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※イチオシ馬&特注馬は、追い切りの動きなども踏まえて金曜日に公開します!

関屋記念

小倉記念

  • 8/13()夕方発行
    東京スポーツ(関屋記念の予想を掲載)
  • 8/14()13:30頃~
    ラジオ日本「土曜競馬実況中継」午後の部後半
    (新潟7R~9R)
  • 8/14()14:30頃~
    ラジオ日本「日曜競馬実況中継」午後の部後半
    (新潟10R~12R)

イルーシヴパンサー

牡4
[美]久保田厩舎

レース適性星
仕上がり星
ハーツクライ
イルーシヴキャット
母父:キングカメハメハ
通算成績 10戦5勝[5-2-0-3]
前走時馬体重 476kg
詳細
寸評

イルーシヴパンサー 胴長タイプが多いハーツクライ産駒の中でも、本馬は胴にまとまりがあるタイプ。背中が短めで、筋肉の柔軟性にも富んでいる。飛節の形状もバネ感があって、優れた瞬発力を感じさせる。後肢が長いためやや腰高には映るものの、この馬自身のバランスとしては整っている。関屋記念は長い直線を使っての叩き合い、瞬発力が求められる展開になりやすい。切れ味勝負が身上の本馬にとって、向いている舞台といえそうだ。レース間隔が開いても問題ないタイプで、今回も馬体はムダ肉無く引き締まっている。1週前の時点で目一杯に仕上げているイメージこそないものの、十分に力を出せる状態にありそうだ。

エアファンディタ

牡5
[栗]池添学厩舎

レース適性星
仕上がり星
Hat Trick
Nokaze
母父:Empire Maker
通算成績 16戦5勝[5-3-0-8]
前走時馬体重 458kg
詳細
寸評

マイルCS・香港マイルを制した父よりも馬体のサイズはコンパクト。ただし筋肉量はかなり多く、馬体重の数字以上に力強さを感じさせる、パワフルな体つきだ。バネの利きそうなカーブした飛節と、胴詰まりの体型は典型的な瞬発力タイプの特徴。トモの横幅が薄い分、序盤の位置取りは中団~後方になりやすいものの、しっかりとタメを利かせることで、鋭い末脚を繰り出すことができる。直線の長い新潟外回りコースは追込脚質のこの馬にとってマッチする舞台といえそうだ。毛艶の光具合は前回ほどではないものの、馬体の張りはキープできている。

ゴールデンシロップ

牡4
[美]木村厩舎

レース適性星
仕上がり星
Havana Gold
Muscovado
母父:Mr. Greeley
通算成績 7戦4勝[4-1-0-2]
前走時馬体重 532kg
詳細
寸評

骨格のバランスが整っていて、筋肉量も豊富。父系譲りで肉付きのいいタイプでも重たすぎることはなく、スピード勝負にも十分対応できそう。胴周りの長さも理想的で、後肢にはバネ感も秘める。追ってからいい脚を使えるので、広い新潟外回りコースは合うだろう。胸の深さもあって、心肺機能の高さも感じさせる。繋ぎはやや短めで、馬場が渋っても問題なく力を発揮できるタイプ。筋肉の張り具合は抜群で、腹周りは薄っすらと銭型模様が浮き上がっている。3連勝の勢いが示すように、身体面で充実期を迎えている印象だ。

ザダル

牡6
[美]大竹厩舎

レース適性星
仕上がり星
トーセンラー
シーザシー
母父:Lemon Drop Kid
通算成績 15戦6勝[6-0-2-7]
前走時馬体重 504kg
詳細
寸評

やや背中を長く見せるシルエット。長くいい脚を繰り出せそうな、持続型のフォルム。後肢は程よいカーブを描き、バネ感があって切れも十分。実際に1800mの重賞を制しているように、今回のメンバーでは中距離志向の強さが馬体からも伝わってくる。広いコースは得意としているので、持ち前の末脚を発揮できれば好勝負できそう。マイル戦では時計が速すぎないほうがいいイメージなので、当日の馬場傾向は注意。体つきはいい意味でふっくらと見せていて、力強さを感じさせる。いつもと同様に毛艶は上々で、相変わらずいいデキをキープ。

スカイグルーヴ

牝5
[美]木村厩舎

レース適性星
仕上がり星
エピファネイア
アドマイヤセプター
母父:キングカメハメハ
通算成績 10戦2勝[2-4-0-4]
前走時馬体重 462kg
詳細
寸評

