【関屋記念】タガノブルグ 古馬撃破へ闘志「楽しみ」

13日、関屋記念(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。タガノブルグ(牡3、栗東・鮫島厩舎)は初めてタッグを組む岩田康誠騎手を背に坂路で併せ馬を敢行。4F52.8-38.4-25.4-12.9秒を記録。約3ヶ月ぶりの実戦に備えて、終いはビッシリと追われる内容。3馬身ほど先行した僚馬ランズデールを3ハロン目で早々に捉え、ラストは2馬身ほど突き離した。

NHKマイルでは17番人気の低評価を覆す2着激走。勝ち馬ミッキーアイルをクビ差まで追い詰める激闘を繰り広げた。その後は疲れを癒やすべく放牧へ。「放牧先でもしっかりと乗り込んでいたし、けさの動きも良かった。いい仕上がりでレースに行けそうです」と折間調教助手

帰厩後の様子については、「調教を積んでいっても落ち着きがあるし、いい雰囲気。馬体重はかなり増えてきそうですが、そこは心配しなくていいと思います」と語り、心身ともに成長の跡を窺わせる。

「ブランクの影響がなければ楽しみ」と、初の古馬相手でも陣営のトーンは高い。新潟の長い直線をフルに生かし、前走の豪脚再現を狙う。