重賞3勝のレッドスパーダが引退 種牡馬入り予定

マイル戦線を中心に活躍し、重賞3勝を挙げたレッドスパーダ(牡8、美浦・藤沢和厩舎)が、9月24日(水)付で競走馬登録を抹消したことが発表された。

2008年秋にデビュー。翌年にはスプリングSで2着、NHKマイルCでも2着と、3歳戦で着実に成績を残し、4歳を迎えた10年1月の東京新聞杯で重賞初勝利。その後は度重なる脚部不安により何度も長期休養を挟んだものの、昨年8月の関屋記念で重賞2勝目。今年も京王杯SCを制するなど、8歳にして能力健在を示していた。

6月の安田記念(17着)後は休養へ。トレセン帰厩後は秋競馬に向けて調整されていたが、今月上旬に右前脚の屈腱炎を発症。復帰までに1年以上を要するという診断結果や、年齢を考慮され引退の運びとなった。今後は北海道日高郡のアロースタッドにて種牡馬となる予定。ウインクリューガー、メイショウボーラーに次ぐ、タイキシャトルの後継種牡馬として期待がかかる。

馬主は株式会社 東京ホースレーシング、生産者は日高の下河辺牧場。馬名の意味由来は「赤+剣(伊)」。通算獲得賞金は3億3978万3000円(付加賞含む)。

レッドスパーダ
(牡8、美浦・藤沢和厩舎)
父:タイキシャトル
母:バービキャット
母父:Storm Cat
通算成績:27戦7勝
重賞勝利:
14年京王杯スプリングC(G2)
13年関屋記念(G3)
10年東京新聞杯(G3)

レッドスパーダ

重賞初制覇となった2010年の東京新聞杯より


レッドスパーダ