※イチオシ馬&特注馬は、追い切りの動きなども踏まえて1/4(水)に公開します!

中山金杯

京都金杯

  • 1/5()12:30頃~
    ラジオ日本「中央競馬実況中継」午後の部通し
    (中山7R~12R)

アドマイヤビルゴ 牡5

ディープインパクト
イルーシヴウェーヴ
母父:Elusive City
通算成績 14戦5勝[5-1-2-6]
前走時馬体重 436kg
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寸評

出走回避
牡馬としてはコンパクトな馬体。ただし骨格のバランスが整っているので、立ち姿はさほど小さく見せていない。骨格に対しての筋肉量も十分で、大腿筋膜周辺には膨らみが感じられる。後躯が発達したからこそ、安定した先行力が出てきたのかも。体重は大きな変化がないものの、体つきは明らかにメリハリが出て、成長が窺える。本質は軽さが武器の馬で、冬のタフな馬場をこなせるかは課題。非常に毛艶良く見せていて、後肢の下腿部には血管が浮いている。レースまで少し時間はあるものの、キッチリ仕上がった印象。

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エヒト 牡5

ルーラーシップ
ヒーラ
母父:ディープインパクト
通算成績 23戦5勝[5-2-3-13]
前走時馬体重 462kg
詳細
寸評

少し腰高に映るフォルムはルーラーシップ産駒特有のモノ。骨格自体は完成されている。容量の大きいトモは父系譲りで、坂のあるコースでもパワフルに駆け上がることができそうだ。飛節は折りの深い「曲飛」タイプで、小回りコースでの実績が光る。中山コースでも十分にやれるはず。腹袋は大きめで、上がりの掛かるタフな競馬もOK。蹄はやや薄く、繋ぎは長い。冬毛が出ているので毛艶は見栄えしないが、トモの張り感は十分。夏よりもコロンとして映るものの、体つきにはメリハリがあり、太い印象はない。

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ラーグルフ 牡3

モーリス
アバンドーネ
母父:ファルブラヴ
通算成績 9戦4勝[4-0-1-4]
前走時馬体重 492kg
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寸評

豊富な筋肉量と、まとまりのある胴周り。ファルブラヴの血が入っている分、全体にパワフルな印象があり、本質的にはパワー型。背中は短めで、腹周りも後躯に向かって引き締まっている。近走は広いコースでの鋭い末脚が目立つように、跳びは綺麗な馬。小回りコースで器用に立ち回れる機動力も秘めていて、総合力に優れている。中山での好走実績もあり、冬場のタフな馬場も合う印象。今回は過去の写真と比較して、肋骨がハッキリと浮いている。後躯のボリューム、張り感も前回のほうが良く見えたので、当日の気配も注意したい。

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レッドランメルト 牡3

ディープインパクト
クイーンズアドヴァイス
母父:Orpen
通算成績 10戦4勝[4-3-1-2]
前走時馬体重 510kg
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寸評

前走時で510キロと、小柄な父とはあまり似ていない。全体に肉付きが良いフォルムで、距離は2000m辺りが合っている印象。馬格のサイズがあってパワーを秘めている点は、冬の中山において有利に働きそう。飛節は真っ直ぐに伸びた「直飛」タイプで、ストライドを伸ばして走るタイプ。前向きな気性と素軽い先行力を秘めているため、長く脚を使って好位から抜け出す競馬が勝ちパターン。明け4歳馬で全体に成長余地を残しており、馬体はこれからよりメリハリが出てくるはず。現状太め感なく仕上がっており、動ける態勢にはありそう。

イチオシ馬
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ウインキートス 牝5

ゴールドシップ
イクスキューズ
母父:ボストンハーバー
通算成績 24戦5勝[5-6-5-8]
前走時馬体重 478kg
詳細
寸評

牝馬らしいしなやかさを秘めつつ、水準以上の馬格があり、牡馬相手でもスケール感は見劣らない。胴周りはゆったりと見せていて、中長距離への適性が高い。久々の2000m戦となるが、冬場のタフな馬場ならむしろマッチしそう。飛節の折りは深い「曲飛」の構造で、機動力に優れたタイプ。小回りコースで器用に立ち回る競馬が得意のため、この舞台は合いそう。季節的に腹周りには多少、冬毛が生えているものの、後躯の張り具合は前走以上。トモの半腱半膜様筋は今回のほうがより明瞭に浮き上がっている。

やーしゅん
前走は大敗を喫しましたが、関東圏の小回り中山コースは得意な舞台で注目の1頭。2000mを走るのは久々ですが、冬場のタフな馬場なら本馬のスタミナが活きるはず。筋肉の張り感は前回より良く見せており、デキは上向いているように見えました。引退レースで見せ場以上に期待です。
特注馬
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ラーゴム 牡4

オルフェーヴル
シュガーショック
母父:Candy Ride
通算成績 17戦4勝[4-4-1-8]
前走時馬体重 522kg
詳細
寸評

500キロを優に超える大型馬。芝重賞勝ち馬ではあるものの、蹄には厚みがある。体つきもパワフルで、近走はダートで安定した走りを見せている。馬格は大きいが機動力があるので、小回りコースも問題なし。約1年ぶりの芝レースとなるが、冬場の時計が掛かる馬場状態なら。道悪も得意な部類なので、馬場が渋ればよりチャンス。中1週で名古屋グランプリを使った後のレースとなるが、毛艶はピカピカで見た目に疲れは感じない。腹周りを見ても馬体減りはなく、好調をキープ。

やーしゅん
ローテーションはやや詰まりますが、筋肉の張り・毛艶良好。調教でも活気ある動きを見せており、デキ落ちは感じられません。近走はダート戦を使っていますが、冬場のタフな馬場コンディションならば、この馬の力強い走りがハマる可能性も十分にありそうです。
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イルーシヴパンサー 牡4

