【エプソムC】 昨年18番人気馬が大激走!波乱続出の荒れる重賞を斬る…競馬JAPAN

追い切りの動きなども踏まえたイチオシ馬、特注馬は金曜日に公開します!

エプソムC

函館スプリントS

アドマイヤビルゴ

(牡4、栗東・友道厩舎)

ディープインパクト
イルーシヴウェーヴ
母父Elusive City
通算成績7戦4勝
連対時
平均馬体重
432kg (最高:434kg)
(最低:430kg)
前走時馬体重428kg
POINT
父ディープインパクトの現役時代と変わらない、430キロほどのコンパクトな馬体。筋肉の質感はしなやかで、肩のラインが寝ているため、前肢の可動域も広い。全体にムダ肉が少なく、骨格に対して四肢にも伸びがあり、中長距離への適性を感じさせる。背中側が短く、腹側のラインが長く映る「長躯短背」で、追ってから切れる瞬発力が本馬の武器。1800mはやや短い印象も、末脚勝負になりやすい東京コースでどんな走りを見せてくれるか楽しみだ。成長の余地を残しつつも、現時点で馬体の張りは上々。腹周りも理想的なコンディションに仕上がっている。

アルジャンナ

(牡4、栗東・池江寿厩舎)

ディープインパクト
コンドコマンド
母父Tiz Wonderful
通算成績7戦1勝
連対時
平均馬体重
460kg (最高:466kg)
(最低:456kg)
前走時馬体重466kg
POINT
均整のとれたバランスのいい骨格で、立ち姿は非常に見栄えがする。3歳時よりも筋肉量が増してきており、パワフルな馬体になってきた。元々フレームの造りは中距離タイプで、1600~2000m辺りはソツなくこなせるはず。胴周りは長躯短背の理想的なラインを描き、柔軟性に富んだ造り。東京の瞬発力勝負もOKだ。長期休養明けの2走前が+18キロ、前走のマイラーズCでは-6キロと絞れていたが、今回は今季3戦目で腹周りが更にスッキリと引き締まって来た。背中には銭型が浮き上がり、代謝の良さが伝わってくる。毛艶も光沢があり、文句無しの好仕上がり。

ヴェロックス

(牡5、栗東・中内田厩舎)

ジャスタウェイ
セルキス
母父Monsun
通算成績13戦3勝
連対時
平均馬体重
486kg (最高:492kg)
(最低:478kg)
前走時馬体重498kg
POINT
父ジャスタウェイに似た胴周りをゆったりと見せる体型で、長く脚を使う持続力勝負に強そうな造りをしている。広い東京コース自体は合っている一方、切れ味を求められる展開になった場合にどこまで対応できるか。3歳時と比較して筋肉量が増し、全体に逞しい体つきになってきた。前走は2200mで着外に敗れたものの、パワフルさが出てきたため距離適性はマイル~2000mがベストではないだろうか。脚部不安で東京新聞杯を回避したが脚元はスッキリと見せており、不安は一切感じられない。馬体の張りは近走で一番といっていいレベル。銭型も浮き上がり、体調もかなり上向いてきている。

サトノフラッグ

(牡4、美浦・国枝厩舎)

ディープインパクト
バラダセール
母父Not For Sale
通算成績10戦3勝
重賞勝利 20年報知弥生ディープ記念(G2)
連対時
平均馬体重
491kg (最高:494kg)
(最低:486kg)
前走時馬体重498kg
POINT
馬体重こそデビュー時から大きな変動がないものの、体つきは3歳時と比較して一変。シャープな印象があったクビ周りには豊富な筋肉が付き、伸びを感じさせた胴周りにもまとまりが出てきた。本質的には持続力を活かした競馬が合うタイプで、弥生賞もマクり気味に進出して勝利。ストライドも雄大で、広い東京コースは向いているはずだ。菊花賞3着馬ではあるものの、現状この体つきであれば中距離のほうが力を発揮できそう。腹周りにはボリューム感があるものの、肋骨が薄っすらと浮き、決して太くは映らない。馬体の張りも良好で、過去とは異なる造りでどんな走りを見せるか注目。
今週のイチオシ

シュリ

(牡5、栗東・池江寿厩舎)

ハーツクライ
エーゲリア
母父Giant’s Causeway
通算成績10戦6勝
連対時
平均馬体重
503kg (最高:514kg)
(最低:490kg)
前走時馬体重514kg
POINT
背中が短めで前後にやや詰まった印象のある体型。500キロを超える大型馬ながら、柔軟性に富んだピッチの利く走りが特徴的で、瞬発力勝負に強そう。一方で、飛節は地面に対して真っ直ぐに伸びた「直飛」の構造をしており、後肢をキックした際に飛節がしっかりと伸び切る。持ち前の馬格の大きさも相まって、鋭い脚を長く使える点が本馬の長所といえるだろう。近年のエプソムCでは胴周りにまとまりがあるタイプが強く、レースへの適性はかなり高そうだ。後肢の下腿部には血管が網目状に浮き上がり、皮膚を薄く見せるほど筋肉の張りがいい。完成度もさらに高まってきた。

