【エリ女】メイショウマンボ幸四郎「牝馬でNo.1の証明を」

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10日(日)に行われるエリザベス女王杯(G1)に出走予定のメイショウマンボ(牝3、栗東・飯田明厩舎)に騎乗する武幸四郎騎手の一問一答は以下の通り(11/6の最終追い切り後)。

-:メイショウマンボの武幸四郎ジョッキーにお話を伺います。まずは栄光の秋華賞から振り返って下さい。

武幸四郎騎手:ローズSの後に、秋華賞までに本当に馬の状態が良くなって、秋華賞に向けてやっていましたので、本当に良い状態で競馬を迎えられて、レースもスムーズに行って、本当に最高の形で結果を出せました。

-:スマートレイアーに1馬身1/4差、まさに完勝でしたよね?

武幸:そうですね。夏の間も秋華賞を獲りたいと思っていて、秋を迎えました。本当に馬がそれに応えてくれて、本当に何よりです。

-:その目標のレースを勝った後もう一つ、今回大きなレースが控えているわけですが、調教にも跨がられました。感想をお願いします。

武幸:秋華賞前と馬の状況というか、秋華賞でとにかくピークに持って行けましたので、今回はなるべくそれに近い状態で出せるようにという形で調教しています。

-:秋華賞の時と比べて、今回はどんな印象ですか?

武幸:さすがにあれ以上というのは酷だと思うので。ただ幸い、レース後は特にトラブルもなく、今回を迎えられそうなので、今日も無事に追い切りを終えましたし、なんとか近い状態で日曜日を迎えられるんじゃないかと思っています。

-:前回の時にもお話を聞きましたが、桜花賞の頃と比べると、本当に使うごとに馬体も立派になっていっていますし、この夏を越しての成長ぶりというのは、改めていかがですか?

武幸:桜花賞まではかなりローテーションも厳しかったですし、オークスまでに間を空けられて馬が良くなりました。夏を休んでまた少し大きくなって、良くなりましたので、だいぶ春よりも全体にたくましい力強さが加わって、たくましくはなっていますね。

-:それは実際に乗っている時の印象として感じられるものですか?

武幸:そうですね。数字的にも馬体重が増えていますし、見た目も大きくなっていますし、乗っていても春はまだ少しバランスの悪いところがあったんですけど、今はしっかりしていて、走ってくれるので、だんだんしっかりしてきたなという感じです。

-:秋華賞は内回りコースでしたけれども、今回の女王杯は外回りのコースに替わります。

武幸:特に内回り・外回りというのは、この馬に関してはそんなに関係ないと思います。

-:相性の良い京都コースといい、さらにプラス材料になるかなという印象はあるのですけれども?

武幸:特別プラスというより、内も外もそんなに関係ないと思います。前回少し心配していたお客さんの前からのスタートだったので、イレ込みを心配していたんですけど、なんとか我慢してくれていたので、今回も同じようにお客さんの前からのスタートになるので、なんとか、今回は秋3回目で馬も1番きつい時かもしれないですけど、なんとか我慢して平常心でスタート出来ればと思います。

-:今回はお姉さんたちとの勝負ということにもなるんですけれども、そのあたりはいかがでしょうか?

武幸:本当に古馬は強いですし、その分、斤量でハンデはもらっているんですけれども、3歳は秋華賞が目標で、古馬はエリザベス女王杯を目標で来ていますので、そこでなんとか秋華賞を獲って、もう一度、古馬を相手に良い競馬ができれば、本当に牝馬ナンバー1を証明できると思うので、なんとか頑張りたいです。

-:近年は秋華賞馬がそのまま女王杯に行って好成績を残しています。そういう結果もありますよね。

武幸:とにかく、実力は足りると思いますが、古馬はここ目標で来ていますしね。3歳馬は秋華賞目標でやってきて、それからもう一回ですから、メイショウマンボはタフな馬なので、ここでもう一つ頑張って欲しいなという願いです。

-:秋華賞の時にも、「松本オーナーはじめ、周りのお世話になっている人たちに、少しでも恩返しをしたい」と幸四郎さんはおっしゃっていましたけれども、改めて今週迎える女王杯に向けて、そのあたりも含めた抱負をお願いします。

武幸:もう2冠馬ですから、僕の私情がどうこうではなく、なんとか3歳でナンバー1ということは証明できたと思いますので、今回は古馬相手に良い結果を出して、牝馬では1番強いということを証明できれば最高だと思います。

-:ありがとうございました。