【スプリングS】スルタン骨折明けでも「勝つつもりで仕上げ」

18日、日曜中山11レース・スプリングS(G2)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、新潟2歳S1着のミュゼスルタン(牡3、美浦・大江原厩舎)は、柴田善臣騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F68.2-53.7-39.3-13.1秒をマークした。

【大江原哲調教師のコメント】
「前走は上手く馬群を捌いて強い競馬をしてくれました。レース翌日に帰厩してから脚を触ったところ熱感があったので、レントゲンを撮りました。そこで骨折が判明したのですぐに手術をしました。折れた箇所もギザギザになっていませんし、以前と変わらず良い状態に戻っています。手術を終えて帰厩後、最初は北馬場のダートでゆっくり乗り始めてそれから坂路にも入れていきました。

中間は柴田善臣騎手が付きっ切りで調整してくれていますし、本人が『任せてくれ』と言っているのでほとんど任せてきています。1週前追い切りはゴール前で少しモサモサしていましたし、手応えがもうひとつという感じに見えましたが、今日はキリッとしていましたし、ジョッキーもこの馬を初めて褒めていました。私から見ても体を大きく使っているように見えましたし、八分くらいは出来ていると思っています。

コース条件に関しては全て初めてになりますが、調教で使っているウッドチップは右回りで直線に坂もありますし、大丈夫だと思います。距離に関しても初めてですし、不安がないと言うとウソになりますが、小回りコースですし、こなしてくれると思っています。
レースでは落ち着いて走ってくれますし、ジョッキーの指示通りに走れるのがこの馬の良いところです。私もこの馬の復帰戦を楽しみにしていましたし、勝つつもりで仕上げてきています。本番の前ですが、ここも頑張ってもらいたいですね」

ミュゼスルタン

ミュゼスルタン

▲この中間は実に7本もの併せ馬を消化してきたミュゼスルタン