【スワンS】アフォード「体調はホントに良い」

29日、スワンS(G2)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。アフォード(牡6、栗東・北出厩舎)は助手が跨がって坂路で単走追い。前半抑え気味に行った分、全体の時計は地味ながら、ラストまで軽快なフットワークで4F53.5-38.2-24.3-12.3秒をマークした。

G1初挑戦となった前走のスプリンターズSは15番人気で勝ったスノードラゴンから0秒2差の6着に健闘。休み前の春雷S、京王杯SCではメンバー最速の上がりを叩き出すなど、6歳になって一段と充実してきた印象だ。

北出成人調教師も「前走は仕掛けがワンテンポ遅れた分かな。力をつけているのは確認できたから」とG1初挑戦で見せた走りに合格点のジャッジ。「中間も順調だし、今週も良い動きができた」と状態面にも自信を見せる。

「寒い時季が良い馬だし、体調はホントに良いね」と師はデキの良さを強調するが、10月から12月は過去(3-1-1-1)と滅法得意で、まさに今が旬。あとは4戦いずれも着外に敗れている京都コースとの相性だが、そこは「京都を使ったのは力を付ける前。今とは状態も違うし、京都も問題ないでしょう」と不安を一蹴する。

まだ重賞実績は乏しいものの、6歳秋にしてひと皮剥けつつある。木枯らしを追い風に熱い一発が見られるかもしれない。