ハーツクライ
イルーシヴキャット
母父:キングカメハメハ
通算成績 11戦5勝[5-2-0-4]
前走時馬体重 474kg
詳細
寸評

ハーツクライ産駒の中でも、本馬は胴にまとまりがあるタイプ。背中が短めで、筋肉の質感も柔軟。飛節の形状もバネ感があって、優れた瞬発力を感じさせる。直線の長い中京コースは切れ味を活かせる舞台といえる。後肢が長いのでやや腰高に映るフォルムが特徴も、以前よりキ甲が伸びて、体躯のバランスは良くなった。関屋記念以来の休み明けでも、腹周りに太め感はない。トモのボリューム感はアップしており、前走よりも走れそう。それでも昨春と比べると、まだ良化の余地はありそう。当日の気配もチェックしたい1頭。

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エアロロノア 牡5

キングカメハメハ
エアワンピース
母父:ロックオブジブラルタル
通算成績 20戦6勝[6-1-4-9]
前走時馬体重 500kg
詳細
寸評

父キングカメハメハ譲りの立派な後躯を有しており、力強いキックができそう。飛節は「くの字」に折れている、曲飛の造り。バネが利いて、500キロ近い大型馬ながら、後肢の回転力に優れる。一瞬の切れはかなりのモノで、直線の長い中京コースで持ち前の決め手を活かせれば。以前は体つきに若干の幼さも感じさせたが、今は皮膚を薄く見せるくらいに張り感が出て、スッキリと見せるようになってきた。近親には高齢になっても活躍した馬が揃っており、明け6歳になって本格化してきたのかも。冬場でも毛艶には光沢があって、張り感も上々。見た目に好調を示している。

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オニャンコポン 牡3

エイシンフラッシュ
シャリオドール
母父:ヴィクトワールピサ
通算成績 8戦3勝[3-0-0-5]
前走時馬体重 464kg
詳細
寸評

「長躯短背」の理想的なバランスで、骨格は前後に程よいまとまりがある。今回は初の1600m戦となるが、距離が短すぎることは無さそう。極端な高速決着にはどうかも、年明けの中京開催は水準クラスの時計で決まることが多く、十分に対応可能。素軽い造りの馬だが、意外と腹周りには重厚感もある。一方で歩様はしなやかさがあり、柔軟性も秘める。中距離前後がベストのイメージ。昨秋よりも馬体はシャープになり、筋肉の輪郭はより明確に浮いている。早くからココ目標に調整されてきたこともあって、状態面は文字通り万全といった気配。

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ピースワンパラディ 牡6

ジャングルポケット
クリアソウル
母父:アグネスデジタル
通算成績 15戦5勝[5-4-2-4]
前走時馬体重 476kg
詳細
寸評

胴周りに伸びがあり、数字以上に体を大きく見せる好馬体。後肢も綺麗に伸びるので、広いコースでこそ持ち味が活きる。21年の京都金杯(中京施行)では2着に好走、当地での実績も十分。若い頃よりも筋肉量が増えて、よりマイラーらしい体型に。それでも骨格には窮屈な感じがなく、素軽さもあるので、やや中距離志向を秘めたタイプか。父ジャングルポケットの影響で腹袋が大きく、冬場で力の要る芝もマッチしそう。繋ぎは立ち気味、馬場は渋っても対応可能。明け7歳になっても依然として立派な体つきをキープ。少し絞れそうな余地こそあるが、当週の追い切りと輸送で仕上がってくるだろう。

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プレサージュリフト 牝3

ハービンジャー
シュプリームギフト
母父:ディープインパクト
通算成績 5戦2勝[2-0-0-3]
前走時馬体重 462kg
詳細
寸評

父ハービンジャー同様に、胴周りに伸びがある体型。前脚もスラっと見せていて、跳びが大きいタイプの追い込み馬。母は短距離で活躍していたが、本馬は体型的に中距離志向が強め。とはいえマイル重賞の勝ち馬、1600mが短すぎることもないだろう。母方の血が馬体に表れてくれば、短縮でひと皮剥ける可能性も。後肢、下腿部の血管は前回やオークス時のほうが浮いて見え、筋肉の張りやボリューム感にはまだ良化の余地を残す。この時期の牝馬としてはかなり毛艶が良く、背中には銭型模様が浮いている。体調面に関しては問題なさそう。

イチオシ馬
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マテンロウオリオン 牡3

ダイワメジャー
パルテノン
母父:キングカメハメハ
通算成績 8戦2勝[2-3-0-3]
前走時馬体重 484kg
詳細
寸評

胴詰まりのフォルム。連動性に優れていて、後肢の飛節は緩やかにカーブ。前後にまとまっている分、ピッチは速く瞬発力がある。同時に、後肢は綺麗に伸びる造り・走りをしているので、広いコースのほうがこの馬にとっては合っているはず。筋肉量は父ダイワメジャー、母の父キングカメハメハから譲り受けた特徴。差し馬の中では、比較的腹構えはしっかりとしているタイプ。繋ぎは短めで角度も立っており、荒れた馬場や水分を含んだ馬場でも、差し脚を伸ばすことができそう。少し冬毛が伸びているが、毛艶自体はかなりイイ。前走よりもメリハリが出てきており、デキは上向きか。

やーしゅん
中京コースはシンザン記念勝ちで既に実績十分。瞬発力はメンバー中でも屈指の存在で、直線の長いコースも合う印象です。昨秋から使いつつ馬体にメリハリが出てきており、状態は上向いています。骨格のバランスも良化している印象です。
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