【神戸新聞杯】サートゥルナーリア、ヴェロックスの評価は?オールカマーも診断!
2019/9/16(月)
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神戸新聞杯
オールカマー
サートゥルナーリア
(牡3、栗東・角居厩舎)
父 | ロードカナロア |
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母 | シーザリオ |
母父 | スペシャルウィーク |
通算成績 | 5戦4勝 |
重賞勝利 |
19年皐月賞(G1) 18年ホープフルステークス(G1) |
連対時 平均馬体重 | 493kg (最高:500kg) (最低:488kg) |
前走時馬体重 | 490kg |
POINT | |
春の時点で3歳馬とは思えないほど骨量に対して豊富な筋肉量を披露していた馬が、夏を越してさらにボリュームアップしてきた印象がある。全体的にまとまりが出て来たことで、より胴が短めに映るようになってきた。このレースを制した半兄エピファネイアは胴周りがゆったりとした体型で、シルエットはあまり似ていない。筋肉量を生かした持続力勝負にも対応可能だろうが、馬体のフォルムは背中が短く見える、瞬発力型へと変化してきた。きょうだいの中ではリオンディーズに近い造りになってきた印象で、中距離で鋭い末脚を活かしてこそのタイプ。絶対能力の高さを疑う余地はないものの、本質的に阪神芝2400mは得意とする舞台ではないと見ている。今回は腹周りをふっくらと見せており、余裕のある体つき。力を出せる状態にはあるが、あくまで叩き台といった雰囲気だ。 |
シフルマン
(牡3、栗東・中尾秀厩舎)
父 | ハービンジャー |
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母 | ラブリネスオブパリ |
母父 | サンデーサイレンス |
通算成績 | 8戦3勝 |
連対時 平均馬体重 | 496kg (最高:504kg) (最低:492kg) |
前走時馬体重 | 494kg |
POINT | |
活躍馬を多く輩出している牝系出身ということもあり、血統馬らしく馬体のバランスが整っていて、見栄えする立ち姿。腹袋がやや大きいため胴周りは詰まり気味に見えるものの、四肢が長いため距離延長自体は問題なさそう。斜尻直飛の構造で、長く良い脚を繰り出してこそ持ち味が生きる造りをしているので、外回りコースの持続力勝負にも対応できるはずだ。馬体重も前走時で494キロと高速決着にも対応できる筋肉量があり、立ち姿からは重苦しさを感じない。スピードを求められる展開も大丈夫だろう。毛艶が抜群に良く見えるように体調の良さを感じさせるだけでなく、腹周りも1週前の時点で引き締まっている。文句なしの好仕上がりでレースを迎えることができそうだ。 |
ユニコーンライオン
(牡3、栗東・矢作厩舎)
父 | No Nay Never |
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母 | Muravka |
母父 | High Chaparral |
通算成績 | 6戦3勝 |
連対時 平均馬体重 | 527kg (最高:544kg) (最低:510kg) |
前走時馬体重 | 510kg |
POINT | |
ストームキャット×サドラーズウェルズという血統構成もあり、骨格・筋肉量ともに豊かで雄大な馬格を披露している。クビさしから胸前にかけての筋肉を見てもパワー型の印象で、力を要するコースで真価を発揮しそうなイメージがある。トモも横幅があって立派に見せており、阪神の坂も苦にしない。ただ神戸新聞杯はスピードの持続力が求められると同時に素軽さも要求されるため、この馬は全体に重厚感がありすぎる印象も受ける。大きすぎる馬格は長距離戦においてスタミナを消費してしまうことにも繋がるため、距離は2000mあたりが一番合いそうだ。馬体の張り、毛艶は共に申し分なく、調子はかなり良さそう。デキの良さでどこまで食い込めるか。 |
レッドジェニアル
(牡3、栗東・高橋忠厩舎)
父 | キングカメハメハ |
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母 | レッドアゲート |
母父 | マンハッタンカフェ |
通算成績 | 6戦2勝 |
重賞勝利 |
19年京都新聞杯(G2) |
連対時 平均馬体重 | 482kg (最高:484kg) (最低:480kg) |
前走時馬体重 | 476kg |
POINT | |
腹側に対してやや背中側が短く見える胴の造りをしていて、腹周りのラインも後躯に向かって引き締まっている。末脚を武器とする馬に多い、瞬発力に秀でた体型だ。胴自体は窮屈な造りではないため2400mの距離も問題ないと見ている。ダービー時は476キロとやや馬体を減らしてしまっていたが、今回はひと夏越して全体的にボリュームアップしてきた印象がある。このレースで好走馬の多い、480~500キロの間に収めてきそうだ。キングカメハメハ産駒らしく肉付きが良いため、高速決着にも十分対応できるはず。流れ次第で持ち前の決め手が生きる可能性があるため、軽視はできない。前走よりも腹周りはふっくらとしているが、休み明けで細く見せるよりも好印象。今回も下腿部に血管が浮いていて、馬体の張りは良さそうだ。良化余地は残していながら力を発揮できる状態にあると見て良いだろう。 |
ワールドプレミア
(牡3、栗東・友道厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | マンデラ |
母父 | Acatenango |
通算成績 | 4戦2勝 |
連対時 平均馬体重 | 474kg (最高:476kg) (最低:472kg) |
前走時馬体重 | 474kg |
POINT | |
バランスが整っているディープインパクト産駒で、立ち姿のシルエットが美しい。骨格に対して胴周りの造りにゆとりがあり、背中を長く見せる体型をしている。胴周りが詰まり気味で、前後にまとまった体型の全兄ワールドエースはマイラーズCをレコード勝ちしたように1600~2000m辺りに高い適性を示す瞬発力タイプの馬体構造をしていた。この馬は兄ほどの瞬発力は感じさせないが、良い脚を長く使うという点においてはこの馬の方が優れている。距離が延びて良さそうな印象もあり、外回りコースで持続力勝負になりやすい神戸新聞杯は好材料が揃った条件と言えるだろう。本番の菊花賞も含め、レース適性は高いと見ている。若葉S以来の実戦となるが、筋肉の輪郭がハッキリと浮かび上がり、馬体の張りは抜群に良い。毛艶もピカピカで、このレースに向けての仕上げ度合いに関しては2強を上回るほど。食い込みに期待したい。 |
ヴェロックス
(牡3、栗東・中内田厩舎)
父 | ジャスタウェイ |
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母 | セルキス |
母父 | Monsun |
通算成績 | 7戦3勝 |
連対時 平均馬体重 | 486kg (最高:492kg) (最低:478kg) |
前走時馬体重 | 486kg |
POINT | |
胸前やトモにしっかりと筋肉が付いており、良い意味でパーツが主張しすぎない造りをしている。舞台を選ばずに能力を発揮できるタイプではあるものの、背中が長めでゆったりとした胴周りは父ジャスタウェイ似。父は上がりの速い末脚を繰り出していたことで瞬発力型のイメージが強いが、G1初制覇を飾った天皇賞(秋)のようなスピードの持続力が問われる舞台でこそパフォーマンスを上げた。この馬も父同様に良い脚を長く繰り出せる、持続力に優れた体型と言えるだろう。神戸新聞杯は緩い流れから各馬が速めに動きだし、後半4Fの勝負になりやすい。また直線スピードも問われる条件だけに、筋肉量が豊富でありながら重苦しく見せたいフォルムもこのレースにピッタリと言える。細めに仕上げる傾向のある中内田厩舎としては若干ふっくらと見せているが、毛艶や馬体の張りは文句なし。本番の菊花賞含め注目の1頭だ。 |
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