【エリザベス女王杯】4年ぶりの京都開催!コース適性・仕上がりは馬体でチェック!
2023/11/10(金)
※イチオシ馬&特注馬は金曜日に公開します!
- 11/11(土)夕方発行
東京スポーツ(エリザベス女王杯の予想を掲載) - 11/11(土)14:30頃~
ラジオ日本「土曜競馬実況中継」午後の部後半
(東京11~12R) - 11/12(日)14:30頃~
ラジオ日本「日曜競馬実況中継」午後の部後半
(東京11~12R)
ククナ
牝5
[美]栗田徹厩舎
父 | キングカメハメハ |
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母 | クルミナル 母父:ディープインパクト |
通算成績 | 17戦3勝[3-4-4-6] |
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前走時馬体重 | 460kg |
背中が短く、腹側のラインは後躯に向かって引き締まっている。斜尻直飛でバネ感があり、溜めを利かせて切れを活かす競馬が合っている。キングカメハメハ産駒で筋肉量は豊富。肉付きがいいため、体型的には1600~2000m向きの印象も、京都芝2200mならロスのない立ち回りができれば対応はできそう。小倉記念出走時よりも、余分な肉が削げて、シャープなフォルムになった。長めの距離を使うにあたって、少し絞り込んで来たのかも。毛艶や張りは上々で、デキの良さが目立つ。
ゴールドエクリプス
牝4
[栗]大久龍厩舎
父 | ドゥラメンテ |
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母 | ゴールドグローリー 母父:ハービンジャー |
通算成績 | 10戦4勝[4-1-1-4] |
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前走時馬体重 | 498kg |
背中をゆったりと見せる、胴長の体型。曲飛でも飛節が伸びて、ストライドは大きい。2000mを超える距離は初となるが、問題なく対応できそう。一瞬の切れよりも、長くいい脚を使わせて持ち味が活きるタイプ。全体に肉付きが良く、パワフルな馬体。成長途上の3歳馬でまだ緩さを感じさせつつも、後肢の下腿部には血管が浮いている。十分な筋肉の張りを感じさせ、仕上がりは悪くない。
サリエラ
牝4
[美]国枝厩舎
父 | ディープインパクト |
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母 | サロミナ 母父:Lomitas |
通算成績 | 6戦3勝[3-1-1-1] |
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前走時馬体重 | 428kg |
細身に映るシルエットで、きょうだいの中では全姉のサラキア、サロニカに近いフォルム。姉たちと比較して胴周りには伸びがあり、ムダ肉が少なく、中長距離への適性を感じさせる。1ハロンの距離延長はプラスに働きそう。筋肉の質感は柔らかく、良質な瞬発力を秘めており、堅実な末脚が持ち味。京都外回りコース持ち前の切れを引き出せれば好勝負。今回は栗東滞在で調整。ボリューム感があった新潟記念時と比較すると、今回は明らかに馬体が引き締まり、張りがアップしている。
ジェラルディーナ
牝5
[栗]斉藤崇厩舎
父 | モーリス |
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母 | ジェンティルドンナ 母父:ディープインパクト |
通算成績 | 21戦6勝[6-2-3-10] |
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前走時馬体重 | 466kg |
モーリス産駒らしい肉付きのいい、パワフルな馬体。筋肉の質感は柔軟で、後肢はバネが利いて鋭い脚を繰り出せそうな構造。近走はスタートが遅くなっているが、上手な立ち回りができれば京都でも力は出せる。体が柔らかく、繋ぎが長いためストライドが大きい。道悪実績はあるものの本来は綺麗な馬場のほうが合っている印象。叩き良化型で、休み明けのオールカマーを使って腹周りはスッキリと締まってきた。年齢的な上積みはどうかも、状態は前走比で上向き。
シンリョクカ
牝3
[美]竹内厩舎
父 | サトノダイヤモンド |
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母 | レイカーラ 母父:キングカメハメハ |
通算成績 | 5戦1勝[1-1-0-3] |
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前走時馬体重 | 462kg |
長躯短背で伸縮性を感じさせるフォルム。前脚の繋ぎは長めで、クッションが利きそう。牝馬らしい素軽さがあるため、瞬発力を活かす形がベスト。直線の長いコースが合っているイメージ。内を突く形はあまり合わないので、京都外回りで外を通って、どこまで追い込めるかがカギ。府中牝馬S前の立ち写真と比較すると、休養明けを一度叩いた分、馬体にはメリハリが出てきている。トモの筋肉は成長途上の印象も、使っての上積みはありそうだ。
ディヴィーナ
牝5
[栗]友道厩舎
父 | モーリス |
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母 | ヴィルシーナ 母父:ディープインパクト |
通算成績 | 17戦5勝[5-3-2-7] |
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前走時馬体重 | 428kg |
シャープに映る体つきで、父よりも母方の血が出ている印象。背中には伸縮性があって、後肢の飛節は緩やかにカーブ。体型的に鋭く切れる脚を繰り出せる馬体構造といえる。前走の府中牝馬Sは逃げ切ったが、道中は抱える格好だったように、ポジションを問わず脚を溜められるかがポイント。窮屈には見せないが、2200mは若干距離が長い印象もあり、マイペースで運べるかがカギ。夏以降デキの良さが目立っていて、今回も筋肉の張りや毛艶は申し分のない状態に映る。
ハーパー
牝3
[栗]友道厩舎
父 | ハーツクライ |