ファルコニア

(牡4、栗東・高野厩舎)

ディープインパクト
カンビーナ
母父Hawk Wing
通算成績10戦4勝
連対時
平均馬体重
450kg (最高:456kg)
(最低:444kg)
前走時馬体重456kg
POINT
腹周りに余分な肉が一切付いていないシャープな体型。胴周りに伸びがあり、胸の深さも十分で、四肢をスラっと長く見せている。前向きな走りをするため1800mでも能力を出せているものの、体型的には距離が延びて良さが出そう。ストライドも大きく、広々とした東京コースはこの馬にとってプラスに働きそう。3歳時と比較して、胸前やトモの筋肉量がハッキリと増加。トモの下腿部にも膨らみがあり、充実した馬体を披露している。キ甲が伸びたことで腰高な印象も無くなり、完成度が高まって来た。毛艶も光沢があり、薄っすらと肋骨が浮き上がる理想的なコンディションに整っている。

フランツ

(牡6、栗東・音無厩舎)

ディープインパクト
ロベルタ
母父ブライアンズタイム
通算成績18戦4勝
連対時
平均馬体重
442kg (最高:456kg)
(最低:434kg)
前走時馬体重456kg
POINT
過去の立ち写真と比較しても全体にボリューム感があり、前走のメイSでは過去最高馬体重を記録。それでも太め感は一切なく、6歳にして充実期を迎えている印象だ。1800mもベストといえる距離で、胴周りがやや詰まり気味な瞬発力タイプであることを踏まえても、末脚が活きる東京コースへの適性は高いはず。母父ブライアンズタイムの影響が出てきており、腹袋に膨らみがある。数字以上に逞しく見せ、繋ぎはやや短め。高速馬場よりは多少、時計の掛かる馬場が合いそう。毛艶や馬体の張りも申し分なく、状態の良さが伝わってくる。
今週のイチオシ

プレシャスブルー

(牡7、美浦・相沢厩舎)

ディープインパクト
オンワードミシェル
母父アンバーシヤダイ
通算成績34戦5勝
連対時
平均馬体重
437kg (最高:448kg)
(最低:428kg)
前走時馬体重436kg
POINT
※立ち写真は20年函館記念出走時
背中が短く、腹側のラインが長い「長躯短背」と言われる活躍馬に多く見られる体型。また仙骨の角度が傾斜した「斜尻」と飛節が真っ直ぐに伸びた「直飛」はいずれも父ディープインパクトと同じパーツの構造で、瞬発力と持続力を兼ね備えたタイプと考えていい。近年のエプソムCではこの2つのパーツを合わせ持つタイプの活躍が目立っている。エプソムCは開催後半の荒れ気味の馬場で直線、馬群がバラけるような展開になりやすい。本馬も脚を余すことなく繰り出されていた時に好走例が多く、レース適性はかなり高いと見ている。穴候補として注目の1頭だ。

カレンモエ

(牝5、栗東・安田隆厩舎)

ロードカナロア
カレンチャン
母父クロフネ
通算成績10戦4勝
連対時
平均馬体重
462kg (最高:466kg)
(最低:458kg)
前走時馬体重458kg
POINT
牝馬らしいシャープな造りでありながら、胸前から肩周り、トモにはしっかりと筋肉が付いており、立ち姿からは馬体重の数字以上に迫力を感じさせる。胸が深く、前脚が短めで重心が低い。胴周りは母カレンチャンよりも若干伸びが感じられる。高い心肺機能と持続力が伝わってくる構造で、やはりスピードで押し切るようなスタイルがベストと考えられる。蹄に丸みがあり、厚さも十分。一般的にパワーを要するといわれる洋芝でも問題なく力を発揮できるだろう。芦毛は輪郭がボヤけて映りがちだが、本馬は皮膚を薄く見せるほどの張り感を示していて、状態はかなり良さそう。

ギルデッドミラー

(牝4、栗東・松永幹厩舎)

オルフェーヴル
タイタンクイーン
母父Tiznow
通算成績12戦2勝
連対時
平均馬体重
471kg (最高:478kg)
(最低:468kg)
前走時馬体重480kg
POINT
背中が短く、腹側のラインが後躯に向かって引き締まっている、瞬発力タイプの体型。牝馬の中では比較的馬格に恵まれていて、筋肉量が豊富。胴周りにもまとまりがあり、ピッチの利く走りができるタイプ。1200mへの距離短縮も十分に対応できるはず。過去の立ち写真と比較すると、以前のほうが膨らみを感じるが、今回はアップで見ると全身に血管が浮き上がっていることが分かる。筋肉量はキープできており、ムダな肉が削げて馬体の張りがより良化してきたと見ていいだろう。1週前の時点で体はキッチリと仕上がった。

コントラチェック

(牝5、美浦・藤沢和厩舎)

