【新潟2歳S】1週前 ピーコック脚質に幅「他馬の出方次第で」

22日、新潟2歳S(G3)の1週前追い切りが栗東トレセンで行われた。コスモピーコック(牝2、栗東・中村厩舎)は助手が騎乗して、Pコースで単走の追い切り。強めに追われて、6F79.2-64.1-50.9-38.2-11.7秒をマークすると、中間の初時計ながら軽快な動きをみせた。

「前走は短期放牧明け。今回は厩舎に居残って調整できているし、その分の上積みもあると思います」と語るのは林調教助手。7月のデビューから3戦目を迎えるが、その口ぶりからは状態の良さを窺わせた。

中京での新馬戦は稍重の馬場を物ともせず、逃げ切りを決めたが、前走のダリア賞では好位から運び、2着に粘り込んだ。しかし、直線では前が壁になり、行き場を失うシーンも。勝ち馬の決め手は出色のものだったが、こちらも脚を余した感は否めなかった。

「直線で行き場がなくなったロスが痛かったですね。結果論ですが、あのぐらいのペースなら逃げても良かったかも。それでも、2戦目で控える競馬ができたのは収穫ですし、競馬が上手ですね。今回は他馬の出方次第で作戦も考えていけそうです」と同助手。

新馬戦と同様のマイルの距離も問題なし。幅が出てきた脚質を活かし、反撃の狼煙をあげたい。