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平林雅芳の2歳評
2008/9/30(火)
■土日とも新馬戦を福永騎手が勝利!
土曜阪神1R
2歳未勝利
芝1400m
勝ちタイム1.22.2
勝ち馬トップカミング
(牡、栗東・境直厩舎・父ゴールドアリュール)
新馬戦から2着2着と惜しい負けが続いたトップカミングは圧倒的な人気。
2番人気は武豊Jのハリケンアスリートだが、ちょっと離された支持だった。
ゲートが開いてポンと出て行ったのがトップカミングで、岩田Jのハッピーパレードが続く。
おだやかな流れで、ほとんど序列が変わらないまま4角へ。
前の2頭の外へ、追い上げてきたアマノシーザーにハリケンアスリートが横並び。
しかし直線に入って、前の2頭が伸びて行くのに対して他の馬は離される。
前半35.5のペースをつくった幸Jが危なげなくトップカミングを勝利へと導いた。
2着もハッピーパレードがそのまま粘り、3着には中団を進んでいたウェザーサイドが直線鋭く伸びて3着となった。
武豊Jのハリケンアスリートは直線で伸びるどころか全然伸びずに最後方。
これほどに走れない馬でもない筈なのに、と...。
35.5で逃げて34.8のフィニッシュと完勝の競馬。
今後どんな感じに成長していくのかだろう。
土曜阪神2R
2歳未勝利
芝1600m
勝ちタイム1.35.5
勝ち馬レッドジール
(牡、栗東・角居厩舎・父スペシャルウィーク)
前走は相手(テーオーティアラ)の強さが目立った競馬で2着だったレッドジール。
まだポテッとした体型なのか、腹が太く映ったものだったが今日はその印象も薄らいでいた。
ポンと一番先に出たのは前走と一緒だったが、今日は最初から下げての競馬をするつもりだったのだろう、行く気を見せずに2番手の内で待つレースぶりだ。
前半の1000mが1.00.4のペースだからそんなに速くないペース。
逃げたナリタカービンがゆったりと進めたペースのすぐ後で折り合っての競馬。
直線は横に広がるところを手綱でさばいて前へ押し出して、シュンと切れると思っていたわりには意外と伸びが期待ほどではなかったものの、勝利を確定する脚色ではあった 。
上位に入った馬は4角で前に位置した馬ばかり。
やはり先行有利な馬場で、ペースも当然に遅いもので予測された結果だろう。
今日の勝ち馬を簡単に差しきったテーオーティアラ(牝、栗東・友道厩舎)の力を改めて思い知った感じだ。
土曜阪神4R
2歳新馬
芝1200m
勝ちタイム1.09.9
勝ち馬リーティラ
(牝、栗東・梅内厩舎・父クロフネ)
7頭立てと中央場所で信じられないほどの小頭数の新馬戦。
前評判もそんなに傑出した馬が居ない組み合わせ。
逃げたウィズインライアンがつくったペースが34.5であり、一応絡まれずに逃げた競馬であるが、勝ったのは、前半後方に位置し4角手前から外を一気に交してきて直線入り口では横並び。
そこから鞍上のステッキに呼応して伸びたリーティラであった。
3角から4角半ばで先に動いた、人気のカネトシクローバーが外へ逃げ気味なのを察知して、早めにリーティラを動かして行った鞍上福永Jの好判断もあったのだろうし、脚色に自信があったものだと思える。
上がり3Fが35.4だからそう切れた印象はない数字だが、勝ち馬は長い脚を使っての競馬といえる。
先に出ていて差されたが、エンドオールもまずまず悪くない内容ではあった。
今回は勝ち馬の決め脚が優っていた、というだろう..。
日曜阪神1R
2歳未勝利
ダ1200m
勝ちタイム1.13.0
勝ち馬ラインオブナイト
(牡、栗東・庄野厩舎・父バトルライン)
フルゲートとなったダート戦、混戦を断ったのはバトルライン産駒のラインオブナイト。
前走圧倒的人気に応えられなかった馬だが、今回はキッチリと答えを出した。
2番手を進んだクリノオンビートが、直線で先頭に立ち逃げ込まんとしたところを、3角から5番手の外目に出していたラインオブナイトが、今日は最後までシッカリと伸びて勝利した。
3着は外から追い上げてきたリバーサルブローが食い込む。
一番人気となったピュアシルヴァーは、3角で前をややカットされた時にひるんで下がってしまい挽回できなかった。
「揉まれなかったのが良かった」と武豊Jは勝因を語っていた。
日曜阪神2R
2歳未勝利(牝)
芝1200m
勝ちタイム1.10.2
勝ち馬ワンズガーホッド
(牝、栗東・武邦厩舎・父マイネルラヴ)
ダッシュ良く飛び出したのがケイコ動くテイエムカルメン。
