、ワンターンで直線の長い東京コースはベストの舞台と言える。肋骨が浮いて見えるが、この馬は腹周りをスッキリと見せる面があるので問題ない。筋肉の張りは過去の立ち写真と比較しても一番と言って良いほど。好仕上がりで注目の1頭。 |
プロディガルサン
(牡6、美浦・国枝厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | ラヴズオンリーミー |
母父 | Storm Cat |
通算成績 | 22戦3勝 |
連対時 平均馬体重 | 506kg (最高:520kg) (最低:486kg) |
前走時馬体重 | 514kg |
POINT | |
筋肉量、骨格とも雄大なディープインパクト産駒で、年齢を重ねるごとにパワーアップしており、迫力のある立ち姿を披露している。背中が短く、腹側が長く見える瞬発力に秀でた造り。実際にスローからの上がり勝負で結果を残してはいるが、馬格的には時計勝負になっても十分対応できると考えている。また父の産駒の中でも腹袋が大きめなので、上がりが掛かるようなタフな流れもこなせそうだ。6歳を迎えたが、皮膚の薄さを感じさせるように馬体の張りは素晴らしい。背中には代謝が良い時に出ると言われている銭型が浮いており、充実している様子が伝わってくる。 |
ミッキースワロー
(牡5、美浦・菊沢厩舎)
父 | トーセンホマレボシ |
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母 | マドレボニータ |
母父 | ジャングルポケット |
通算成績 | 13戦3勝 |
重賞勝利 |
17年朝日セントライト記念(G2) |
連対時 平均馬体重 | 486kg (最高:494kg) (最低:482kg) |
前走時馬体重 | 482kg |
POINT | |
胸前や後躯の筋肉が発達しており、馬体重以上に迫力のある立ち姿。トーセンホマレボシ~ディープインパクトと続く父系の影響が強く、後躯の造りは斜尻直飛でディープインパクトの特徴が前面に表れている。長く良い脚を使える馬体構造といえるため、直線の長い東京コースは合っていると見た。骨格に対して胴が長く映る体型をしており、中長距離向き。今回は久々の1800m戦が課題か。テンのスピードも速くないため、脚を持続させるような競馬が理想だ。自ずと早めの動き出しになるのでは無いだろうか。肋骨が薄っすらと浮いており、1週前の時点でムダ肉なくキッチリと仕上がっている。下腿部には血管が網目状に浮き、トモもパンとして張りを感じさせる好馬体。状態に関しては申し分ない。 |