TALK.2 個性あふれる4~5位指名 大和屋さんはやはり・・・
2018/6/28(木)
小:それでは、5位の指名からですね。回答順は前年度の順位の下から巡って、新メンバー2名を経由して、小野田となります。大和屋さんからお願いします。
大:第5位はノーチカルチャート (牡2、栗東・奥村豊厩舎)ですね。社台レースホースのジャスタウェイ産駒でこれは持っています。栗東の奥村豊厩舎で、今のところは体調も崩しているようで、早くて秋くらいですかね。動きは良い感じはします。
担:僕の5、4、3、2、1位は入手した時系列順で、最初に当歳で生まれた自家繁殖を1番にして、1歳セリで買ったのは5番目ということですね。これだけもう名前が付いています。グラッパディローザ(牝2、美浦・木村厩舎)といいます。進みが早いので、もう(ハロン)14秒くらいまでやっていて、タイミングを見て入厩して、ゲート試験を入れて、そこまで来ているのですが、何か6月の東京で上がり勝負というキャラじゃないので、函館、札幌の北海道辺りを目標にしつつ、デビューのタイミングを探っていく感じですかね。もうアイルランドに帰っちゃったワークフォースですが、その産駒の中では割と動きも柔らかく、軽いと勝手に思っていますので、期待している一頭です。
森:名前の由来は何かあるのですか?
担:お母さんの名前(モスカートローザ)からですね。馬名登録はして、JRAの競走馬登録はまだで、入厩もしていないのでね。
▲丸山オーナーの5位指名はグラッパディローザ
おじにダート重賞を制したナイスミーチューがいる
森:僕は今年2頭しか出資馬がいないので、その2頭を中心にしつつ、残りの3頭は母馬にゆかりのある血統をチョイスさせていただきました。出資していた馬の子供がそろそろ出てくるので、選んでいます。その中でもまず5位がブールバール (牝2、栗東・大久龍厩舎)。母のヨゾラニネガイヲ自体は1勝しかしなかったのですが、お兄さんがミッキーアイルということで、血統も筋が通っていますね。セレクトセールに行かせていただいた時に、この馬も見ていて思い入れがあり、父もルーラーシップということで楽しみですね。個人所有の寺田寿男オーナーの馬ですね。
聡:僕はマルシュロレーヌ (牝2、栗東・矢作厩舎)です。キャロットファームの馬で出資していまして、父はオルフェーヴルです。母のヴィートマルシェの産駒には去年も出資していて、応援していました。母の子供たちはグレナディアーズ、アヴニールマルシェなど、活躍はしてくれていますし、その仔はいつも買っているということで、今年も応援しようということです。
山:フェルヴィド (牡2、栗東・安田翔厩舎)。父タイキシャトル、母テーマソングで、ノルマンディーオーナーズクラブで出資しています。これを選んだ理由は、まずは短距離馬が欲しいというところから馬を探して、入る厩舎が安田翔伍厩舎なんですよ。調教師の方が、助手時代にロードカナロアをやられていたということですし、僕自身、新しい物に興味があるので。今のところ、繋靭帯の炎症などのアクシデントはあったんですけど、無理せず、まずはデビューを迎えてくれればと思います。
▲今年は競馬ラボ狩野も参加
狩:僕はコパカティ (牝2、栗東・佐々晶厩舎)です。父ハービンジャー、母アロマティコで、選ぶテーマは「もう北海道にいない馬、ノーザンファーム生産馬」です。今年のG1、重賞もそんな馬が勝ちまくったので、これ一本で縛っていきます。ハービンジャー×キンカメはモズカッチャンがいますし、シルクのブラストワンピースもそうですから、鉄板配合ですね。5月の中旬には(ノーザンファーム)しがらきの方に移って、初仔にしてはサイズもあるので、オークス戦線に行ってもらいたいと思います。
小:僕はクインズローズ (牝2、栗東・平田厩舎)です。理由は率直に、入厩した時を生で見ました。取材で「(半兄の) ケイアイノーテックはどこにいますか?」と言ったら、馬運車から歩いてきて「これがケイアイノーテックの下だよ」と言われて。もともと母のケイアイガーベラがけっこう好きだったので、それを求めに行ったら、会うことが出来たというタイミングのよさに応援したくなりました。父はヘニーヒューズですが、大物こそ少ないかもしれませんが、関西圏の短距離ダートではコンスタントに走っていました。そして、お母さんも阪神ダート1400で無類の強さでしたからね。それでは4位をお願いします。
大:4位はムーンシェイプト (牝2、美浦・尾関厩舎)ですね。父ジャスタウェイ、母ウーマンシークレットで、去年のサンデーレーシングでの募集の時もけっこう人気だったんですよ。それで選んでおこうと思いました。順調で、大体(ハロン)15秒くらいのところに来ていますので、早い内に移動してくれれば良いなと思いつつ、動きも良しということで、期待しています。
担:僕はラブアクチュアリーの2016 (牝2、美浦・小島茂厩舎)。これは去年のセレクトセールの1歳セッション(1900万円)で買った社台ファームの牝馬です。今のところは、特に早くもなく遅くもなく、順調に調教をこなしていますので、夏を越えた辺りのデビューという感じでやっています。僕がいつも入れている小島茂之厩舎予定です。
小:担さんのハービンジャー産駒のイメージはいかがですか?
