競馬学校卒業生の4名も騎手試験に見事合格!

5日、JRAより2015年(平成27年)度の新規騎手免許試験合格者および調教師・騎手の更新免許試験合格者が発表され、競馬学校騎手課程31期生にも合格の知らせが届いた。

競馬学校からの合格は4名で、加藤祥太騎手(17歳)は栗東の庄野靖志厩舎、鮫島克駿騎手(18歳)は栗東の浅見秀一厩舎、野中悠太郎騎手(18歳)は美浦の根本康広厩舎、三津谷隼人騎手(18歳)は栗東の目野哲也厩舎所属となっている。各合格者の喜びの声は以下のとおり。

【加藤祥太(かとう しょうた)騎手のコメント】
「先生方に凄く厳しく指導していただいたことが最初の方は辛く感じましたが、今となっては凄く大事なことだったのだと思っています。

目標とする騎手は武豊騎手です。人間性でも技術面でも、周りの方々から認めてもらい、その中で結果を出していける騎手になりたいと思っています。技術面でも人としても自分を磨いていきたいです。まずは今年、新人賞を獲ります。

勝ちたいレースは凱旋門賞です。世界一を決めるレースだと思いますし、その世界一になる馬に跨ってみたいです。家族には、まだ免許試験を合格してから連絡を取っていません。

ルメール騎手とデムーロ騎手は外国人騎手の中でもトップレベルの騎手で、日本でも凄く活躍されてますが、これから一緒にデビューしていく中で、高い技術を自分の身に出来るように、しっかりと勉強して、見習いながら戦っていきたいと思います」

【鮫島克駿騎手(さめしま かつま)のコメント】
「幼い頃から父親が騎手で、小学生の時に兄も騎手になり、強い憧れを抱いていまして、僕も騎手になりました。競馬学校では素晴らしい先生方や同期と過ごす毎日が全て、思い出でしたが、その中でも一番印象に残っているのはクリスマス会で漫才やダンスをしたことが楽しかったです。

目標とする騎手は福永祐一騎手と四位洋文騎手です。謙虚な気持ちを忘れずに馬の能力を最大限発揮できるように頑張りたいです。新人らしくがむしゃらに頑張り、周りの方への感謝を忘れずに、謙虚な気持ちでいたいです。今年はたくさんの勝ち星を挙げられるように頑張ります。

勝ちたいレースはジャパンCです。世界中から強い馬が日本に集まってきて、日本のファンの方々はそのレースを見て、感動すると思うので、僕も感動させられように乗れたら良いなと思っています。父からは合格の報告をした時には『おめでとう。これからがスタートなので頑張れ』と言われました。

ルメール騎手とデムーロ騎手は小さい頃からの憧れの存在で、騎手として一緒に騎乗することは僕にとって、凄く貴重な経験になりますし、一緒にレースに乗った時には、見て聞いて学べることは学んで、自分の技術に生かしていきたいと思います」

【野中悠太郎(のなか ゆうたろう)騎手のコメント】
「家の近くに小倉競馬場があって、小学生の頃父に連れていってもらいました。そのとき、ダンスアジョイに乗って小倉記念を勝った角田調教師のジョッキー時代の姿を見て格好良いと思い、騎手を目指しました。

目標とする騎手は、戸崎圭太騎手です。ジョッキーの前に一人の大人として尊敬されるようになりたいですし、ジョッキーとしても技術を持って良い成績を残したいです。目標は新人賞です。少しでも多くの方の馬券に貢献できるように頑張りたいです」

【三津谷隼人騎手(みつや はやと)騎手のコメント】
「父が厩務員をしていて、幼い頃から競馬を見る機会が多く、競馬を見ているうちに父がかっこよく見えて、僕も(競馬の道を)目指すようになりました。競馬学校にいた3年間の全てが思い出ですが、その中でも、最後の模擬レースで総合優勝できたことが一番の思い出です。

幸英明騎手、国分優作騎手のようなダイナミックな騎乗を出来るように頑張りたいと思います。また、誰からも信頼され、愛されるような騎手になれるよう頑張ります。先生のご指導のもと、日々努力を忘れずに常に向上心を持って、新人賞を狙って頑張りたいと思います。

勝ちたいレースは日本ダービーです。誰もが勝ちたいレースだと思うので、僕もそのレースで勝てるように頑張りたいと思います。

ルメール騎手とデムーロ騎手は二人とも日本でよく乗られている騎手で、尊敬することの出来る騎手です。今後、身近なところで一緒に乗れるということは技術の面でも近くで見れる分、勉強できることが多いと思うので、自分のものにしたいですし、一緒に騎乗するときには勝てるようにしたいです」

新人騎手

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