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母 | セレスタ 母父:Jump Start |
通算成績 | 6戦2勝[2-2-1-1] |
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前走時馬体重 | 482kg |
後肢はやや長く、父ハーツクライ譲りで胴周りには伸びがある。マイル重賞の勝ち馬ではあるものの、本来は中距離向きの体型。ストライドが大きく、広いコースへの相性がいいため、前走と同じ京都でも外回りの2200mのほうが向いている印象。立ち回りの巧さも武器になる。秋華賞も太めなく仕上がっていたが、一度レースを使ってより馬体を大きく見せるようになってきた。筋肉の張りが増して、日当たりの関係もあるが毛艶も良化、前走以上の仕上がりに映る。
ビッグリボン
牝5
[栗]中内田厩舎
父 | ルーラーシップ |
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母 | ブリッツフィナーレ 母父:ディープインパクト |
通算成績 | 11戦5勝[5-1-2-3] |
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前走時馬体重 | 504kg |
牝馬離れしたパワフルな馬体。父はキングマンボ系のルーラーシップで、父系から遺伝した後躯の発達が目立っている。肉付きがいいため丸みを帯びたフォルムに映るものの、胴は窮屈に見せず、パワーと持続力が本馬の長所。2000mがベストの印象で、1ハロンの短縮は好材料といえる。前回に引き続き、両前の蹄が接着装蹄となっている。ふっくらと見せているが、肋骨がわずかに感じ取れるように太め感はなく、叩いて体つきは締まってきている。
マリアエレーナ
牝5
[栗]吉田厩舎
父 | クロフネ |
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母 | テンダリーヴォイス 母父:ディープインパクト |
通算成績 | 22戦5勝[5-4-3-10] |
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前走時馬体重 | 428kg |
コンパクトにまとまった馬体。父クロフネの血が出て、母よりも若干胴に伸びが感じられる、やや持続型のフォルム。牝馬らしい素軽さも秘めていて、上がり勝負も苦手ではない。骨格のバランスが良く、胸周りも縦幅があり、心肺機能は高い。高速決着・道悪の両方で安定した結果を残しているように、好走レンジは舞台や条件を問わないが、本来は軽い馬場でこその馬。年齢的な変わり身はさほど感じないものの、今回も緩みなく仕上がっている印象。
ルージュエヴァイユ
牝4
[美]黒岩厩舎
父 | ジャスタウェイ |
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母 | ナッシングバットドリームズ 母父:Frankel |
通算成績 | 10戦4勝[4-2-0-4] |
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前走時馬体重 | 470kg |
背中が長めで、胴に伸びが感じられる馬体。父ジャスタウェイ-ハーツクライと続くサイアーライン特有の体型で、トニービンの因子が強く表れている。スタミナを消費しづらい印象があり、距離延長は問題なさそう。持続力に長けていて、長くいい脚を繰り出せる造り。広いコースが合うので、京都外回りで流れに乗った競馬ができれば。3歳時と比較して20キロ近く体重が増えており、4歳になって完成度が高まってきた。中身が詰まって、以前のような細身なイメージは解消。馬体の張りもいい。
ブレイディヴェーグ
牝3
[美]宮田厩舎
父 | ロードカナロア |
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母 | インナーアージ 母父:ディープインパクト |
通算成績 | 4戦2勝[2-2-0-0] |
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前走時馬体重 | 460kg |
長躯短背でバランスのいいシルエット。キングマンボ系らしい筋肉量を備えながら、優れた柔軟性・瞬発力を秘めている。後肢の飛節も緩やかにカーブして、バネ感十分。ストライドの大きさと回転力が両立し、鋭い末脚に繋がっている印象。ローズSに続き、右前蹄の内側に補修痕が見られる。充填剤の範囲は少し広がったが、能力発揮に支障は無さそう。秋華賞をパスしての参戦となるが、毛艶の光沢や筋肉の張りは前走以上。早めに栗東入りしており、1週前の時点で態勢は整っている。
ライラック
牝4
[美]相沢厩舎
父 | オルフェーヴル |
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母 | ヴィーヴァブーケ 母父:キングカメハメハ |
通算成績 | 12戦2勝[2-1-2-7] |
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前走時馬体重 | 448kg |
1年前の秋華賞以来となる立ち姿。当時は細身な面が目立っていたが、ひとつ年齢を重ねて馬体はボリュームアップ。前走で体重を18キロ増やし、今夏以降の良化は顕著。成長したことで、以前よりも前目のポジションが取れるようになってきている。ムダ肉の少ない体型で、胴周りにも伸びが感じられるフォルム。2200mへの距離延長は好材料。持続力に優れている馬で、下り坂から徐々にスピードに乗せていくような競馬ができれば。前走との直接比較はできないが、馬体の細化も見られず、ふっくらと見せていて体調は良さそう。
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長躯短背で骨格のバランスがいい。後肢の飛節は緩やかにカーブした「曲飛」の構造で、跳びが大きい割にスタートダッシュが速く、安定した先行力を秘める。筋肉の質感は柔らかく、シルエットは母パールコードと良く似ているものの、本馬のほうがより末脚は切れるイメージ。胸が深く心肺機能の高さが窺え、2200mへの距離延長は対応可能。休み明けの分、若干ゆとりを持たせた仕上げではあるものの、肌ツヤは良好。体調面に不安はない。