【安田記念】これぞマイル王!ジャンタルマンタルが圧巻の走りで古馬マイルG1制覇!

3度目のマイルG1制覇となったジャンタルマンタル

3度目のマイルG1制覇となったジャンタルマンタル


6月8日(日)、3回東京2日目11Rで第75回安田記念(G1)(芝1600m)が行なわれ、川田将雅騎手騎乗の2番人気・ジャンタルマンタル(牡4、栗東・高野厩舎)がスタートを決めて道中先行し、直線でも鋭く伸びて後続を突き放し優勝した。勝ちタイムは1:32.7(良)。

2着には1馬身半差で9番人気・ガイアフォース(牡6、栗東・杉山厩舎)、3着にはクビ差で1番人気・ソウルラッシュ(牡7、栗東・池江寿厩舎)が続いて入線した。

勝ったジャンタルマンタルは昨年のクラシックで唯一挑んだ皐月賞で3着と好走し、路線を戻して挑んだNHKマイルCを優勝、3歳マイル王の座を手にした。前走の香港マイルでは2桁着順と悔しい結果となっていたが、年明け初戦となる本競走でG1馬相手に実力を見せつけ3度目のマイルG1制覇を遂げた。

馬主は有限会社社台レースホース、生産者は千歳市の社台ファーム

1着 ジャンタルマンタル(川田将雅騎手)
「久しぶりにこの馬らしく走れて、ホッとしています。この馬にしてはエキサイトした時もありましたが、よく我慢してくれた。4コーナーでもどれだけ動けるかなと思ったが、これだけ走ってくれました。前走は全く競馬になりませんでしたが、今日は全く違う姿をお見せできました。

NHKマイルを勝ち、この馬が日本で1番のマイル馬になると感じ、馬自身がそれを証明してくれました。この先も無事に競馬場に来られれば、素晴らしい走りができると思います」

2着 ガイアフォース(吉村誠之助騎手)
「レース前は気合いが乗っていて雰囲気も悪くなかった。ある程度スタートも出て良いポジションで競馬もできたし、最後は馬場の良いところに出せた。3、4コーナーでごちゃごちゃしてしまい、うまくいかなかったのがもったいなかった。

勝ち馬とはスムーズに進めたかどうかの差が出たが、それでも差を詰めていた。ブリンカーの効果はあったと思います。香港帰りの中よく頑張りました」

3着 ソウルラッシュ(浜中俊騎手)
「調教から乗せてもらい、返し馬も良かったですし、ゲートまでトラブルなくいけた。逃げ馬がいないのでペースが遅くなると予測していたが、初速の部分の器用さが今ひとつという点で勝ち馬との差が出た。最後よく追い上げたけど残念です」

4着 ブレイディヴェーグ(戸崎圭太騎手)
「大外枠どう乗るか考えていた。今日はスタートした後にスピードに乗るまでが早かった。4コーナー手応えがあって直線も伸びていたけど、周りの方がよく伸びていた。道中もリズム良かったのでこれから成長すると思います」

5着 ウインマーベル(松山弘平騎手)
「スタートは1番早く出た。展開も良い方向に向いていた。サウジ帰りで苦しい中よく頑張りました」

6着 シャンパンカラー(内田博幸騎手)
「ゲートがダメで反応がなかった。最後伸びたけど、あんなに遅れたらダメですね」

7着 エコロヴァルツ(Mデムーロ騎手)
「不利があり、ポジションが下がってしまった。ごちゃつくのも好きではなく、馬場の悪いところを通ることになったのも、もったいなかったです」

  • ジャンタルマンタル
  • (牡4、栗東・高野厩舎)
  • 父:Palace Malice
  • 母:インディアマントゥアナ
  • 母父:Wilburn
  • 通算成績:8戦5勝
  • 重賞勝利:
  • 25年安田記念(G1)
  • 24年NHKマイル(G1)
  • 23年朝日杯FS(G1)
  • 23年デイリー2S(G2)

ジャンタルマンタル
ジャンタルマンタル
ジャンタルマンタル

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