軽快に飛ばして34.8のペースをつくる。
2番手の直ぐ後ろに、人気を二分したアスターローズがつけて、その後ろ目にワンズガーホッド。
五分にスタートは出ているのだが、そっと下げた騎乗で脚を貯めていたものである。
直線で前のテイエムカルメンとアスターローズが粘るところを、ふらつきながらもワンズガーホッドが差した。
クビ、クビと差のない競馬内容であった。
2着のアスターローズも、力的に直ぐにも勝ちあがるだろうし、3着のテイエムカルメンはケイコで51秒台が出る馬で、ダートでも面白い馬になりそうだ。
日曜阪神3R
2歳新馬
芝1800m
勝ちタイム1.52.5
勝ち馬ベストメンバー
(牡、栗東・宮本厩舎・父マンハッタンカフェ)
返し馬からナショナルヒーローは少し気負い過ぎが目立つキャンター。
ちょっと嫌な予感がした。
やはりスローな流れとなった芝1800mの新馬戦。
なんと浜中Jのドリームリフレクトがつくったペースは、1000m通過が1.05.2のかなりゆったりな競馬。
4番手でびたっと折り合っている福永Jのベストメンバーは、直線もしっかりと伸びて仕上がりの良さを発揮。
一方、圧倒的人気を背負った武豊Jのナショナルヒーローは、行きたがるのをなだめながらの向こう正面。
前の馬に乗っかかりそうになり、外へ出したりと苦労する行きっぷり。
スローな流れを、直線入り口では外から出て行く競馬となり、前の馬が貯めているのとは違って、弾ける競馬内容とはならなかった。
緒戦から逃げ切り勝ちとかを要求する馬ではないだけに仕方ないのだろうが、競馬としては非常に難しいものとなった。
日曜阪神4R
2歳新馬
ダ1400m
勝ちタイム1.26.8
勝ち馬ケイアイウミノカミ
(牡、栗東・白井厩舎・父マリブムーン)
最内枠から逃げたアデュラリア。
それを追いかけて行ったエーシンビーセルズ。
この2頭がつくったペースが34.8と、新馬の若駒にはきつい流れとなってしまった。
後もう少しでゴールというところで、何とか振り切って逃げ込まんとしているアデュラリアを、本当にハナ毛差と言っていいほどに交したケイアイウミノカミが勝利した。
上がり3Fが39.7からも、最後はバタバタになってしまったのが判るだろうし、飛ばしすぎでの結果であり、上位4頭の着順はまったく違うものとなっていただろう。
土曜阪神1R
2歳未勝利
芝1400m
勝ちタイム1.22.2
勝ち馬トップカミング
(牡、栗東・境直厩舎・父ゴールドアリュール)
新馬戦から2着2着と惜しい負けが続いたトップカミングは圧倒的な人気。
2番人気は武豊Jのハリケンアスリートだが、ちょっと離された支持だった。
ゲートが開いてポンと出て行ったのがトップカミングで、岩田Jのハッピーパレードが続く。
おだやかな流れで、ほとんど序列が変わらないまま4角へ。
前の2頭の外へ、追い上げてきたアマノシーザーにハリケンアスリートが横並び。
しかし直線に入って、前の2頭が伸びて行くのに対して他の馬は離される。
前半35.5のペースをつくった幸Jが危なげなくトップカミングを勝利へと導いた。
2着もハッピーパレードがそのまま粘り、3着には中団を進んでいたウェザーサイドが直線鋭く伸びて3着となった。
武豊Jのハリケンアスリートは直線で伸びるどころか全然伸びずに最後方。
これほどに走れない馬でもない筈なのに、と...。
35.5で逃げて34.8のフィニッシュと完勝の競馬。
今後どんな感じに成長していくのかだろう。
土曜阪神2R
2歳未勝利
芝1600m
勝ちタイム1.35.5
勝ち馬レッドジール
(牡、栗東・角居厩舎・父スペシャルウィーク)
前走は相手(テーオーティアラ)の強さが目立った競馬で2着だったレッドジール。
まだポテッとした体型なのか、腹が太く映ったものだったが今日はその印象も薄らいでいた。
ポンと一番先に出たのは前走と一緒だったが、今日は最初から下げての競馬をするつもりだったのだろう、行く気を見せずに2番手の内で待つレースぶりだ。
前半の1000mが1.00.4のペースだからそんなに速くないペース。
逃げたナリタカービンがゆったりと進めたペースのすぐ後で折り合っての競馬。
直線は横に広がるところを手綱でさばいて前へ押し出して、シュンと切れると思っていたわりには意外と伸びが期待ほどではなかったものの、勝利を確定する脚色ではあった 。
上位に入った馬は4角で前に位置した馬ばかり。
やはり先行有利な馬場で、ペースも当然に遅いもので予測された結果だろう。
今日の勝ち馬を簡単に差しきったテーオーティアラ(牝、栗東・友道厩舎)の力を改めて思い知った感じだ。