ディープインパクト
リッチダンサー
母父Halling
通算成績15戦5勝
重賞勝利 21年夕刊フジオーシャンS(G3)
19年ターコイズステークス(G3)
19年フラワーカップ(G3)
連対時
平均馬体重
467kg (最高:480kg)
(最低:458kg)
前走時馬体重480kg
POINT
前後にまとまりのある、正方形に近いシルエット。全体に肉付きが良く、牝馬ながらかなりパワフルな馬体の持ち主。体型的にはマイルがベストに映るものの、前走は1200mにも見事に対応。結果的には稍重馬場でパワーが活きた印象で、現状スプリント戦ではやや時計の掛かる条件が合っているのではないだろうか。今回は力を要する洋芝の札幌コースで、条件的には好印象だ。蹄底には厚みがあり、馬場が渋っても問題なし。良い意味で全体にボリューム感があり、毛艶も黒光りしている。体調はかなり良さそうで、この後輸送で絞れればちょうどいい目方になりそうだ。

ジャスティン

(牡5、栗東・矢作厩舎)

オルフェーヴル
シナスタジア
母父Gone West
通算成績22戦8勝
重賞勝利 20年東京盃(G2)
20年カペラステークス(G3)
20年東京スプリント(G3)
連対時
平均馬体重
482kg (最高:488kg)
(最低:476kg)
前走時馬体重488kg
POINT
筋肉質で胴も詰まり気味、スプリンターらしい馬体の持ち主。特にトモの発達は目を引くモノがあり、横幅が広い上に、立派な筋肉が付いている。下腿部も太く、筋肉量豊富な後躯から感じられるスピード・パワーは一級品だ。過去に芝で2勝を挙げているが、厚みのある蹄と立ち気味の繋ぎを見る限り、やはり良さはダートで活きてくるはず。ただ今回は超高速にはなりづらい洋芝。一雨降って時計の掛かる条件になれば、粘りこむシーンがあっても驚けない。肋骨が薄っすら浮き上がる理想的なボディコンディションで、馬体の張りや毛艶も申し分ない。
今週のイチオシ

ビアンフェ

(セ4、栗東・中竹厩舎)

キズナ
ルシュクル
母父サクラバクシンオー
通算成績10戦3勝
重賞勝利 20年葵ステークス(重)
19年函館2歳ステークス(G3)
連対時
平均馬体重
522kg (最高:558kg)
(最低:502kg)
前走時馬体重548kg
POINT
全体に筋骨隆々といった言葉がピッタリの筋肉質な体型で、重心も低く、スプリント戦への高い適性を感じさせる。距離は1400mでも長いくらいで、1200mに特化している印象すらある。中でもトモの筋肉量は現役スプリンターの中でも指折りの存在。力強いキックから大きな推進力を生み出せそうで、ココも持ち前のスピードで押し切りたいところ。パワーも十分に秘め、洋芝への適性も高い。馬体のボリューム感は昨年のスプリンターズS出走時と遜色ない雰囲気で、見た目にパンプアップされている。3ヶ月ぶりでもいきなり注目の1頭。

マイネルアルケミー

(牡5、美浦・中野栄厩舎)

ダンカーク
ビリーヴザミラクル
母父フジキセキ
通算成績29戦4勝
連対時
平均馬体重
470kg (最高:486kg)
(最低:460kg)
前走時馬体重480kg
POINT
父ダンカーク似で背中と腹側のラインが平行に近い構造をしている。このような体型をした馬はスパッと切れるよりも、長く脚を使う競馬が得意。キャリア29戦と豊富ながら、メンバー3位内の上がりをマークしたことは2回しか無く、上がりの掛かるような展開でより持ち前の持続力が活きてくるはず。腹袋も大きめで、筋肉量も豊富。札幌コースでも勝利を挙げており、パワフルな馬体で洋芝適性も十分。過去との比較はできないが、薄っすらと肋骨が浮き上がり、1週前の時点で仕上がりは上々。毛艶も非常に良く、体調面からも連勝中の勢いを感じさせる。

ミッキーブリランテ

(牡5、栗東・矢作厩舎)

ディープブリランテ
エピックラヴ
母父Dansili
通算成績23戦5勝
連対時
平均馬体重
465kg (最高:476kg)
(最低:454kg)
前走時馬体重474kg
POINT
太く短いクビさし、盛り上がるように発達した胸前。かなりのパワーを秘めており、筋肉量豊富な母父のDansiliが発現している。北海道の洋芝は今回が初挑戦。体型的に1200mならやや時計が掛かったほうが良さそうなので、パワフルな走りが馬場の性質とマッチする可能性も十分にある。高松宮記念時も素晴らしい馬体の張りや毛艶を披露していたが、さらにパンプアップした印象で、特にキ甲から肩周りにかけてのボリューム感は非常に迫力がある。馬体から充実した様子が伝わって来ており、今回もデキに関しては文句無し。

エプソムC

函館スプリントS

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