【マーチS】転厩初戦のベルゲンクライ 「流れてくれたら」

25日、日曜中山11レース・マーチS(G3)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、総武S4着のベルゲンクライ(牡5、美浦・高橋文厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F73.7-57.1-41.2-12.7秒をマークした。

【高橋文雅調教師のコメント】
「大久保先生のところから転厩してきて、先週、今週とコースで長めにやってきました。調教では本気を出さない感じがありますが、乗り込むごとに動きにやわらかみも出てきて状態はすごく良いと思います。前走はスローペースで苦しかったことが敗因でしょう。ペースが流れてくれた方が競馬をしやすいですね。終いどこまでこれるかですけど、心臓も良い馬ですし楽しみです」

ベルゲンクライ

前走、佐賀記念5着のランフォルセ(牡9、美浦・萩原厩舎)は、丸山元気騎手を背に坂路コースで追われ、4F54.5-40.4-26.5-13.2秒をマークした。

【萩原清調教師のコメント】
「坂路中心に乗り込んで追い切りの動きも良いですよ。往年の勢いこそありませんが、前走後も変わりなくきています。久々の中央のレースで力関係はハッキリしませんが、状態の良さを生かして頑張ってもらいたいですし、近走の不振から脱したいところです。いろいろな競馬場で走っていますし、中山も問題はありません。今回もブリンカーを着ける予定です。ハンデは重いですけど、実績を考えれば仕方がない気もします」

ランフォルセ

前走、総武S5着のイッシンドウタイ(牡6、美浦・伊藤圭厩舎)は、助手を背に北Cコースで追われ、5F68.0-52.6-39.1-13.2秒をマークした。

【伊藤圭三調教師のコメント】
「前走の敗因は、ペースが遅過ぎたことに尽きると思います。直線はよく伸びていましたが、オープンであれだけペースが遅いと前の馬も止まりませんからね。状態は変わりなく順調にきています。前走は斤量を背負っていた分負けたというわけではありませんが、1キロ軽くなること自体は良いと思います。中山は相性が良いですし、改めての気持ちです」