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日韓交流戦は日本勢!サトノデートナが貫禄V…'14インタラクションC
2014/11/12(水)
11月11日(火)、大井競馬場で日韓交流戦となる'14インタラクションカップ(準重賞)(3歳上 1着賞金1000万円 ダート1200m)が行われ、御神本訓史騎手の1番人気・サトノデートナ(牡6、船橋・川島一厩舎)が優勝。勝ちタイムは1.12.3(良)。2着は1馬身差で3番人気・ジョーメテオ(牡8、浦和・小久智厩舎)、3着は3/4馬身差でケイアイヘルメス(牡6、大井・佐宗応厩舎)が続いている。なお、8月に韓国で行われたアジアチャレンジCはシンガポール馬が制していた。
韓国から出走した3頭はヒアヒカムズ(セン4、韓国・アン・ビョンギ厩舎)が最先着となる9着、パランジュイボ(牡4、韓国・キム・スングン厩舎)が11着、ウスンイヤギ(牡4、韓国・イ・シンヨン厩舎)が13着となっている。
勝ったサトノデートナは中央時代に4勝をマーク。船橋へ転厩してからはこれが4勝目。前走の東京盃でもJRA勢を相手に0.6秒差の5着に粘っていた。
馬主は里見治氏、生産者はアメリカのBarbara Nelson & Ric。馬名の意味由来は「冠名+アメリカの都市名より」。
【ムン・セヨン騎手のコメント】
「まずレースは無難にこなせたかと思います。ただ、やはり勝てなかったことがとても残念です。スタートが上手くいかなかったことが最も残念です。スタートがうまく出来なかったことによって、もっと良い成績があげられたのに、それに繋がらなかったという点が残念です。
それからコーナリングですが、思った以上にスピードが出た形で回ったことで、若干コースを逸れてしまったということです。他の馬と接触しそうになるような場面がありまして、私も馬もちょっと焦ったところがありました。それからそのコーナーでの失敗したところに、そのコースに日本の馬が入ってしまったことで、とてもタイトなレースだなと感じました。昨年のレースで韓国の馬が勝ったので、日本側は一丸となって掛かってきたという印象がしますので、今年のレースは去年よりもかなりレベルをアップして臨まれたのではないかと思います。
去年、出走した馬は韓国においてもレーティングポイントが高い馬で、今回の馬はそれよりも若干低かったのです。コンディションは大変良かったのですが、それなりの結果に終わったと思います。もし、もう少し高いレベルの優れた馬で出走するのであれば、やはりタイムももっと上げられるたのではないかと思います。今回、技術的には日本も韓国もあまり変わらないのではないかと思うのですが、馬のレベルでかなり差がついたのではないかと思います。ですが、韓国のトップクラスの馬をもって、またレースに臨むのであれば、もっと良いレースが出来ると思うので、次に機会が与えられるのであれば、十分に、万全に準備をして臨み、こうしたレース後のインタビューもレース後の感想ではなく、優勝者としてのインタビューに出たいという思いです。
(日本のダートの印象は)私が感じた点ですけど、日本と韓国は騎手もそうですし、馬もそうですし、礼儀を守ってある程度楽にレース展開が出来る、つまりあまり危険性がないところだと思いますが、マカオのような場合は、本当にそれぞれが各国から生き残るために熾烈な戦いを繰り広げているという表現がぴったりなぐらい、体でぶつかり合うような感じのするレースが行われます。短期間に成果を上げなければならないというような熾烈さがあるので、危険なレースになりやすいところです。ですから、日本と韓国の違いは感じませんでしたが、(自身の騎乗した経験のある)マカオは本当にリスクの大きいレースだと思います。
ダートは基本的に日本と韓国は似ているとは言えるのですが、韓国はやはり深みがあって、持久力が馬に必要な、そういったダートです。そして日本の場合は砂が細かいんですけど、やはり深さがあります。そしてマカオの場合は本当に薄くて、アスファルトの上を走っているんじゃないかと思うぐらい、薄い感じがします。ですから、韓国などで乗っている時は馬の上で揺れを感じるのですが、マカオのような場合は全く揺れを感じない違いがあります」
【キム・オクソン騎手のコメント】
「結果が良くなかったので、(レースについては)あまり何も言うことはありません。とても良い施設で乗れたことは良かったです。スタートを良くしなければならなかったのですが、ちょっと馬が暴れていたので、タイミングを逃してスタートが遅れてしまいました。
馬がそもそも速い馬のようで、スタートは遅れたんですけども、自分の気質でどんどん行ってしまいました。それが後の失速に繋がっていったと思います。これからは韓国でのレースになります。韓国ではスタート時に発走台で馬を待ち構えてくれるということですので、あまり問題はないと思います。
レースが短距離でしたので、やはり折り合いをつけるためには強めに引かなければいけないのですが、馬と騎手との戦いがあるのですが、短距離ということで馬に任せたというところがありました」
【倉兼育康騎手のコメント】
「そうですね、スタートも良く切れて、調教師さんも逃げてほしいと言って、自分も逃げたほうが良いなと思っていたので、逃げられたのは良かったなと思ってます。しかし、この馬も下のクラスからの挑戦だったので、強い馬に早くから来られたので、最後は止まってしまいました」
サトノデートナ
(牡6、船橋・川島一厩舎)
父:Tapit
母:Cherished Trick
母父:Phone Trick
通算成績:32戦8勝
(うちJRA通算成績:18戦4勝)
ヒアヒカムズのムン・セヨン騎手
パランジュイボのキム・オクソン騎手
ウスンイヤギのに騎乗したのは高知の倉兼育康騎手 現在、韓国に期間限定騎乗中
※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。
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