オルロフが逃げ切ってSウィーク産駒世代初の勝ち名乗り…新潟新馬

9月21日(日)、3回新潟4日目5Rで2歳新馬(芝2000m)が行なわれ、川田将雅騎手騎乗の2番人気・オルロフ(牡2、栗東・鮫島厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:05.9(良)。

2着には3/4馬身差で8番人気・チャビアール(牡2、美浦・栗田徹厩舎)、3着にはハナ差で6番人気・アルター(牡2、美浦・古賀慎厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたドラゴンストーム(牡2、美浦・藤沢和厩舎)は6着に敗れた。

スタンド前の先行争いではオルロフ、レッドルヴァンが積極的に行き、ドラゴンストーム、トレースオンアイスが続く。向こう正面でも馬群は固まったままで、ゆったりした流れ。4コーナーでは先行した4頭にチャピアールが加わって直線へ。コーナーワークでオルロフが先頭に立つと直線では二の脚を利かせて先頭をキープ。そのまま後続を振り切った。
2着争いは番手追走のレッドルヴァンを外からチャピアール、アルターが交わして2、3着となった。

勝ったオルロフはスペシャルウィークの2歳世代初の勝ち名乗り。兄に現役準オープンのグレイスフルリープがいる。

馬主は寺田寿男氏、生産者は新冠町の株式会社ノースヒルズ。馬名の意味由来は「ロシアの貴族名。女帝エカテリーナ2世へ献上したダイヤの名前」。

1着 オルロフ(川田騎手)
「誰も行かなかったので、行く形になりました。スムーズに運べましたし、最後もよく頑張ってくれました。まだまだ良くなりそうな馬ですよ。今日は勝てて良かったです」

2着 チャビアール(江田照騎手)
「普段は大人しい馬ですけど、初めての場所にきて少しテンションが上がっていました。それでもレースでの走りには影響がありませんでしたし、芝の走りも良かったです。長く良い脚を使えるタイプで、距離はこのくらいが良さそうです。1回使われて、次はもっとゲートも出られるようになると思います」

3着 アルター(柴山騎手)
「ペースが遅かったですけど、自分からハミを取る感じではなかったので肩ムチを入れながら追走しました。追い出してからもスッと反応できませんでしたが、最後の最後に脚を使ってくれました。まだ体も気持ちもしっかりしていない状態でこの内容ですから、しっかりしてくれば楽しみですね」

4着 レッドルヴァン(田辺騎手)
「稽古ではそういう面を見せませんでしたが、初めての競馬で場の雰囲気に呑まれてしまっていた感じがします。幼い面がありますし、元々外に張るところはありましたが、今日は思った以上に張っていました。それでも初戦の内容としては悪くありませんし、良い馬ですよ」

5着 タイタニウム(吉田豊騎手)
「この馬自身もモタれる面を見せていましたが、直線で前の馬がモタれたときに前のスペースが無くなってしまい追えない場面がありました。まだ緩さがありますし、しっかりしてくればモタれる面も解消してくると思います」

6着 ドラゴンストーム(北村宏騎手)
「スムーズに流れに乗れていましたし、上手に走れていました。もう少し馬に迫力が出てくれば更に良いですね」

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オルロフ
(牡2、栗東・鮫島厩舎)
父:スペシャルウィーク
母:ラビットフット
母父:Seeking the Gold

オルロフ

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