【中山大障害】ディープ産駒レッドキングダム戴冠!アポロ連覇阻む

12月20日(土)、4回中山5日目11Rで第137回中山大障害(J・G1)(障4100m)が行なわれ、北沢伸也騎手騎乗の4番人気・レッドキングダム(牡5、栗東・松永幹厩舎)が優勝。勝ちタイムは4:41.0(良)。

2着には3馬身差で1番人気・アポロマーベリック(牡5、美浦・堀井厩舎)、3着には5馬身差で3番人気・サンレイデューク(牡6、栗東・高橋忠厩舎)が続いて入線した。

序盤はドリームセーリングが後続をやや離してレースを引っ張り、アポロマーベリックは2番手を追走。大竹柵障害を越えた辺りでメイショウヨウドウが進出を開始し前を窺うと、後続まであまり差のない態勢で大生垣障害を通過した。
勝負処に差し掛かり、最終3コーナー手前でアポロマーベリックが先頭に。徐々に後続との差を離して直線を迎えたものの、道中は中団に位置していたレッドキングダムが一気に猛追。勢いの差は歴然で、最後は並ぶ間もなく交わし去った。なお、クリノテンペスタが落馬競走中止し、今年は13頭中12頭完走となった。

勝ったレッドキングダムは大障害コース初挑戦で見事な勝利。平地時代は未勝利戦を勝ち上がれず、地方転厩も経験したが、今年春に障害へ転向したのが転機に。障害4戦目で初勝利を挙げると、次走のオープン戦も連勝。前走のイルミネーションJSで3勝目を手にした勢いそのままに、ビッグタイトルを掴んだ。また、これがディープインパクト産駒初のJ・G1制覇となった。

今年の障害騎手リーディングでトップを走る北沢伸也騎手はデビュー25年目で嬉しいJ・G1初制覇。ジャンプ界の名ベテランにまた一つ新たな勲章が加わった。馬主は株式会社東京ホースレーシング、生産者は千歳市の社台ファーム。馬名の意味由来は「冠名+王国。世代の統治を期待して」。

アポロマーベリックは道中好位追走から、早め先頭で後続を突き離す作戦に出たものの、最後は勝ち馬の強襲に遭い2着。昨年に続く連覇、ならびにJ・G1三連覇はならなかった。

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レッドキングダム
(牡5、栗東・松永幹厩舎)
父:ディープインパクト
母:プラウドビューティー
母父:Danehill
通算成績:25戦4勝
(うち障害通算:8戦4勝)
重賞勝利:
14年中山大障害(J・G1)

レッドキングダム

レッドキングダム

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