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田辺裕信&フレイムヘイローが振り切る…ファンタスティックJT
2014/11/29(土)
11月29日(土)、5回東京8日目11RでファンタスティックJT(芝1400m)が行なわれ、田辺裕信騎手騎乗の10番人気・フレイムヘイロー(セ6、美浦・蛯名厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:22.6(稍重)。2着にはクビ差で2番人気・マカハ(牡5、栗東・小崎厩舎)、3着には半馬身差で1番人気・ピークトラム(牡3、栗東・橋口厩舎)が続いて入線した。
ややバラついたスタートからクインズハリジャン、フレイムヘイローが顔をのぞかせるが、最内からキョウエイバサラが先頭へ。それら3頭にエアジェルブロワ、ロマンス、ハングリージャックが続く。ゆったりした流れで道中ポツンと最後方を進んだアールデュランも4コーナーでは集団に取り付いて各馬一団で直線へ。
逃げるキョウエイバサラが内から徐々に真ん中へ進路を変え、その内からピークトラム、外をフレイムヘイローが抜け出して、さらに外からマカハも詰め寄る。3頭の叩き合いを制したのは人気薄の伏兵フレイムヘイロー。マカハ、ピークトラムの順でゴールに入り、名手が集う一戦らしく、0秒4差の中に9頭がひしめく大激戦となった。
勝ったフレイムヘイローは近親にダービー卿CT3着のダンスフォーウィンがいる血統。今回が5勝目となったが、3勝目が9番人気、4勝目が8番人気、そして今回は10番人気での人気薄勝利となった。
馬主は有限会社ターフ・スポート、生産者は浦河町の荻伏服部牧場。馬名の意味由来は「炎の背景、威厳。父名より連想」。
騎乗した田辺騎手はワールドスーパージョッキーズシリーズ初出場。サマージョッキーズシリーズを制して出場権を獲得し、初勝利がCグループの10番人気。初G1勝利となった今年のフェブラリーSも最低人気のコパノリッキーで勝利しており、府中でその名を再びアピールして見せた。
2着マカハ、3着ピークトラムはともにAグループ。その他のAグループはハングリージャックが10着、今シリーズ初戦を制した福永祐一騎手のダローネガが8着だった。
3着 ピークトラム(A.デフリース騎手)
「非常に優秀な馬で、スタートから道中も良い走りをしていました。ただ、最後の直線で先頭に立った際、少しソラを使っていました」
4着 エアジェルブロワ(P.スマレン騎手)
「とても良い馬で、頑張って走ってくれました。ただ今日は馬場が合いませんでした」
5着 キョウエイバサラ(R.ヒューズ騎手)
「とても良く走ってくれました。軟らかい馬場が合っているようで、直線の短いコースの方がより良いでしょう」
6着 プリンセスジャック(C.スミヨン騎手)
「出遅れが影響してしまいました」
7着 プランスデトワール(J.マクドナルド騎手)
「スタートは遅かったですが、その後すぐにスピードを出してくれました。道中はスムーズで最後の直線は内側にコースを取り、良く伸びてくれました」
10着 ハングリージャック(Z.パートン騎手)
「この馬には馬場が重すぎたようです。良い位置には付けられたのですが、最後は手応えがなくなってしまいました」
12着 オビーディエント(L.コントレラス騎手)
「スタートはうまくいき、前半は調教師の指示通り控えるかたちをとることが出来ました。馬はよく走っていて、チャンスもあると思いましたが、直線で前が塞がってしまいました」
ファンタスティックJTの結果・払戻金はコチラ⇒
フレイムヘイロー
(セ6、美浦・蛯名厩舎)
父:キングヘイロー
母:キュートネス2
母父:Forty Niner
通算成績:23戦5勝
※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。
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