骨格の大きさに対して、四肢・胴周りが長い。近走は1200~1400mを使われているが、体型的にはマイル~2000m辺りが合っているイメージ。距離延長は問題なく、広いコースも合う。スパッと切れる脚を使うよりは持続型寄りの馬で、決め手勝負でどこまでパフォーマンスを上げられるか。3歳時以来の立ち姿で、当時よりも馬体重は20キロ以上増えている。筋肉量は明らかに増えていて、体つきにメリハリが出てきた。キ甲もグンと伸び、ほぼ完成形に近いフォルムと見ていいだろう。筋肉の輪郭がハッキリと浮いていて、馬体は引き締まっている。いい状態でレースを迎えられそうだ。

ダノンザキッド

牡4
[栗]安田隆厩舎

レース適性星
仕上がり星
ジャスタウェイ
エピックラヴ
母父:Dansili
通算成績 9戦3勝[3-0-2-4]
前走時馬体重 526kg
詳細
寸評

父ジャスタウェイ似のゆったりとした胴周りで、長く良い脚を繰り出せる、持続力に優れた体型。ホープフルSの勝ち馬ではあるものの、跳びが大きいため本質的には広いコースのほうが合っている。骨格から中距離志向の強さが窺える一方で、2~3歳時よりも肉付きが良くなって、マイラー色が濃くなってきた。マイル戦での高速決着は課題も、潜在能力の高さでリカバリーしたいところ。前回の立ち姿は少しふっくらとしていたが、今回は肋骨が感じ取れるように、前走よりもスッキリとした馬体に仕上がっている。筋肉の張り感もアップしていて、デキは上向き。

イチオシ馬

ウインカーネリアン

牡5
[美]鹿戸雄厩舎

レース適性星
仕上がり星
スクリーンヒーロー
コスモクリスタル
母父:マイネルラヴ
通算成績 17戦6勝[6-3-0-8]
前走時馬体重 510kg
詳細
寸評

全体に肉付きが良く、重心がどっしりとして重厚感のある立ち姿。父スクリーンヒーローと同様に腹構えもしっかりとしていて、地力勝負に向いた形。3歳時よりもクビさしが太く、たくましくなって、よりパワフルな印象に。トモのボリューム感も増して、後肢の下腿部には血管がハッキリと浮いている。胴周りにも程よくまとまりがあって、好位から速い脚を繰り出せるのが本馬の長所。1800m戦でも勝利を挙げているが、現状の体つきではマイル戦がベスト。皮膚を薄く見せるほど筋肉の張りが良く、毛艶も光沢があって見た目に体調の良さが伝わってくる。充実一途といったイメージ。

やーしゅん
関屋記念は速い上がりが問われる一方、4コーナー3番手以内で回った馬が3年連続で馬券に絡んでいます。好位から速い脚を使える本馬にとってマッチするレースといえそうです。連勝中の勢いが示すように、馬体も充実しています。

カテドラル

牡6
[栗]池添学厩舎

レース適性星
仕上がり星
ハーツクライ
アビラ
母父:Rock of Gibraltar
通算成績 24戦4勝[4-5-1-14]
前走時馬体重 482kg
詳細
寸評

前後にまとまりがあって、飛節も緩やかにカーブを描いており、瞬発力を秘めた馬体構造。馬群を割るような、一瞬の加速力に優れている。広いコースでの好走実績もあるが、年齢を重ねてよりガッシリとした造りになってきたこともあり、現状は小回りコースのほうが末脚はハマりやすい。開催が開いて高速馬場が濃厚の芝はカギになりそうだが、決め手が活きる展開になれば。2000mへの延長は問題ない。前走との直接比較はできないものの、銭型模様が馬体に浮き上がっていて、代謝の良さが伝わってくる。筋肉の張り感も申し分ない。

シフルマン

牡6
[栗]中尾秀厩舎

レース適性星
仕上がり星
ハービンジャー
ラブリネスオブパリ
母父:サンデーサイレンス
通算成績 27戦5勝[5-2-2-18]
前走時馬体重 502kg
詳細
寸評