担:真面目にしっかり走ってくれる。稼いでくれる馬も良く出るし、期待しています。
▲森川氏はクリソライトの弟を指名 ダート狙い!?
森:4位はクリソベリル (牡2、栗東・音無厩舎)を指名します。この馬のお母さんのクリソプレーズから出資していまして、子供も最初の頃は順調に出資をしていたのですが、クリソライトが走った頃はもうないだろうと思って、出資を止めたのです。よって、その後、マリアライト、リアファルと買えていなくて、今回のクリソベリルも買えていないんですけど、クリソライトと同じ配合で久々にゴールドアリュールを付けたということで、きっとダートで走る馬が出てくるんじゃないかなと楽しみにしております。思い入れもありますし、こちらの馬を4位に指名させていただきます。ゴールドアリュール産駒で5600万円なのでけっこう良い値段です。ただ、ダートで軌道に乗ったら、クリソライトも4億以上稼いでいるので、けっこう良いですね。クリソライトはまだ現役で、コリアC(2着)の後は一応休んでいますけど、最近乗り出し始めたみたいで「早ければ夏くらいに復帰出来るんじゃないか」みたいな話もあるので。
小:クリソライトの(故障は)そんなに重くはなかったんですか。
森:いや、重いです(苦笑)。去年の9月からなので、もう1年くらいになるので。あと年齢も年齢なので。帝王賞2着も惜しかったですからね。勝ったと思いましたけど、出遅れた(ケイティブレイブ)にやられるとは…。残念でした。これはけっこう走るんじゃないかと思います。ゴールドアリュールも最後ですから、走る子供を出してもらいたいということで、4位に指名させていただきました。
聡:僕はハートスナッチャー (牡2、栗東・音無厩舎)。シルクレーシングの募集馬になりますけど、1月30日生まれで、父がダイワメジャー、母がスナッチドです。関西の音無厩舎で、4月26日に入厩して、ゲート試験に合格しております。一昨年、イストワールファム、昨年、キューグレーダーとシルクさんに出資させていただいておりまして、この馬にも出資しております。
大:それで4位というのは失礼だな(笑)。
聡:いやいや、POGなのでクラシックに乗らないと(笑)。そこは大事だと思いますし、もっと言いますと、この馬にはみんな出資していますので、それを僕が代表して推しますというところで。
山:僕はアグリューム (牡2、美浦・武井亮厩舎)で父ノヴェリスト、母ドルチェリモーネです。
大:引き続き渋いところですね。
▲雑誌ギャンブル宝典より初参加の山下ヨモギ氏
山:これも僕の出資馬でキャロットです。ノヴェリストは前年にも出資していたので、引き続き出資したいなと。やっぱりドイツで走っている馬がもうすぐ日本で通用する時が来るんじゃないかなというのが、僕の中で信じてみたいことの一つだったので、ノヴェリストにしました。武井厩舎なんですけどこの方も若手調教師で、いま関東ではかなり注目されていると思います。その辺りも加味して長く期待出来ればなと。もしダートが走れるようだったら1~2勝はしてくれるかなと。
狩:今週(6月11日収録)、勝たせていただきます。ベルクワイア (牝2、美浦・国枝厩舎)。父ロードカナロア、母スカーレットベルで、ルメール騎手を確保出来ているので、1口をやっていると分かるじゃないですか。馬主さんもジョッキーを見て勝負気配が分かると思うので。今週の東京のマイルです。3月下旬に入って、追い切りも動いているので、まず大丈夫であろうと。桜花賞戦線を期待しております。国枝厩舎で一番人気でしょう。
小:4位はフランクリン (牡2、栗東・音無厩舎)でフランツの下です。
大:去年も指名していたね。これがディープインパクトですか。
小:はい、そうです。ディープ×ロベルト系で走るんじゃないかなと。近い配合でアドミラブルの例もあるので、期待しています。率直にその流れです。3位お願いします。