土曜阪神4R
2歳新馬
芝1200m
勝ちタイム1.09.9
勝ち馬リーティラ
(牝、栗東・梅内厩舎・父クロフネ)
7頭立てと中央場所で信じられないほどの小頭数の新馬戦。
前評判もそんなに傑出した馬が居ない組み合わせ。
逃げたウィズインライアンがつくったペースが34.5であり、一応絡まれずに逃げた競馬であるが、勝ったのは、前半後方に位置し4角手前から外を一気に交してきて直線入り口では横並び。
そこから鞍上のステッキに呼応して伸びたリーティラであった。
3角から4角半ばで先に動いた、人気のカネトシクローバーが外へ逃げ気味なのを察知して、早めにリーティラを動かして行った鞍上福永Jの好判断もあったのだろうし、脚色に自信があったものだと思える。
上がり3Fが35.4だからそう切れた印象はない数字だが、勝ち馬は長い脚を使っての競馬といえる。
先に出ていて差されたが、エンドオールもまずまず悪くない内容ではあった。
今回は勝ち馬の決め脚が優っていた、というだろう..。
日曜阪神1R
2歳未勝利
ダ1200m
勝ちタイム1.13.0
勝ち馬ラインオブナイト
(牡、栗東・庄野厩舎・父バトルライン)
フルゲートとなったダート戦、混戦を断ったのはバトルライン産駒のラインオブナイト。
前走圧倒的人気に応えられなかった馬だが、今回はキッチリと答えを出した。
2番手を進んだクリノオンビートが、直線で先頭に立ち逃げ込まんとしたところを、3角から5番手の外目に出していたラインオブナイトが、今日は最後までシッカリと伸びて勝利した。
3着は外から追い上げてきたリバーサルブローが食い込む。
一番人気となったピュアシルヴァーは、3角で前をややカットされた時にひるんで下がってしまい挽回できなかった。
「揉まれなかったのが良かった」と武豊Jは勝因を語っていた。
日曜阪神2R
2歳未勝利(牝)
芝1200m
勝ちタイム1.10.2
勝ち馬ワンズガーホッド
(牝、栗東・武邦厩舎・父マイネルラヴ)
ダッシュ良く飛び出したのがケイコ動くテイエムカルメン。
軽快に飛ばして34.8のペースをつくる。
2番手の直ぐ後ろに、人気を二分したアスターローズがつけて、その後ろ目にワンズガーホッド。
五分にスタートは出ているのだが、そっと下げた騎乗で脚を貯めていたものである。
直線で前のテイエムカルメンとアスターローズが粘るところを、ふらつきながらもワンズガーホッドが差した。
クビ、クビと差のない競馬内容であった。
2着のアスターローズも、力的に直ぐにも勝ちあがるだろうし、3着のテイエムカルメンはケイコで51秒台が出る馬で、ダートでも面白い馬になりそうだ。
日曜阪神3R
2歳新馬
芝1800m
勝ちタイム1.52.5
勝ち馬ベストメンバー
(牡、栗東・宮本厩舎・父マンハッタンカフェ)
返し馬からナショナルヒーローは少し気負い過ぎが目立つキャンター。
ちょっと嫌な予感がした。
やはりスローな流れとなった芝1800mの新馬戦。
なんと浜中Jのドリームリフレクトがつくったペースは、1000m通過が1.05.2のかなりゆったりな競馬。
4番手でびたっと折り合っている福永Jのベストメンバーは、直線もしっかりと伸びて仕上がりの良さを発揮。
一方、圧倒的人気を背負った武豊Jのナショナルヒーローは、行きたがるのをなだめながらの向こう正面。
前の馬に乗っかかりそうになり、外へ出したりと苦労する行きっぷり。
スローな流れを、直線入り口では外から出て行く競馬となり、前の馬が貯めているのとは違って、弾ける競馬内容とはならなかった。
緒戦から逃げ切り勝ちとかを要求する馬ではないだけに仕方ないのだろうが、競馬としては非常に難しいものとなった。
日曜阪神4R
2歳新馬
ダ1400m
勝ちタイム1.26.8
勝ち馬ケイアイウミノカミ
(牡、栗東・白井厩舎・父マリブムーン)
最内枠から逃げたアデュラリア。
それを追いかけて行ったエーシンビーセルズ。
この2頭がつくったペースが34.8と、新馬の若駒にはきつい流れとなってしまった。
後もう少しでゴールというところで、何とか振り切って逃げ込まんとしているアデュラリアを、本当にハナ毛差と言っていいほどに交したケイアイウミノカミが勝利した。
上がり3Fが39.7からも、最後はバタバタになってしまったのが判るだろうし、飛ばしすぎでの結果であり、上位4頭の着順はまったく違うものとなっていただろう。
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