脚が長く、胴周りにまとまりがあって、バランスが整っている。腹袋は大きめで、やや胴詰まりでも切れるタイプではなく、渋太さを活かしたほうがいいタイプ。四肢が長く、後肢の飛節は真っ直ぐに伸びた「直飛」で持続力に優れた形。本質的には広いコースのほうが良さそうだが、スタートダッシュも速いので、先行して粘りこむ競馬に期待。500キロ近い馬格を有していて、ある程度時計が速くなっても対応は可能と見ている。3歳秋以来の馬体写真になるため、前走との比較はできないものの、当時よりも体つきにメリハリが出ていて成長を感じる。ふっくらと見せて、体調は良さそう。

タガノディアマンテ

牡6
[栗]鮫島厩舎

レース適性星
仕上がり星
オルフェーヴル
タガノレヴェントン
母父:キングカメハメハ
通算成績 17戦2勝[2-3-1-11]
前走時馬体重 484kg
詳細
寸評

胸前から肩周り、そして後躯についた立派な筋肉からは母父キングカメハメハの特徴を感じさせる。近走は中長距離を中心に使われているが、比較的体つきはたくましいタイプなので、2000m戦への短縮は問題なし。バランスのいい体型で、どんな展開になってもある程度対応できる自在性を感じさせる。6歳馬でも休養が長く、レース数を使っていないため、馬体は非常に若々しい。少し間隔が開いた分、筋肉の張りは前走のほうが良く見えたものの、毛艶は光沢があって体調そのものはかなりいい。

ピースオブエイト

牡3
[栗]奥村豊厩舎

レース適性星
仕上がり星
スクリーンヒーロー
トレジャーステイト
母父:Oasis Dream
通算成績 4戦3勝[3-0-0-1]
前走時馬体重 460kg
詳細
寸評

決して大柄な馬ではないものの、骨格に対して肉付きが良く、力強さが前面に出たフォルム。父スクリーンヒーロー譲りで腹周りの造りにも重厚感がある。高速決着への対応がどうかも、体型的に前走の2400mは長い印象があったので、距離短縮は好材料。マイルから2000mが合っているタイプ。胴周りにまとまりがあり、脚質的に自在性も秘めているので、小回りコースも問題ないだろう。背中には薄っすらと銭型模様が浮き上がっていて、毛艶はいい。大敗後でもダメージは感じさせず、力を出せる状態に整っている印象。

マリアエレーナ

牝4
[栗]吉田厩舎

レース適性星
仕上がり星
クロフネ
テンダリーヴォイス
母父:ディープインパクト
通算成績 14戦4勝[4-4-2-4]
前走時馬体重 426kg
詳細
寸評

母テンダリーヴォイスと同様にコンパクトな馬体が特徴。本馬は父クロフネの血が出て、母よりも若干胴に伸びが感じられる。同時に柔軟性も秘めており、舞台を問わない安定した走りができるタイプ。ただし馬格は小柄なため、極端な高速決着は不向きの印象。開催が開いて時計が速くなりそうな小倉の芝コースにどこまで対応できるかがカギ。比較的仕上がりは安定しており、今回もいい意味で変わらず、スッキリと仕上がっている。馬体の張りも上々だ。

イチオシ馬

ジェラルディーナ

牝4
[栗]斉藤崇厩舎

レース適性星
仕上がり星
モーリス
ジェンティルドンナ
母父:ディープインパクト
通算成績 13戦4勝[4-2-1-6]
前走時馬体重 452kg
詳細
寸評

父モーリスよりも母ジェンティルドンナの影響が強く出ており、牝馬らしいしなやかなフォルムの持ち主。ディープインパクト産駒のようなシルエットで、長躯短背、飛節の角度も緩やかにカーブしていてバネ感がある。見た目にも末脚が切れそうな、瞬発力タイプの馬体構造だ。小回りの小倉コースにも実績があり、また素軽さがありつつ後躯の発達も十分に感じられるので、高速馬場もマッチしそう。総合的に見てレース適性は高そうだ。冬毛が伸びていた春の立ち姿と比較しても、明らかに毛艶が良化して、馬体の張り感もアップ。

やーしゅん
小倉記念は高速決着になりやすいレースですが、決して先行馬有利ではなく、速い時計に対応できる差し馬が狙い目。小回りコース、スピード勝負の両面に高い適性を示すこの馬にとってベストのレースといえるでしょう。春と比較して、馬体のコンディションもグンと良化しています。
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