【新潟2歳S】ワキノヒビキ 距離延長に自信「外回りのマイルでも」

27日、新潟2歳S(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。ワキノヒビキ(牡2、栗東・清水久厩舎)は黒岩悠騎手(レースでは横山典弘騎手が騎乗)が跨がり、坂路を単走での追い切り。ラスト2Fを重点に気合いをつけられると、4F53.9-38.9-24.8-12.3秒をマーク。終いはしっかりと脚を伸ばした。

「先週はコースでやってあるので、今週は坂路で終いだけやりました。時計も(2F24秒8-12秒3)と速いし、黒岩も『良かった』と言っていました」とは押田調教助手のコメント。一週前はCWで6Fから追われて、終いは12秒0の脚を見せていたが、この日の追い切りでも、差し馬らしい動きをみせた。

新馬から一貫して芝1400m戦に使われているが、新馬戦は如何にも道悪が堪えた印象。未勝利、ダリア賞と確かな決め手で差し切り勝ちを決めている反面、モタれるウィークポイントを残しながらのパフォーマンスだけに、初距離の一戦に課題は残る。

それでも、同助手は「デビュー当時と比べると、前走ではモタれる面もマシになっています。腰の甘さも徐々に解消してきましたね。あの内容なら外回りのマイルもこなしてくれそうです」と未知の距離に自信を覗かせる。例年、追い込み馬の台頭が目立つ一戦。メンバー中、唯一の2勝馬は持ち前の末脚を武器に3連勝を狙う。