【マイルCS】連覇狙うトーセンラー7枠13番「仕方ない」

11月23日(日)に行われるマイルCS(G1)の枠順が確定。有力馬2頭を送り込む藤原英厩舎だが、連覇を狙うトーセンラー(牡6、栗東・藤原英厩舎)は7枠13番、スワンS3着から今トレンドの初重賞初G1制覇を狙うフィエロ(牡5、栗東・藤原英厩舎)は4枠8番に入った。

まずは、昨年と同じ京都大賞典3着から史上6頭目の狙うトーセンラー。手にした枠は外めの7枠13番。荻野調教助手は「道中は内をロスなくが理想。それを考えるともう少し内が欲しかったが、決まったものは仕方ない」と本音を漏らすも、連覇に向けて抜かりない仕上げが出来たことで表情も明るく「馬の方は走りたくて、うずうずしてる。それに天気も良さそうだし、良馬場でやれそうなのがいい。あとは鞍上に任せるだけ」とデキの良さに太鼓判を押す。

厩舎の後輩で、今回は強力なライバルともなるフィエロは真ん中の4枠8番からスタート。「短い期間の中でもしっかりと攻めてきた。追い切り後の雰囲気も変わらずいいし、ここまで予定通りに調整できています。内よりの偶数枠もいいですね」とこちらもデキの良さに胸を張る。更に好枠も手に入れて荻野助手は満足げな表情を浮かべた。

先週のエリザベス女王杯は、3頭出しの角居厩舎がラキシス1着、ディアデラマドレ3着、キャトルフィーユ5着と全馬が掲示板に名を連ねた。今週のトーセンラー&フィエロのコンビもそのチャンスは十分で、もちろんワンツーフィニッシュの可能性も大いにある。今週末は藤原英厩舎から目が離せない。